ドライヤーはやめた方がいい？自然乾燥とどちらが傷むのか | 【頭美人】

髪が傷む原因

そもそも髪が傷むというのはどういう状態かというと、髪の表面を覆っているキューティクルという皮のような部分が剥がれてしまう状態のことをいいます。

キューティクルがキレイに並んでいると表面にツヤが出て、髪の内部に水分を閉じ込めることができるため、潤いのある髪になります。

反対に、キューティクルが開くと表面がでこぼこになるのでツヤがなくなり、髪の内部から水分が蒸発してパサつきがひどくなります。

キューティクルが開く原因は、主に摩擦と熱、水分です。

髪を濡らしたり、ブラシでとかしたりするだけでも、キューティクルが開いて傷ついてしまいます。

ドライヤーによる髪への影響

ドライヤーを使用する上で最も注意が必要なのが熱です。

キューティクルはドライヤーの熱風を当てるだけで開いてしまいます。

どんなに高級なトリートメントで念入りにケアをしても、ドライヤーの熱にさらされることで、「乾いたら結局髪がバサバサになってしまった」といったような残念なことにもなりかねません。

もともと傷んでいる髪にドライヤーの熱風を当て続ければ、ダメージはさらにひどくなります。

ツヤやハリはますます無くなり、切れ毛や枝毛の増加につながってしまうのです。

ドライヤーはやった方がいいのか

では、「すでに髪が傷んでいるならドライヤーを使わない方が良いのでは？」と思った方も多いと思いますが、だからといってシャンプー後に自然乾燥をするのはNGです。

自然乾燥をすると髪が濡れている時間が長くなります。
髪が濡れているとキューティクルは開いたままになるため、髪の水分がどんどん蒸発しますし、摩擦によるダメージを受けやすい状態なのです。

そのため、髪が傷んでしまっている場合でも、ドライヤーを使って髪を乾かさなくてはいけません。

ただし、熱によるダメージは防ぎたいので、出来るだけドライヤーを髪から離すようにしましょう。
風が髪に直接当たらないように、手で風を受け止めるのもポイントです。

そして髪の毛に熱がこもってきたら、すかさず冷風に切り替えて冷やしましょう。

温風と冷風の切り替えをこまめに行いながら乾かし、最後は冷風で冷やして仕上げると、キューティクルがきれいに閉じてツヤが生まれやすくなりますよ。

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