キューティクルとトリートメントの関係 | 【頭美人】

キューティクルを作り出すにはトリートメントは必須です

キューティクルについて

髪の中心には、メデユラという髄質があり、その周りをコルテックスという皮質が取り囲んでおり、髪の毛の９０パーセントはコルテックスが占めています。

そしてその周りを包んでいるのが、キューティクルです。

肌で言えば、肌の内部を守る表皮のような役割をする層で、髪の毛の内部に、外部からの刺激が浸透しないよう、外部からの刺激を弾く性質があります。

キューティクルは、ウロコのような形状をしていて、髪の毛の表面に、何枚も重なっており、その１枚１枚の内部は、さらに８層に分かれています。

そして、何枚も重なっているキューティクルは、ＣＭＣという細胞膜複合体によって、結びつけられています。

ＣＭＣは、肌で言えば、細胞間脂質であるセラミドのような働きをしているわけです。

従って、髪の毛がダメージを受けて、ＣＭＣが減少すると、キューティクルに隙間ができ、外部からのダメージがより浸透しやすくなってしまい、髪の毛の内部、コルテックスにある髪の毛の艶や張りを保つ旗先をする細胞が減少してしまい、髪の毛がぱさぱさになったり、キレ毛、枝毛になったりしてしまいます。

トリートメントと髪について

トリートメントは、髪の毛の内部に浸透してしまったダメージを修復する為のものです。

人間の身体には、自然治癒能力というものがあり、ちょっとした怪我や病気、肌荒れなどを自動的に回復させることができますが、髪の毛と爪には、自己回復する機能がありません。

ダメージを受けてしまうと、自然に回復する頃はなく、生え変わりのサークルになるまで、そのままの状態です。

その為、髪の毛が傷んでしまった場合には、トリートメントをして、髪の毛の内部の健康を取り戻す必要があるのです。

シャンプー後のヘアケアには、リンス、コンデイショナー、トリートメントという種類がありますが、リンスとコンデイショナーは、髪の毛の表面をコーティングして、髪の毛の艶を出したり、指通りを良くしたりするものなので、髪の毛の内部の補修はできません。

トリートメントは、髪の毛の修復に必要な水分と油分を髪の毛の内部に浸透させるためのものです。

キューティクルとトリートメントの関係について

髪は日常的に、紫外線や大気の汚れ、ヘアカラー、パーマなどによって、ダメージを受けていますので、それらのダメージを髪の内部まで浸透させないことが、髪の毛の健康を守ることに繋がります。

そして、その為には、外部からの刺激を防ぐ働きをするキューティクルが正常な状態であることが必要ですので、トリートメントで適切なヘアケアをして、キューティクルのコンデイションを整えることが大切なのです。

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