#! /usr/local/bin/php-cgi 海水対策|夏【頭美人】

夏

夏

紫外線、湿気、冷房などなど。夏は髪にとって過酷な季節です。
正しいケアで素敵な季節に変えましょう。

楽しいバカンスのために知っておきたい、海水とヘアダメージの関係

I want to know for an enjoyable vacation, relationship of hair damage and seawater

夏、といえば海水浴。遠くから見た海は美しいですね。思いきりバカンスを楽しみたいところですが、海水は髪にとってよいものなのでしょうか?

日本近海の海は水質として完全にきれいとはいえません。工場などが多い地域の海だと、汚染物質が流れ込んでいることも。まずはきれいな海で泳ぐことが基本ですね。

しかしきれいな海だとしても、海水は髪にとってはダメージが大きいようです。サーファーのみなさんの髪が、赤茶けてパサついているのをよく見ますが、あれはファッションではなく海水によるヘアダメージの影響を大きく受けています。

夏のバカンスを楽しむために、海水からのダメージとケア方法をしっかり知っておきましょう。

夏のバカンスを楽しむために、海水からのダメージとケア方法をしっかり知っておきましょう。

海水が髪のケラチンを溶かし、浸透圧が乾燥させる

Seawater melts the keratin of the hair. Osmotic pressure drying

髪は、ケラチンと呼ばれるタンパク質でできています。このケラチンがアルカリ性に弱いのです。CMなどで肌や髪が「弱酸性」というのはよく知られていますよね。海水は、アルカリ性。ph8.0~8.5の弱アルカリ性です。海水が髪についたままだと、やがてケラチンが溶け出します。海水浴へ行くと髪がパサパサに、というのはこういう理由があったのです。

もうひとつは塩分。海水の塩分濃度は3%、水1リットルに対して大さじ2杯程度含まれています。それは人間の生体に含まれる濃度の約3倍。つまり海水に浸かっていると浸透圧で水分がどんどん外へ出てしまい、乾燥します。

水に浸かっている時点でキューティクルは開いていますからかなり注意が必要。また海からあがっても、髪や頭皮に塩分が残っていると、それが水分を吸収して髪はパサパサに。頭皮を乾燥させるため代謝サイクルが正常に保てずフケがでて毛穴を詰まらせ、抜け毛の原因にもなってしまいます。

海水は弱アルカリ性なので、髪を構成するケラチンが溶け出してしまいます。

海水は弱アルカリ性なので、髪を構成するケラチンが溶け出してしまいます。

真水ですばやく洗い流すことが第一

Flush with fresh water quickly is firstv

海からあがったら、そのままにせず、できるだけ早くシャワーなどで海水を洗い流してください。海の家ではシャンプーできないところが多いですから、まずは水で洗い流す、という感じで。ドライヤーがない場合は、タオルドライをしておきます。

そして家に帰ってから、しっかりとヘアケアを。海で泳ぐ前に、髪をまとめてなるべく海水に濡れないようにするなど対策をしておくのも良いでしょう。

海水をしっかり洗い流してできるだけダメージを軽減させましょう。

海水をしっかり洗い流してできるだけダメージを軽減させましょう。

シャンプーは二度洗いをおすすめします

Shampoo is recommended to wash twice

水で洗い流しても、髪の表面に塩分が残っていることがあります。家ではシャンプーをよく泡立て、キューティクルをいたわるようにやさしく洗ってください。頭皮もソフトにマッサージするように洗いましょう。

できれば二度洗いをしてじゅうぶんにすすぎ、塩の結晶が髪表面に残らないように。そのうえで、トリートメントをしましょう。きちんとしたヘアケアをしていれば、楽しい夏を過ごした後、髪の美しさはキープできます。

正しいケアで美しい髪をしっかりキープ。

正しいケアで美しい髪をしっかりキープ。

記事が気に入ったら「いいね!」お願いします。

頭美人では、髪や頭についての気になる記事をご紹介!