育毛剤とステロイド剤の違いは？ | 【頭美人】

育毛剤とステロイド剤は同じもの？同時に併用しても平気？

どちらも髪の毛に作用する効果を持つことから、混同されることも多い育毛剤とステロイド。

両者の違いと性質について理解し、正しいヘアケアを身につけましょう。

まずは、そもそも育毛剤にはどんな種類があるのかをご紹介します。

育毛剤について

そもそも育毛剤とは、ふけやかゆみを抑制し、毛根の血行を良くすることで活力を与え、育毛を促進させる効果のある物です。

ビタミンBやE、様々な生薬などの有効成分が配合されており、頭皮環境を正常化することで現在生えている髪の毛を太く丈夫に成長する長期的な手助けをしています。

頭皮に直接塗布する軟膏やクリーム状の物に加え、服用し効果を発揮させるサプリメント上の育毛剤も出回っています。

また、医薬品と医薬部外品などがあり、有効成分の濃度などの違いから育毛効果の出方にも違いがあると言われています。

育毛剤のは効果の強さ別に3種類ある

育毛剤は効果の強さ別に、医薬品、医薬部外品、化粧品の3種類があります。

医薬品と表記された育毛剤は効果が強い

厚生労働省により、治療を目的とした薬として認可された育毛剤です。

“発毛効果”を謳うことや、“発毛剤”という表記ができます。

効果や効能が高い分、副作用のリスクもあるため、医師や薬剤師に相談の上使用しましょう。

医薬部外品と表記された育毛剤は効果がやや強い

厚生労働省が認可した、育毛効果や効能のある成分を含んでいる育毛剤です。

“薬用”と記された育毛剤も医薬部外品となります。医薬品よりも人体に緩やかな効果・効能があるのが特徴です。

化粧品と表記された育毛剤は効果が緩やか

髪の美しさや健やかさを保つことが目的の育毛剤で、効果や効能を謳うことはできません。

3つの種類のうち、もっとも緩やかな効果・効能の育毛剤です。

ステロイド剤について

対してステロイド剤とは、本来体内の臓器で生成され、炎症などを防ぎ身体の免疫バランスを保つ効果を持つステロイドというホルモンを人工的に作り出した薬です。

体内で生成されるステロイドと同様に、炎症を抑え過剰な免疫反応を抑制する働きを持ちます。

一見、髪の毛とは特に関係のないようにも思えますが、実はこのステロイド、副作用として増毛効果を持つとされているのです。

この副作用による短期間での増毛効果を狙い、市販されている増毛剤や育毛剤にステロイド剤が配合がされることが多い為、「ステロイド剤＝育毛剤」という考えが広まったようです。

