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美髪をつくるために
髪質が変わるとヘアスタイルの幅が広がる?!髪質改善で気をつけたいこと
Does hair type change expand hair style? ! Things to keep in mind when improving hair quality
髪の毛は、個人によって量の多い人もいれば少なめの人もいます。
そして髪が太く硬めの、いわゆる剛毛の人もいれば一本一本が細くてハリやコシが乏しい人もいます。
このように同じ髪の毛でも髪質は個人差があります。
髪質というくらいなので良し悪しがあり、実は髪質はその人の健康状態を示すバロメーターでもあるのです。
抜け毛の本数は季節や個人差が激しい
毛は毎日抜けているものです。
1日の抜け毛の本数は平均して約100本くらいだと言われています。
意外に多くてびっくりしますよね。
こちらは平均になるので、紫外線の影響を受けやすい夏場から秋にかけては100本以上抜け、その分冬場から春先にかけては100本未満になることもあります。
カウンセリング時、お客様の抜け毛を見ていると、薄毛が進行している人ほど抜け毛が少なく、進行していない人ほど抜け毛は多いです。
また、元々の毛の総本数が多い人ほど抜け毛の本数も多く、元々の毛の総本数が少ない人ほど抜け毛も少ないです。
髪が増える時には抜け毛が増えることが多く、抜け毛が減って髪が増える方はいらっしゃいません。
1本の髪の毛の生え変わるサイクル(毛周期)
では、どうして薄毛が表面化するときに抜け毛が増えることが多いのでしょう?
それを知るためには、1本の毛の生え変わるサイクル(毛周期)を知る必要があります。
1本の毛は十分成長し退行期から休止期に入り成長しなくなると、次に生えてくる毛に押し出される形で毛は抜けていきます。
その後、次の毛は約3~4か月程度毛穴内部で熟成してから生えてきて成長していきます。
こちらを、毛の生え変わるサイクル(毛周期)といいます。
ところが・・・薄毛が表面化する前には毛が成長しなくなり、次の毛が育たず刺さっているだけの状態になります。
血流が悪く、頭皮の栄養状態が悪化していて代謝も低下しているうえに、押し出す次の毛がない状態になってしまうので、薄毛が表面化する前には抜け毛が目立たなくなっていることが多いです。
すると、刺さっているだけの毛が少しずつ増えてきて、いつも通りにシャンプーやカラーなどの外部からの刺激や心身のストレスなど、それらの刺激や環境の変化に反応して、刺さっているだけの毛は一気に抜けていきます。
(こちらは個人差があるので徐々に抜けていく人もいます)
自然に抜ける毛と抜けずに残っていた毛が合わさって抜けるので、薄毛が発症する際に抜け毛が急増することが多いのです。
(刺さっているだけの毛の量が多いと、抜け毛の急増は半年以上続くこともあります)
抜けた後に残った毛が問題
抜けた後に残った毛は、栄養状態の悪い頭皮環境で育った毛ばかりなので、細い毛や短い毛にしか育ちません。
同時にパラパラと変な抜け方をして、気が付いて髪を触ってみたら「自分の毛じゃないみたい」となるのは、抜けた後に残っている毛は頭皮の栄養状態が悪くなった髪ばかりになっているからです。
こうして薄毛が表面化していきます。ここから先は、抜け毛が減り毛の量も減っていきます。
つまり、抜け毛が問題なのではなく、「細い毛や短い毛にしか育たなくなっている頭皮と、それに影響を与えている習慣=心身」に問題があるの分かります。
薄毛が進行すればするほど生え変わる本数が減っていき、維持できる毛の本数も減っていくのです。
これが、薄毛が進行している人の方が抜け毛が少ない理由です。
これらのことから、毛の量を増やすには、あなたの本来の毛に育つように、そしてあなた本来の本数を維持できるように、ちゃんと生え変わりを繰り返すことができる頭皮と心身が必要だと言えます。
しかし、頭皮と心身を整えるには、時間が必要・・・
髪の抜けやすさを改善できる方法は、他にないのでしょうか?
