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カラーについて
自宅でできるヘアカラー完全ガイド!失敗しない選び方と染め方のコツを徹底解説
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自宅でヘアカラーをした経験がある方、きっと多いですよね。
美容院に行くたびに数千円から一万円以上かかるカラーリング代。
白髪が目立ってきたり、カラーの色が落ちてきたりするたび、時間もお金もかかってしまいます。
そんなとき「自宅で手軽にヘアカラーができたら…」と思いませんか。
でも、いざ自宅でセルフカラーに挑戦しようとすると「ムラになったらどうしよう」「思った色にならなかったら…」「髪が傷んでしまうのでは」と不安になる方も多いはずです。
実は、正しい知識と手順さえ押さえれば、自宅でもサロン並みの美しい仕上がりを実現できるんですよ。
このガイドでは、市販ヘアカラーの種類と選び方から、失敗しない染め方の手順、ムラなく綺麗に仕上げるコツ、そしてカラー後のダメージケアまで、自宅でできるヘアカラーのすべてを徹底解説します。
初心者の方でも安心して理想の髪色を手に入れられるよう、美容師の知見も交えながら詳しくお伝えしていきますね。
自宅でできるヘアカラーと美容院カラーの違いとは
まずは、自宅でのセルフカラーと美容院でのカラーリングの違いを理解しておきましょう。
それぞれにメリットとデメリットがあるため、自分の状況に合わせて選ぶことが大切です。
市販ヘアカラーの最大のメリットはコストと時間
自宅でできるヘアカラーの一番の魅力は、なんといっても金銭的な負担が少ないことです。
美容院でカラーリングすると5,000円から15,000円程度かかりますが、市販のヘアカラーなら500円から2,000円程度で手に入ります。
また、美容院への往復時間や予約待ち時間を考えると、自宅なら自分の好きなタイミングで染められるのも大きな利点ですよね。
忙しい方や小さなお子さんがいる方にとっては、自宅でのセルフカラーは非常に便利な選択肢になります。
さらに、市販品は色のバリエーションが豊富なので、気軽に色々な髪色にチャレンジできるのも魅力の一つです。
美容院カラーとの違いは薬剤の強さと仕上がり
一方で、市販のカラー剤と美容院のカラー剤には大きな違いがあることも知っておく必要があります。
市販のヘアカラーは「誰でも染められる」ように設計されているため、薬剤がやや強めに作られています。
これにより、しっかりと染まる反面、髪へのダメージも大きくなりがちなんです。
美容院では、美容師が一人ひとりの髪質やダメージ状態を見極めて、最適な薬剤の強さや塗布方法を選択します。
そのため、必要以上に髪を傷めることなく、ムラのない美しい仕上がりを実現できるわけです。
また、市販品では後頭部や襟足など見えにくい部分が染めムラになりやすく、色の仕上がりも想像と異なることがあります。
とはいえ、正しい方法で行えば自宅でも十分に美しく染められますので、次のセクションで詳しく見ていきましょう。
市販ヘアカラーの種類と特徴を理解しよう
自宅でできるヘアカラーにはいくつかの種類があり、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。
自分に合ったタイプを選ぶことが、失敗しない第一歩ですよ。
泡タイプ(ホイップタイプ)の特徴
泡タイプのヘアカラーは、シャンプーのように泡立てて髪全体に揉み込むだけで染められる手軽さが魅力です。
初心者の方や、セルフカラーに慣れていない方に最もおすすめのタイプと言えます。
ふんわりとした泡が髪全体を包み込むため、後頭部や内側など見えにくい部分も比較的簡単に塗布でき、染めムラが起きにくいのが最大のメリットです。