従って、髪の毛に作用する効果があるという点は同じではあるものの、育毛剤とステロイド剤は似て非なるものということがご理解いただけたかと思います。

もし間違えて使ってしまったらどうなるの？

ステロイド剤を育毛剤と勘違いし長期間大量に使ってしまった場合どうなるのでしょうか。

一時は増毛効果が期待できるかもしれませんが、効き目が強すぎるが故に、リバウンドが起こり逆に抜け毛を誘発してしまう危険性を併せ持っています。

反対に、ステロイド剤の誤ったイメージから副作用を恐れ、育毛剤を既定の用量よりも少なく使用していた場合、充分な効果を発揮出来ない可能性があります。

用法・用量を守った上で両者を使い分けることで、育毛剤・ステロイド共に最大の効果を発揮することが出来ます。

違いを正しく理解し、元気で丈夫な髪の毛を増やしましょう。

髪の悩みに応じた効果効能別・育毛剤の選び方

育毛剤と一言でいっても、その効果効能は様々です。

男性なのか、女性なのか、頭皮は乾燥しているのか、それともベタつきが気になるのか。

自分の体質や悩みに合った効果効能のある育毛剤を選ぶことが大切です。

ここからは髪の悩み別に、どんな成分を含んだ育毛剤が効果的なのかご紹介します。

男性の抜け毛や薄毛に効果的な育毛剤

男性の抜け毛や薄毛（AGA）は、DHT（ジヒドロテストステロン）という男性ホルモンが原因です。

そのため、男性ホルモンを抑える成分が入った医薬品の発毛剤が効果的です。

成分例：ミノキシジル、フィナステリド
男性専用に開発された育毛剤は、女性の体に合わないことがあるので使用しないでください。

男性の抜け毛や薄毛におすすめの育毛剤

ミノキシジル配合の育毛剤といえば、大正製薬のリアップが有名です。

ミノキシジルは、医学的に発毛効果が認められている成分。

ただしリアップは医薬品のため、副作用などには十分注意が必要です。

【第1類医薬品】リアップX5プラスネオ

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産後の抜け毛や薄毛に効果的な育毛剤

産後は、多くの女性が抜け毛に悩まされます。

その原因は、妊娠中に大量に放出されていた女性ホルモンが、産後一気に減少するためです。

女性ホルモンに似た働きをするイソフラボン誘導体を豊富に含み、男性ホルモンを活性化させる酵素を抑制させる効果のあるヒオウギエキスの入った育毛剤がおすすめです。

また産後は生活環境の変化や睡眠不足が続くことで、頭皮の血行が悪化することも薄毛原因のひとつ。

頭皮の血行を促進し、しっかり保湿して頭皮環境を柔らかく保つ成分が入ったものを選びましょう。

さらに産後もっとも気をつけたいのは、赤ちゃんに影響がなく、授乳中でも使える安心安全な育毛剤を選ぶこと。

・合成香料や石油系界面活性剤などの添加物不使用
・副作用が強い成分不使用

であることをチェックしましょう。

成分例：センブリエキス（血行促進）、酢酸トコフェロール（育毛効果）、ヒオウギエキス、添加物不使用

産後の抜け毛や薄毛におすすめの育毛剤

マイナチュレは女性のための育毛剤。

植物由来成分や無添加にこだわっているため、産後の女性でも安心して使えます。

マイナチュレ（医薬部外品）

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頭皮の痒みを伴う抜け毛や薄毛に効果的な育毛剤

頭皮の痒みの原因は、乾燥や炎症によるもの。

保湿成分や抗炎症成分が入った育毛剤を選びましょう。
成分例：ニンジンエキス（肌の免疫力を高める）、ヒアルロン酸（保湿）、グリチルリチン酸ジカリウム（抗炎症）

頭皮の痒みを伴う抜け毛や薄毛におすすめの育毛剤

ポリピュアは、低刺激性に徹底的にこだわった育毛剤です。

頭皮がすぐ痒くなる・ピリピリしがちな敏感肌の人でも、安心して使えます。

ポリピュアEX（医薬部外品）

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頭皮のべたつきを伴う抜け毛や薄毛に効果的な育毛剤

頭皮のベタつきの原因は、過剰に分泌された皮脂や古い角質などの垢。

日頃のシャンプーの方法や、加齢に伴う新陳代謝の乱れなどに問題があります。

保湿や皮脂バランスを整える成分、清涼感のある成分が入った育毛剤を選びましょう。

成分例：海藻エキス（保湿）、アスコルビン酸、ピリドキシンHCI（皮脂バランス）、l-メントール（清涼感）

頭皮のベタつきを伴う抜け毛や薄毛におすすめの育毛剤

総合的に評価の高い育毛剤チャップアップ。

海藻エキスを含む55種類の天然成分などでしっかり頭皮を保湿します。

またベタつき感の少ない使い心地も好評です。

チャップアップ（医薬部外品）

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頭皮の老化による抜け毛や薄毛に効果的な育毛剤

血行促進や毛母細胞の代謝を高める成分、頭皮の健康を維持する成分が入った育毛剤を選びましょう。
成分例：センブリエキス（血行促進）、ビワ葉エキス（毛母細胞活性）、トウキ、ジオウ、シャクヤク（頭皮を健やかに導く）

頭皮の老化による抜け毛や薄毛におすすめの育毛剤

フィンジアにはキャピキシルなどの有効育毛成分をはじめ、老化で固くなりやすい頭皮の血行を促進する唐辛子成分、カプサイシンが配合されています。

センブリなど、頭皮環境を健やかに保つ植物成分も豊富に含まれています。

FINJIA フィンジア

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まとめ

髪の毛は、第一印象や若々しさを左右します。

薄毛や抜け毛の原因は、性別・年齢・体質・生活環境などによって様々。

ご自身にあった育毛剤を選び、育毛効果を実感してくださいね。

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