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エクステ/ウィッグ
はじめてのウィッグお手入れ辞典|人毛/人工毛/ミックスの違いと正しい洗い方・保管・NG集
Hair care way of people who are wearing the extension
ウィッグのヘアケア方法の全体像
ウィッグは素材によって正解のケアが少しずつ違います。
まずは人毛か人工毛かミックスかを確認し、洗い方や乾かし方、使える熱やケア剤の可否を見極めましょう。
そのうえで「日常の時短ケア」と「定期ケア」を分けると、清潔さと持ちの両方がぐっと安定します。
本記事では素材別の基本、毎日一分でできるルーティン、正しい洗い方と乾かし方、静電気や絡まりの対策、保管のコツ、レースフロントの注意点までまとめてご紹介します。
ウィッグの素材別に変わるヘアケアの基本
ウィッグの扱い方は「人毛」「人工毛(耐熱含む)」「ミックス毛」で大きく変わります。
まずはご自身のウィッグのタグや取扱説明を確認しましょう。
人毛:自髪に近い扱いだが熱と摩擦に注意
人毛はアイロンやドライヤーの熱に比較的強く、スタイリングの自由度が高いです。
一方で濡れた状態の摩擦には弱いので、洗った直後はこすらずタオルでやさしく水気を取り、自然乾燥が基本です。
一般的なヘアオイルや人毛用トリートメントを少量使えますが、重ねすぎはベタつきとホコリ付着の原因になります。
カラーやパーマなど高度な処置は自己判断で行わず、専門店に相談しましょう。
人工毛:押し洗い・自然乾燥が鉄則
人工毛は繊維の形状記憶によりスタイルが保たれやすい反面、熱や揉み洗いに弱い特性があります。
洗うときはぬるま湯に専用シャンプーを溶かし、押し洗いのみでOKです。
濡れたままのブラッシングやドライヤーの高温近接は型崩れや縮れの原因になります。
乾燥はタオルで水気を取り、風通しのよい日陰で自然乾燥にしましょう。
ミックス毛:専用ケアで寿命を延ばす
人毛と人工毛のいいとこ取りですが、双方の弱点も持ち合わせます。
専用のシャンプー・トリートメントや静電気防止スプレーを用い、熱は低温域で短時間にとどめるのが安全です。
扱いに迷う場合は、人毛よりも人工毛寄りのやさしい手順を基準にすると失敗が減ります。
日常ケア60秒ルーティン
着用前は毛流れを確認し、毛先からやさしくブラッシングします。
静電気が出やすい季節は、ブラシに霧吹きで少量の水を含ませてからとかすと絡まり予防になります。
外したら襟足と内側を中心に軽くブラッシングし、インナーキャップやベース内側を固く絞ったタオルでひと拭きします。
その日の汗や皮脂はニオイとカビの原因になるため、保管前のひと手間が長持ちの分かれ目です。
洗い方・乾かし方の完全手順
手順は共通しつつ、温度と力加減を守ることがポイントです。
必要なものはウィッグスタンド、目の粗いブラシ、洗面器、ぬるま湯、専用シャンプーとトリートメント、タオルです。
一つずつ進めましょう。
1、事前ブラッシング。
毛先から中間、根元の順でゆっくりとかし、絡まりを解いておきます。
2、ぬるま湯を準備。
水温は三十〜四十度が目安です。
洗面器の水一杯に対して専用シャンプーを適量溶かします。
3、押し洗い。
ウィッグを両手で包み、上下にやさしく押して汚れを吸い出します。
揉む、こする、浸け置きは避けましょう。
4、すすぎ。
新しい水で押し流すように数回、泡が残らないまで丁寧に行います。
5、トリートメント。
ぬるま湯に専用トリートメントを溶かし、二〜三分浸してから軽くすすぎます。
6、タオルドライ。
タオルで挟んで水分を吸わせ、ねじらず叩かず、押さえるだけにします。
7、乾燥。
スタンドにかぶせ、風通しのよい日陰で自然乾燥します。
人工肌付きは内側の水分を特に念入りに除去してください。
8、仕上げ。
完全乾燥後に毛先からブラッシングし、必要に応じてケアミストや少量のオイルで整えます。