ただし、泡タイプは薬剤を泡立たせるために界面活性剤が多く含まれており、髪へのダメージがやや大きくなる傾向があります。
また、泡の特性上、しっかりと髪に揉み込まないと色が入りにくいため、揉み込みが不十分だと「思ったより染まらなかった」という失敗も起こりやすいです。
泡タイプを使う際は、説明書の指示通りにしっかりと混ぜて泡立て、髪全体にたっぷりと泡を載せてから、頭皮マッサージをするように丁寧に揉み込むのがコツですよ。
クリームタイプの特徴
クリームタイプは、美容院でも使用されることが多いタイプで、染まりやすさと髪への負担のバランスが良いのが特徴です。
粘度の高いクリーム状の薬剤を髪に塗布していくため、狙った部分にしっかりと薬剤を届けることができます。
特に白髪染めや根元のリタッチ、部分染めには最適で、生え際や分け目などの細かい部分も丁寧に塗ることができます。
泡タイプに比べてトリートメント成分を配合しやすいため、髪へのダメージを抑えながらしっかりと発色させることが可能です。
ただし、クリームタイプは塗りムラが出やすいというデメリットもあります。
特に後頭部や襟足など自分では見えにくい部分は、塗り残しや薬剤の量が不均一になりがちです。
クリームタイプを使う際は、髪をいくつかのブロックに分けてから塗布する「ブロッキング」が成功の鍵になります。
乳液タイプ(液状タイプ)の特徴
乳液タイプは、クリームタイプよりも柔らかく、泡タイプよりも液体に近いテクスチャーが特徴です。
髪への伸びが良く、塗布しやすいため、ミディアムからロングヘアの全体染めに向いています。
泡タイプとクリームタイプの中間的な存在で、塗りやすさと染まりやすさのバランスが取れているタイプと言えるでしょう。
ただし、液だれしやすいため、生え際や顔周りに保護クリームを塗るなどの準備が特に重要になります。
また、薬剤の量が少なめの製品もあるため、髪の量が多い方やロングヘアの方は2箱用意しておくと安心です。
スプレータイプの特徴
スプレータイプは、部分的な白髪隠しや根元のリタッチに便利なタイプです。
スプレーするだけで簡単に色がつくため、時間がないときの応急処置として非常に重宝します。
持ち運びができるので、外出先での急な白髪隠しにも使えますよね。
ただし、スプレータイプは基本的に1日しか持たず、シャンプーで洗い流すと色が落ちてしまいます。
また、のり状の成分が髪に固まってしまうことがあり、髪がゴワゴワになったり、色ムラが出やすいというデメリットもあります。
スプレータイプを使う際は、まず髪をしっかりと梳かして整え、20〜30cm程度離れた位置から均一にスプレーするのがコツです。
あまり近距離からスプレーすると一箇所に固まってしまうので注意しましょう。
自分に合った市販ヘアカラーの選び方
ヘアカラーの種類を理解したら、次は自分に最適な製品を選ぶことが大切です。
髪質、理想の色味、ダメージの程度などを考慮して選びましょう。
髪質に合わせて選ぶ
髪質によって染まりやすさが大きく異なるため、自分の髪質を理解して製品を選ぶことが失敗を防ぐポイントです。
太くて硬い髪質の方は、薬剤が浸透しにくいため、発色がしっかりしたクリームタイプや乳液タイプがおすすめです。
赤やオレンジ系の暖色カラーは発色しやすいので、染まりにくい髪質の方には特に向いています。
反対に、細くて柔らかい髪質の方は、薬剤が浸透しやすく染まりやすいため、泡タイプでも十分綺麗に染まります。
ただし、染まりやすい分ダメージも受けやすいので、ヘアケア成分が豊富に配合された製品を選ぶと良いでしょう。
カラートーンで明るさを選ぶ
ヘアカラーの明るさは「トーン」という数値で表されます。
トーンの数値が小さいほど暗く、大きいほど明るい髪色になります。