髪質を変えたい!おすすめの方法
髪質が変われば、新しい自分になれるかも・・・
おすすめの髪質改善をご紹介します。
シャンプーの仕方
毎日の洗髪方法を見直すだけでも髪質改善に繋がります。
特に高価なシャンプーを使う必要はありません。
洗髪とは髪を洗うとともに、頭皮洗う行為でもあるということを意識することが大切です。
頭皮は身体の皮膚の中でも特にデリケートな部分です。
そのため、爪を立てて洗うと頭皮を傷つけてしまう要因になります。
頭皮を洗うときも洗顔と同様に優しく洗いましょう。
お湯の温度にも注意です。
温度は38度くらいまでがベストで、それ以上温度が上がると髪のキューティクルが剥がれてしまいます。
温度が低い分には特に問題はありません。
入浴後はなるべく早めに髪を乾かせば、それだけキューティクルが髪に定着します。
髪に関する栄養素とは?
髪はその人の健康状態を示すバロメーターです。
栄養をしっかり摂っていればそれだけ良質な髪が生えてきます。
では髪質を良くする栄養素はどのようなものがあるのでしょうか。
髪の主成分はケラチンという物質です。
ケラチンはアミノ酸で構成されたタンパク質の一種です。
タンパク質を多く含む食品を摂取すれば必然的にアミノ酸も摂取できます。
しかし頭皮は身体の中でも皮脂を分泌しやすい部位のため、油っぽい物を食べ過ぎるのは良くありません。
そのため、脂身の少ない肉、魚、大豆食品などがベストです。
そしてタンパク質を体内でアミノ酸に合成するのはビタミンBの仕事です。
タンパク質とビタミンBを両方とも豊富に含む、レバー、カツオ、豆腐、卵などが髪質改善に有効な食品といえます。
以上のように、正しい洗髪で身体の外側から、アミノ酸をたくさん摂取して身体の内側から、それぞれ行うことで効率良く髪質改善が行えるでしょう。
しかし、「髪質改善」には気をつけておきたいこともあるんです!
パーマで髪質改善はNG?
縮毛でお悩みの方はいらっしゃいませんか?
そこまでいっていないけど、変な「くせっ毛」があるという人は多いでしょう。
そういう方は、ストレートパーマで改善という流れをとると思います。
でも、パーマというと「髪に悪い」というイメージが付きまといますよね。
そのパーマの中で最近、「髪質改善パーマ」をうたっている美容院があるのに気が付きませんか。
髪質が改善するんだから、もともと持っている地毛の性質を変えてくれるんじゃないかと思っているアナタ。
一度立ち止まって考えてみましょう。
縮毛矯正とストレートパーマ
生まれつき髪に癖を持っている人はたくさんいます。
そこでどうにかしようと、「縮毛矯正」あるいは「ストレートパーマ」を美容院で施術してもらうことになります。
実はこの二つ、普通のパーマと原理は同じです。
パーマは薬剤の力で髪の毛のタンパク質を変性・固定させることによって思い通りの形を作ります。
通常のパーマとストレートパーマは、それがカールしてるかまっすぐかの違いだけ。
一方、縮毛矯正は加熱することで強固な癖毛を直毛にします。
技術的にはコールドパーマかデジタルパーマかの違いともいえます。
髪質改善は、実は改善してない
では、髪質改善パーマはどうでしょう。
髪質改善したいという人の多くの願いは、癖毛を真っすぐにしたいということでしょう。
つまりストレートパーマや縮毛矯正をしたいけど、髪が傷むのが嫌だという方です。
実は、髪質改善パーマは、通常のストレートや縮毛矯正に使用する薬剤の効き目を抑えたり、効果が発現する速度を遅くしたりすることで、髪への負担をできるだけ小さくしようということなんです。
ただ、もちろん、それだけではありません。
パーマ液の影響でダメージを受ける髪の内部に浸透して保護したり、開いてしまったキューティクルをコーティングして閉じ、内部のタンパク質が流れ出るのを防いでくれたりする効果がある成分を含んでいます。
ですから、通常のパーマを施術してもらうよりは「髪にいい」といえなくもありません。
やりすぎは、ゼッタイダメ
しかし、パーマはパーマです。
薬剤で髪の毛を変質させるのですから、髪の毛にいいはずがありません。
よくある勘違いは、「髪質改善パーマだから、やれば地毛のもともとの性質も良くなる」というもの。
しかし、絶対にそんなことはありません。
ブリーチを伴うヘアカラーほどではありませんが、どんなパーマも確実に髪の毛や地肌を傷めます。
おしゃれはその人の個性ですが、頻繁にやるのは控えてくださいね。
適切な髪質改善で憧れの美髪を目指しましょう!

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