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ヘアアイロンについて
硬くなった毛先の解決方法!切るべきサインと今日から直せるホームケア
Do we have no choice but cut the damaged hair by hair iron?
硬くなった毛先の解決方法は?まず原因から整理しよう
毛先が硬くなると、引っかかりやパサつきが目立ち、巻きやブローの再現性も落ちます。
解決の近道は「原因」と「戻せる範囲」を切り分けることです。
不可逆な変化は受け止めつつ、手触りは段階的に改善できます。
原因1:熱によるタンパク変性
髪の主成分ケラチンは熱で構造が変わる性質があり、過度な高温や長時間の当て過ぎで硬く感じやすくなります。
高温で一気に形をつけるより、適正温度で短時間に留める方が手触りの悪化を防げます。
原因2:濡れ髪×高温で起こる水蒸気爆発
髪が十分に乾く前にアイロンを当てると、内部の水分が急膨張しキューティクルを荒らします。
「乾かし切ってから当てる」は最重要の基本です。
原因3:皮膜・金属イオン・硬水などの蓄積
スタイリング剤や一部コンディショナーの皮膜が重なり過ぎると、表面が硬くゴワついて感じます。
さらに水道水やヘアカラー由来の金属イオンが残留すると、きしみやすくなることがあります。
原因4:薬剤ダメージと乾燥の相乗
カラーやパーマを繰り返すと、毛先ほど乾燥しやすく、熱ダメージと合わさって硬さが増します。
頻度やホームケアの見直しが必要です。
「切るしかない?」を分解:戻らない変化と、戻せる手触り
熱で変性したタンパク質や激しい欠損は元に戻りません。
その場合はメンテナンスカットで境目を整えるのが確実です。
一方で、潤い不足や表面の荒れはケアで手触りを改善できます。
水分・油分・pHのバランスを整えると、硬さの体感が和らぎます。
今日からできる解決方法ステップ
ステップ1:リセット洗浄(クレンジング&キレート)
週に1回を目安に、いつものシャンプーとは別にクレンジング系を取り入れて皮膜や残留物をオフします。
金属イオンが気になる人は、EDTAなどのキレート成分配合のケアを選ぶと手触りが軽くなります。
カラー直後は色落ちに配慮し、頻度は髪の状態に合わせて調整しましょう。
ステップ2:弱酸性に戻す+高保湿マスク
洗浄後は弱酸性のトリートメントでpHを整え、週数回は高保湿マスクで内部の水分保持をサポートします。
すすぎはぬめりが残らない程度にし、毛先はやや丁寧に手ぐしでなじませます。
ステップ3:ドライ前後のミルク&オイルの重ね方
タオルドライ後にミルク系(保水)を中間〜毛先へ、乾かし終わりに軽いオイル(保護)を薄く重ねます。
乾かす時は根元から先に、最後に毛先を熱しすぎないのがコツです。
ステップ4:熱ダメージを最小化するアイロンの当て方
温度は細毛・ダメージ毛で160〜170℃、普通毛で170〜180℃、硬毛・多毛は180℃前後から最小時間で調整します。
必ず完全ドライにし、ヒートプロテクトを薄く均一に。
毛束は薄めに取り、挟んだまま止めずに一定速度で通過、同一点の繰り返しは避けます。
巻いた直後は触りすぎず、手のひらや冷風で冷まして形を固定します。
ステップ5:最終手段―メンテナンスカットの基準
毛先の白化・硬化が強い、触るだけでザラつく、保湿を続けても改善が乏しい場合は、少しだけラインを整えるカットが有効です。
長さを大きく変えずに厚みや量感を調整するだけでも扱いやすさは上がります。
髪質別・季節別の微調整
細毛・軟毛
熱は低めで時間を短く、ミルク中心で重ねすぎないことがポイントです。
湿度の高い日は毛束をさらに薄くして、一度で決める意識を持ちましょう。
普通毛
基本温度を守りつつ、仕上げ前の冷ましで形を安定させます。
週1のリセット洗浄と高保湿マスクの両立が効きます。
硬毛・多毛
毛束を薄く広げ、根元側のプレスを丁寧に行うと全体が落ち着きやすいです。
温度はやや高めでも、通過速度を一定にし回数を増やしすぎないことが重要です。
よくある勘違いとNG
オイルの付け過ぎで逆にごわつく
不足しているのは水分なのに、油分ばかり重ねると皮膜が厚くなり硬さの体感が増します。
まずは水分系→油分系の順で薄く整えましょう。
濡れ髪に高温アイロン
乾かし切る前の高温は水蒸気爆発のリスクが上がります。
表面が冷たく感じない程度までしっかりドライにしてから当てます。
高温長時間・同一点の繰り返し
高温でも短時間で通過すればダメージは抑えられます。
迷ったら温度よりも毛束の薄さとスピードでコントロールしましょう。
FAQ
Q: 硬くなった毛先は切るしかない?
不可逆な硬化が強い部分は切るのが確実ですが、保湿と表面調整で手触りが和らぎ、切る量を最小化できる場合があります。
Q: 何℃で使えば硬くなりにくい?
細毛・ダメージ毛は160〜170℃、普通毛は170〜180℃、硬毛は180℃前後で最小時間を意識します。
冷ます工程と毛束の薄さも仕上がりに直結します。
Q: 濡れ髪に通す“ウェットアイロン”はあり?
一般的な家庭用では推奨しません。
内部の水分が急激に膨張し、キューティクルの荒れやパサつきにつながります。
Q: ごわつきがオイルで悪化するのはなぜ?
水分不足のまま油分を重ねると、動きが鈍く硬く感じます。
ミルクやミストで保水→オイルで保護の順を守りましょう。
Q: キレート(金属除去)ケアは自宅でもできる?
キレート成分配合のシャンプーやトリートメントで手軽に取り入れられます。
週1程度から始め、色持ちや手触りを見ながら頻度を調整してください。
まとめ
硬くなった毛先の解決方法は、原因を見極めて「リセット→整える→守る→正しく当てる→必要なら整える」の順で積み重ねることです。
戻せない変化は無理に覆さず、手触りを最大化しながら悪化を止めるのが現実解です。
今日からできる小さな手順を続ければ、毎日のスタイリングは確実にラクになります。
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