6トーン以下は黒髪に近い落ち着いた色で、就職活動中の方や学校の規則が厳しい方におすすめです。
7〜8トーンは自然なブラウンで、初めてのカラーリングや職場でも浮かない明るさとして人気があります。
9〜10トーンは明るめの茶色で、軽やかで華やかな印象を与え、カジュアルな雰囲気を楽しみたい方に向いています。
11トーン以上になるとかなり明るくなり、アッシュ系やベージュ系などの透明感のある色味を表現できますが、黒髪からいきなり染めるのは難しい場合があります。
自分の現在の髪色と理想の髪色を考慮して、適切なトーンを選びましょう。
パーソナルカラーで似合う色味を選ぶ
自分のパーソナルカラーを知っておくと、似合う髪色が選びやすくなりますよ。
イエローベース(イエベ)の方は、温かみのあるブラウン、ベージュ、オレンジ系のカラーが肌になじみやすいです。
ライトブラウン、カッパーブラウン、ハニーブラウンなどの自然な暖色系を選ぶと、肌を明るく健康的に見せてくれます。
ブルーベース(ブルべ)の方は、アッシュ、グレージュ、ローズ系などの寒色系カラーが似合いやすいです。
アッシュブラウン、ブルーブラック、モーヴピンクなどの透明感のある色味は、クールで洗練された印象を演出してくれます。
自分のパーソナルカラーがわからない場合は、手首の血管の色をチェックしてみましょう。
血管が緑っぽく見えるならイエベ、青や紫っぽく見えるならブルベの可能性が高いですよ。
ダメージケア成分配合の製品を選ぶ
ヘアカラーは髪に少なからずダメージを与えるため、できるだけヘアケア成分が配合された製品を選びましょう。
最近の市販ヘアカラーには、アルガンオイル、ツバキオイル、ホホバオイルなどの保湿成分が配合されているものが増えています。
また、ヒアルロン酸、コラーゲン、ケラチンなどの補修成分が入っている製品は、カラー後のパサつきやゴワつきを防ぐのに役立ちます。
トリートメントやヘアパックがセットになっている製品を選べば、染めた後のダメージ補修もしやすいので安心です。
特に、すでに髪が傷んでいる方やブリーチ経験がある方は、ダメージケア成分が豊富な製品を選ぶことを強くおすすめします。
失敗しない自宅ヘアカラーの準備と手順
ここからは、実際に自宅でヘアカラーをする際の準備と具体的な手順を詳しく解説していきます。
正しい準備と手順を踏むことが、美しい仕上がりへの近道ですよ。
カラーリング前の準備
まずは、スムーズにカラーリングを進めるための準備をしっかりと行いましょう。
汚れても良い服を着用し、肩にタオルをかけて衣類を保護します。
新聞紙やビニールシートを床に敷いておくと、床の汚れも防げて安心です。
生え際、耳の周り、首筋にはワセリンや保護クリームを塗って、肌への色移りを防ぎましょう。
付属の手袋をしっかりと装着し、コームやクリップ、タイマー、鏡など必要な道具をすべて手元に揃えておきます。
髪は乾いた状態で染めるのが基本です。
濡れた髪だと薬剤が薄まってしまい、染まりにくくなるので注意してくださいね。
また、カラーリングする前に髪を梳かしてもつれをといておくと、薬剤が均一に塗布しやすくなります。
カラーリング直前のシャンプーは避けましょう。
頭皮を保護する皮脂が少ない状態で染めると、頭皮トラブルの原因になります。
パーマをかける予定がある方は、パーマを1週間以上前に済ませておくことをおすすめします。
ブロッキングの方法
クリームタイプや乳液タイプを使う場合は、髪をブロック分けする「ブロッキング」が成功の鍵になります。
髪全体を上下・左右の4〜5つのブロックに分け、ヘアクリップやゴムで固定します。
具体的には、耳の後ろから上を左右2つずつに分け、耳の後ろから下の後頭部下部を1つのブロックとする5ブロック法がおすすめです。
