アロエと育毛の関係は？効果や作り方、よくある質問を徹底解説 | 【頭美人】

アロエには多くの育毛効果があるので育毛剤や育毛シャンプーにも使われているんです

アロエと言えば「苦い」「とげとげ」「多肉植物」「火傷に効く」などのイメージが強いですよね。

透明な果肉はヨーグルトなどに入っていたり、人気の食品でもあります。

食感も優しく全然苦くないのでヘルシー志向の人に愛されているのも頷けます。

アロエの薬効は有名で、火傷をしたらアロエを塗っておけば大丈夫と言われています。

その他にもアロエには多数の有益な効果があることで知られており、育毛効果まであります。

そこでこの記事では、そんなアロエの成分や効果に加えて、アロエ育毛剤を手作りで作る方法および注意点をご紹介します。

また、記事の最後にはよくある質問コーナーを設けていますので、参考にしてみてください。

アロエに含まれる成分と育毛効果

アロエの効果とは、下記のようなものがあります。

・殺菌作用や血行促進
・胃を丈夫にする
・腸の働きを助ける
・皮膚の組織を修復させる

これらは薬効の認められた種類に限りますが、中には観賞用のみの種類もあります。

おもに食用には「アロエベラ」という種類が使われ、薬用には「キダチアロエ」という種類が使われています。

また、実はここ数年、テレビでアロエの育毛効果が取り上げられ、注目が集まっています。

日本テレビ「鉄腕DASH」（2016年10月放送）では、番組の中でTOKIOのリーダー城嶋茂さんが、自生するアロエから育毛剤を手作り。

またNHK「あさイチ」（2017年2月放送）では、アロエの美肌・美白・育毛効果などが紹介されました。

アロエの育毛効果について

たとえばアロエに含まれるアロエエキスは、毛根の細胞に直接働きかけて、毛を太く・硬く成長させる効果があります。

大手薬品メーカー・小林製薬(株)の研究によると、アロエエキス配合の育毛剤を24名の男女に塗布したところ、半年後に下記の育毛効果がみられました。

・毛髪の成長速度アップ
・毛髪の本数が増加
・抜け毛の減少

35歳から58歳の被験者24名（女性14名・男性10名）に1日2回24週キダチアロエエキス配合育毛液を塗布。1cm角の面積で刈毛した部分の「髪が成長する速度」および「成長する髪の本数が増えるか（成長期毛率）」について検証しました。
（中略）
キダチアロエエキス配合育毛液を24週間塗布した結果、使用前に比べて相対値の毛髪の成長速度がアップしました。
（中略）
また、キダチアロエエキス配合育毛液が成長する髪の本数を増やすことも明らかに！塗布を続けた12週間後、本数が増加。成長速度が早くなることで毛髪の長さが伸長し、成長期毛率がアップすることで抜け毛が少なくなりボリュームアップすると考えられます。