洗う頻度の目安
毎日着用するなら七〜十日に一回が基準です。
週末のみの使用なら二〜三週間に一回で十分です。
汗を多くかいた日やニオイが気になるときは、前倒しでケアしましょう。
絡まり・静電気・テカリの対策
絡まりは「乾いた状態で毛先から」「無理に引かない」が鉄則です。
静電気が気になる季節は、静電気防止スプレーや霧吹きを活用します。
衣類の襟やマフラーとの摩擦で襟足が荒れやすいので、外出前にケアミストを軽く仕込むと予防になります。
テカリが出る人工毛は、ウィッグ用のマット系スプレーやパウダーで自然な質感に調整しましょう。
保管と持ち運び:型崩れ・カビを防ぐ
長期保管前は必ずシャンプーして完全に乾かします。
湿ったまましまうとカビやニオイの原因になります。
直射日光と高温多湿を避け、クローゼットなど風通しのよい場所に保管します。
除湿剤と防虫剤をケースに同梱し、スタンドや詰め物でシルエットを保ちましょう。
持ち運びは内側に薄紙やネットを入れて摩擦を減らし、硬めのケースで潰れを防ぎます。
レースフロントや耐熱ファイバーの扱い
レースフロントは生え際が自然に見える反面、レースを引っぱったり強い粘着剤で頻繁に貼り直すと傷みやすくなります。
オフ時は専用リムーバーで優しく外し、レースの乾燥保護を習慣にしましょう。
耐熱ファイバーのスタイリングは低温域で短時間が基本です。
120〜160度を上限に、ブロッキングして素早く通す程度にとどめると安心です。
仕上げは完全冷却で形を固定します。
スカルプ(頭皮)ケアと衛生管理
長時間の装着は頭皮が蒸れやすく、かゆみや匂いのもとになります。
帰宅後は地肌を優しく洗い、しっかり乾かしてから保湿しましょう。
インナーキャップは汗取りと摩擦軽減に有効です。
内側ベースは固く絞ったタオルで拭き取り、清潔を保ちます。
サイズがきついと血行不良や頭痛の原因になるため、アジャスターで無理なくフィットさせましょう。
初心者が避けたいNG集
揉み洗い・こすり洗い・長時間の浸け置きは繊維ダメージと絡まりの原因です。
濡れたままのブラッシングや高温の近接ドライは型崩れや縮れにつながります。
人工毛に一般のヘアアイロンを高温で当てるのは厳禁です。
香水や油分の多いスタイリング剤を過剰に使うとベタつきとホコリ付着を招きます。
取説と異なる薬剤や染色は自己判断で行わず、専門店へ相談しましょう。
シーン別Q&A
Q: ドライヤーは使っていい?
人工毛は基本的に自然乾燥が安全です。
人毛や耐熱ファイバーでも、低温・遠目・短時間が前提です。
取扱表示が最優先です。
Q: 毎日使う場合は何日に一度洗う?
七〜十日に一度を基準に、汗やニオイが気になる日は前倒しでケアしましょう。
週末使用なら二〜三週間に一度でも十分です。
Q: 柔軟剤は使える?
人工毛の手触り改善に使う方法はありますが、まずはウィッグ専用のケア剤を優先し、少量で試すのが安全です。
香料強めの柔軟剤はニオイ移りに注意しましょう。
Q: カールが落ちない洗い方は?
押し洗いのみで揉まないこと、すすぎも押し流し、完全乾燥後に毛先から整えることがコツです。
乾燥中はスタンドで重力方向に形を保つと崩れにくくなります。
Q: レースフロントのレースはどう保護する?
装着時に過度に引っぱらない、粘着剤は専用品を薄く使い、オフはリムーバーで時間をかけて外すのが基本です。
保管時はレース先端を内側に折り込むと引っ掛かりを防げます。
まとめ
ウィッグを長持ちさせる鍵は「素材に合わせた優しい手順」「日常一分の積み重ね」「完全乾燥と清潔保管」の三つです。
今日からできる小さなケアで、清潔さと見た目のクオリティは確実に変わります。
迷ったときは取扱表示と専門店のガイドに立ち返り、自分の生活リズムに合う頻度で無理なく続けていきましょう。
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