- ヘッドスパ 頭美人 TOP
- >
- ヘアケア講座
- >
- 美髪の秘訣
- >
- トリートメントについて
- >
- キューティクルとトリートメントの関係をやさしく解説!守って補修する正しいケア
本ページはプロモーションが含まれています
トリートメントについて
キューティクルとトリートメントの関係をやさしく解説!守って補修する正しいケア
Cuticle and treatments of the relationship
キューティクルの基礎とダメージの起点
髪は外側からキューティクル、内側にコルテックス、その中心にメデュラという層でできています。
キューティクルはうろこ状の薄い層が何枚も重なり、髪内部を守るバリアの役目をします。
この層どうしをつないでいるのがCMCという脂質とたんぱくの通り道で、表面には18-MEAという脂質が並び、手触りやツヤに関わります。
濡れた髪のキューティクルは柔らかく、こすれや引っかかりで欠けやすくなります。
紫外線や高温のアイロン、ブラッシングの摩擦、カラーやパーマの薬剤などが重なると、めくれやはがれが進み、枝毛やゴワつきにつながります。
いったん傷んだキューティクルは自力で元どおりには戻りません。
だからこそ、日々のケアは「補修」と「保護」を積み重ねることが大切です。
トリートメントは何をしている?仕組みをやさしく
トリートメントの働きは大きく分けて表面の整えと内部の補修です。
表面ではカチオン性成分や油剤、シリコンなどがキューティクルのすき間に整列し、すべりを良くして摩擦を減らします。
これでコーミング時の引っかかりが小さくなり、さらなるダメージを防げます。
内部ではアミノ酸や加水分解ケラチンなどがダメージ部に入り込み、水分保持や弾力の回復を助けます。
一部の処方では失われがちな表面脂質の働きを補う設計も使われ、ツヤとまとまりの持続が狙えます。
ポイントは、トリートメントは「髪を生まれ変わらせる」のではなく、今ある髪を扱いやすくするために補修し、守るということです。
pHとキューティクルの“開閉”を使いこなす
髪は弱酸性の環境が扱いやすく、手触りやツヤが安定します。
アルカリに傾くと膨潤しやすく、薬剤や水が通りやすい状態になり、摩擦にも弱くなります。
ホームケアでは弱酸性寄りのトリートメントを基本にし、カラー直後やダメージが強い時期は、酸性処方や酸を少量含むアイテムでコンディションを整えると良いですよ。
「開く」「閉じる」という表現は便宜上のイメージで、実際には膨潤や収れんの度合いが変わると考えると理解しやすいです。
リンス・コンディショナー・トリートメントの違い
名称の定義はメーカーで揺れがありますが、目安を知っておくと選びやすくなります。
リンスやコンディショナーは主に表面のすべりを整え、指通りやまとまりを補助します。
近年は内部補修機能を併せ持つものも増えています。
トリートメントは内部に働きかける設計が中心で、ダメージ度合いに合わせて質感をコントロールします。
迷ったら、毎日のコンディショナーで摩擦を減らし、週数回はトリートメントで内部補修を強化する組み合わせが扱いやすいですよ。
正しい使い方:効果を最大化する手順
1.シャンプー後はしっかり水気を切ります。
水が滴る状態だと成分が薄まり、ムラづきの原因になります。
2.毛先から中間へ塗布します。
耳下を目安に、キューティクルの重なりに沿って手ぐしでやさしく伸ばします。
3.目のあらいコームで1〜2回とかして均一化します。
強く引っ張らず、引っかかりは指でほぐしてから通しましょう。
4.放置は商品目安時間に合わせます。
長く置けば良いとは限らず、過剰付着で重く感じることもあります。
5.すすぎは「ぬめりが残らない」までが基本です。
根元はしっかり、毛先は少ししっとり感を残すくらいに調整すると翌日のまとまりが上がります。
6.タオルで押すように水気をとり、アウトバスで毛先を保護してから根元から乾かします。
熱は近づけすぎず、仕上げに冷風で整えるとツヤが出ます。
髪質・ダメージ別の使い分け
細毛・軟毛には軽めの質感を選び、塗布は半量から耳下のみで様子を見ます。
重くなりやすいときは、すすぎを丁寧にしてアウトバスを少量にしましょう。
硬毛・多毛や広がりやすい髪には、油分とカチオン性成分の多いタイプが安定します。
毛先は少ししっとり感を残すとまとまりが長持ちします。
カラーやブリーチを繰り返した髪は、内部補修成分と弱酸性寄りの処方を軸に、紫外線や熱からの保護も同時に意識します。
濡れたままの放置や高温のアイロン連用は避け、まず摩擦と熱の管理から整えましょう。
よくある質問
Q: 置き時間はどれくらい?
基本は商品の目安に従います。
長すぎると重さやベタつきにつながることがあります。
塗布量とコーミングで均一化してから時間を守る方が効果的です。
Q: シリコンは髪に悪い?
量や使い方次第です。
シリコンは摩擦を減らして表面を守る味方です。
重さが出る髪は軽めのタイプや少量使用に切り替えましょう。
Q: インバスとアウトバスはどちらが先?
お風呂の中でインバスで整え、タオルドライ後にアウトバスで毛先を保護します。
順番を守ると手触りと持ちが上がります。
Q: pHが弱酸性だと何が良い?
髪が落ち着きやすく、手触りやツヤが安定します。
施術後やダメージ期のケアにも扱いやすい状態です。
Q: 濡れた髪のコーミングはしていい?
必要最小限に留め、目のあらいコームで優しく。
摩擦を起こさないよう、すべりを感じる程度のトリートメントをなじませてから通しましょう。
まとめ
キューティクルは髪のバリアで、一度傷むと自然には戻りません。
だからこそ、毎日のトリートメントで表面をなめらかにし、内部を補修し、摩擦と熱を減らすことがいちばんの近道です。
弱酸性を基本に置き時間と塗布量を整え、コーミングで均一化してから丁寧にすすぐ。
この小さな積み重ねが、明日の指通りとツヤを大きく変えます。
今日からできる範囲で、まずは「水切り」「耳下中心」「根元から乾かす」の3点だけでも実践してみましょう。
おすすめのアイテム NHE キューティクルリペアトリートメント

記事が気に入ったら「いいね!」お願いします。
頭美人では、髪や頭についての気になる記事をご紹介!
美髪の秘訣
美髪の秘訣