ブロッキングすることで、染め残しや塗りムラを防ぎ、効率よく全体に薬剤を塗布できますよ。
カラー剤の塗布順序
カラー剤を塗る順番は、仕上がりを左右する非常に重要なポイントです。
基本的な原則は「染まりにくい部分から染まりやすい部分へ」です。
髪の中で最も染まりにくいのは襟足や後頭部下部、次に側頭部、そして最も染まりやすいのが顔周りやトップ(頭頂部)です。
まず、後頭部下部のブロックから塗り始めましょう。
このエリアは体温が低く薬剤の反応が遅いため、最初に塗って時間をかけることが大切です。
次に、左右の側頭部、耳の後ろの部分を塗ります。
最後に、顔周りと頭頂部を塗ります。
この部分は体温が高く薬剤の反応が早いため、最後に塗ることで全体が均一に染まるわけです。
根元から毛先に向かって、髪を小分けにしながらたっぷりと薬剤を塗布していきましょう。
薬剤の量が少ないと染まりムラの原因になるので、ケチらずにしっかりと塗ることがポイントですよ。
放置時間の管理
カラー剤を塗り終わったら、説明書に記載されている放置時間を必ず守りましょう。
一般的には20〜30分程度ですが、製品によって異なるため、必ずパッケージを確認してください。
タイマーをセットして、正確に時間を測ることが大切です。
放置時間が短すぎると色が十分に定着せず、長すぎると髪へのダメージが大きくなってしまいます。
室温も染まりやすさに影響します。
20〜25℃程度の暖かい部屋で染めると、薬剤の反応が適切に進みます。
寒い部屋だと染まりにくくなるので、冬場は暖房をつけて室温を調整しましょう。
髪が細い方は染まりやすいため放置時間を短めに、髪が太い方は染まりにくいため放置時間を長めに調整することも検討してください。
すすぎと乳化のテクニック
放置時間が終わったら、すすぎに入ります。
ここで重要なのが「乳化」というテクニックです。
いきなりシャンプーをするのではなく、まずは少量のぬるま湯を手に取り、髪全体に馴染ませながら揉み込みます。
カラー剤と水分が混ざり合って乳化することで、薬剤が髪全体に均一に行き渡り、ムラのない美しい仕上がりになります。
2〜3分かけて丁寧に乳化させたら、ぬるま湯でしっかりと薬剤を洗い流しましょう。
お湯の温度は38℃以下のぬるま湯が理想です。
熱すぎるお湯は色落ちを早めてしまうので注意してくださいね。
その後、シャンプーを2回行い、頭皮と髪に残った薬剤を完全に除去します。
最後に、付属のトリートメントやコンディショナーでしっかりとケアして完了です。
ムラなく綺麗に染めるための7つのコツ
ここからは、さらに仕上がりを美しくするための実践的なコツをご紹介します。
薬剤は多めに用意する
髪の量が多い方、セミロング以上の長さの方は、薬剤不足を避けるため2箱以上用意しましょう。
薬剤が足りないと染めムラの最大の原因になります。
「余ったら勿体ない」と思うかもしれませんが、失敗してやり直す方がコストも時間もかかってしまいますよね。
乾いた髪に塗布する
カラー剤は必ず乾いた髪に塗布してください。
濡れた髪では薬剤が薄まってしまい、発色が悪くなります。
洗髪は前日までに済ませ、当日は乾いた状態で染め始めましょう。
たっぷりと薬剤を使う
薬剤はケチらず、たっぷりと髪に塗布することが重要です。
薬剤の量が少ないと、色が均一に入らず染めムラになってしまいます。
特にクリームタイプや乳液タイプは、髪が隠れるくらいしっかりと塗りましょう。
塗布後はコーミングする
全体に薬剤を塗り終えたら、目の粗いコームで髪全体を梳かすと、薬剤がより均一に行き渡ります。
特に泡タイプの場合は、指で揉み込むだけでなくコーミングすることで、内側まで薬剤が浸透しやすくなりますよ。
保温して染まりやすくする
