毛髪内部の結合の基礎知識ついて | 【頭美人】

毛髪内部の結合とは？

毛髪にウェーブや縮毛矯正をかけるときは、毛髪内部のシスチン結合を切断し再結合するのですが、毛髪にはシスチン結合以外にも結合があります。

結合の種類について

1.シスチン結合・・・ケラチンタンパク質に特有の1番強い結合で、還元剤で切断され、酸化剤で元に戻る結合のこと。

2.イオン結合・・・プラスとマイナスで引き合う結合のこと。

3.水素結合・・・洗髪や毛髪を濡らしたときなどに水によって切断され、毛髪が乾くと再結合する結合のこと。

4.ペプチド結合・・・アミノ酸同士を繋げ、タンパク質をつくる結合のこと。

それぞれの結合の特徴について

人間の体内にはプラスとマイナスの電子があり、毛髪内部にも存在します。イオン結合は、毛髪内部のプラス基とマイナス基でくっつく、弱い結合です。

洗髪などで髪を濡らしたときに切断される結合が、水素結合です。

ブローの重要性

洗髪後にドライヤーなどで完全に乾かしたときに、再結合して髪型がまとまるかどうかは、ブローにかかっています。

美容室でブローしてもらうと、立ち上がりがついたり、毛先が内巻きになったり外ハネのブローにしたりと、自由自在ですが、例えばご自宅で適当に乾かしてしまったりすると、美容室の仕上がりとは違うものになってしまうこともよくあります。

乾かし方が大切なので、美容室でブローしてもらう際に乾かし方のアドバイスを受けることをオススメします。

毛髪の構成成分とは

アミノ酸同士が結合すると、タンパク質になるという性質があり、毛髪はアミノ酸とタンパク質で構成されています。

栄養が流出するとダメージヘアに

傷んだ毛髪は、アミノ酸やタンパク質などの必要な栄養が流出してしまいます。

そのため、傷んだ毛髪はペプチド結合が弱くなり枝毛や切れ毛が発生したり、カラーの色が入りにくくなったり色落ちが早くなったり、染めていない髪でも白っぽくなってしまうこともあります。

日頃のヘアケアが大切です！

日々の生活で髪を傷めないように気をつけることで、毛髪内部の結合を守り、日頃のお手入れが楽になり、美容室の施術で理想の髪型を手に入れる事ができ、様々な髪型を楽しむことができるのです。

皆様も毛髪の基礎知識を知って、大切な髪を維持しましょう。

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