引用元：小林製薬(株)アロエラボ「ふさふさカミ」https://www.aloelabo.jp/ikumou/

またアロエに含まれるアロインは、抜け毛予防に効果的な成分です。

抜け毛の原因は、髪の成長を阻害する5α-リダクターゼという悪玉酵素。

アロインには、抜け毛の原因となる5α-リダクターゼを抑制するはたらきがあります。

その上、アロエは健康効果の高いポリフェノールも含んでいますので頭皮にも髪にも良い影響を与えてくれるのです。

また、頭皮や髪に特に効果的なのがアロエの保湿効果、血行促進効果です。刺激も少ないので頭皮の血行が良くなれば育毛に期待できますし、保湿効果で髪のツヤが生まれます。

このようにアロエには多くの育毛効果があるので、アロエは育毛剤や育毛シャンプーにも使われています。
これらのアロエ効果を積極的に取り入れてみるのも良いですね。

アロエに発毛効果はない

ここまで、アロエの育毛効果について解説してきました。

しかしながら、アロエには発毛効果はありません。

発毛効果と育毛効果は全く異なるもので、まず発毛効果とは、新たな髪を生やす効果のことを言います。

一方で育毛効果とは、これまで説明してきた通り、髪の毛を成長させたり頭皮の健康状態や血行を改善させたりする効果のことを言います。

つまり、アロエを活用しても新たに髪の毛は生えてきませんが、髪の毛を成長しやすくさせる、あるいは抜け毛を減らして薄毛を予防することはできるということです。

発毛効果と育毛効果を混同させてしまう人は多いので、以上の点には注意しましょう。

アロエ育毛剤を手作りで作る方法

自宅にアロエがあったら、アロエで直接頭皮のマッサージができます。

アロエには様々な薬効成分が含まれるので、直接皮膚に浸透させるのが効果的です。

アロエを使った育毛剤は、自宅で簡単に手作りできます。

アルコールを使ったアロエ酒と、肌に優しいアルコールフリーの2種類をご紹介します。

アロエ酒の作り方と使い方

アロエ酒の作り方は3ステップ。

1.キダチアロエ（約500g、葉6～7本）を1～3cmほどの長さに切り、2～3日陰干しする。

1.乾燥させたアロエとアルコール（※）を瓶に入れる。
（※）焼酎の場合、約1升
（※）ホワイトリカーの場合、約1,800cc

3.常温（直射日光は避ける）で約2週間～1ヶ月置き、黄金色になればアロエを取り除き完成。

使い方は、朝晩 1日2回頭皮につけます。

スプレー容器などに入れて、頭皮にスプレーすると便利です。

また、シャンプーに混ぜて使っても効果的です。

消費期限は、完成後約3ヶ月。

もしアルコール成分で頭皮が炎症を起こした場合は、ただちに使用を中止しましょう。

アルコールフリーのアロエ育毛剤の作り方と使い方

肌の弱い人などは、アルコールが頭皮への刺激となり、頭皮環境を悪化させてしまう場合があります。

アルコールを使わず、直接皮膚に浸透させるアロエ育毛材の作り方をご紹介します。

1.アロエの果肉を細かく切るかフードプロセッサーで細かくしておく。
2.その細かい果肉を鍋で30分くらい煮込む。
3.残っている果肉を取り除き完成。

使い方は、

1.まずは普通にシャンプーで頭皮の汚れを十分に落とす。
2.アロエの果肉部分を頭皮につけてマッサージする。肌が弱く心配だという人は少しの量から試して様子をみる。
3.その後コンディショナーで整え洗い流す。

アルコールで作るアロエ酒と違ってアルコールの刺激はありませんので安心して使えます。
消費期限は約1～2週間です。

手作りアロエ育毛剤の注意点

手作りアロエ育毛剤は、あくまでも民間医療の域ですので、効果は個人差があります。

また、アロエはこれまで説明してきた通り頭皮の環境を整え、育毛にも効果がありますが、刺激が強いため人によってはアレルギーが出ることもあります。

特に頭皮に直接塗る場合は、事前に手などに少し塗ってから、かぶれたりしないかどうかをパッチテストして安全を確認するようにしましょう。

アロエにも種類があり、どれでもよいというわけではないので、種類の確認も重要です。

一般的にはアロエベラが効果的だと言われています。

副作用を起こしやすいのが、キダチアロエやケープアロエだと言われていますので、購入の際はよく確認しましょう。

また、手作りアロエ育毛剤を作る際の容器や保存容器は熱湯で十分に消毒して下さい。

消毒が不十分で雑菌が繁殖したものを使うと、頭皮を痛めることもあります。

以上のように、手作りアロエ育毛剤を作る際は注意点がいくつかあります。

手作りが難しい、面倒くさい、心配だという人はアロエの成分が使われた育毛剤、育毛シャンプーなども多数ありますので、そちらを使うのがおすすめです。

アロエを使った育毛の、よくある質問

では最後に、アロエを使って育毛（ヘアケア）する際のよくある質問を紹介し、回答していきます。

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