薬剤を塗った後、ラップやシャワーキャップで髪全体を覆うと、体温で保温され染まりやすくなります。
特に寒い季節や冷えやすい体質の方には効果的です。
根元と毛先で塗布方法を変える
リタッチ(根元染め)の場合は、根元にだけ薬剤を塗布し、毛先には塗らないようにしましょう。
毛先は既に染まっているため、何度も薬剤を塗るとダメージが蓄積してしまいます。
根元を染めた後、放置時間の最後の5分間だけ毛先に薬剤を伸ばすと、全体の色が均一になりますよ。
適切な室温で染める
前述の通り、20〜25℃程度の室温が染まりやすさの最適条件です。
寒すぎると薬剤の反応が鈍くなり、暑すぎると急激に反応してムラになることがあります。
エアコンなどで室温を調整して染めましょう。
ヘアカラー後のアフターケアで色持ちを良くする方法
せっかく綺麗に染まっても、適切なアフターケアをしないとすぐに色落ちしたり、髪がパサついたりしてしまいます。
カラー後のケアをしっかり行って、美しい髪色を長持ちさせましょう。
カラー当日はシャンプーを避ける
ヘアカラーをした当日は、できればシャンプーを避けるのが理想です。
カラー剤は染めてから24時間かけて髪の内部に定着していきます。
当日にシャンプーをすると、まだ定着していない染料が流れ出てしまい、色持ちが悪くなる可能性があります。
どうしても洗いたい場合は、ぬるま湯で軽くすすぐ程度にとどめましょう。
カラー専用シャンプーを使う
カラー後の髪は、カラー専用のシャンプーを使うことで色持ちが格段に良くなります。
アミノ酸系やノンシリコンタイプのマイルドなシャンプーは、髪に優しく必要なうるおいを保ちながら、色落ちを防いでくれます。
暖色系の髪色ならピンクシャンプー、寒色系ならシルバーシャンプーやアッシュシャンプー、黄ばみを抑えたい場合は紫シャンプーを選ぶと、色味を補正しながら洗えますよ。
洗浄力が強すぎるシャンプーは染料を流してしまうため、避けた方が良いでしょう。
トリートメントとヘアオイルで保湿する
カラー後の髪は乾燥しやすくダメージを受けやすい状態です。
洗い流すタイプのトリートメントと洗い流さないトリートメントを併用して、髪の内部と外部の両方からしっかりと保湿しましょう。
カラートリートメントを使えば、トリートメント効果に加えて色素も補給できるので、色落ちを防ぎながらケアできます。
ヘアオイルは、髪の表面をコーティングして水分の蒸発を防ぎ、ツヤと滑らかさを与えてくれます。
アルガンオイル、ココナッツオイル、椿オイルなどの天然オイルは、栄養補給とダメージ補修の両方の効果がありますよ。
タオルドライ後の濡れた髪に適量を馴染ませてからドライヤーで乾かすと、熱ダメージからも髪を守れます。
紫外線対策を忘れずに
紫外線はヘアカラーの大敵です。
長時間紫外線を浴びると、染料が分解されて色あせてしまいます。
外出する際は、UVカット効果のあるヘアスプレーやトリートメントを使ったり、帽子や日傘で髪を守りましょう。
特に夏場やレジャーの際は、紫外線対策を徹底することで色持ちが大きく変わります。
熱によるダメージを最小限にする
ドライヤーやヘアアイロンの熱も、色落ちとダメージの原因になります。
ドライヤーは髪から15〜20cm離して使い、温風と冷風を交互に使うことでダメージを軽減できます。
完全に乾く前に冷風で仕上げると、キューティクルが引き締まって色持ちも良くなりますよ。
ヘアアイロンを使う場合は、必ず髪が完全に乾いた状態で、ヒートプロテクトスプレーを使用してから使いましょう。
温度設定は150〜170℃程度に抑えると、髪への負担を減らせます。
よくある失敗例と対処法
自宅でのヘアカラーには、いくつかの典型的な失敗パターンがあります。
万が一失敗してしまった場合の対処法も知っておくと安心ですよね。
色ムラができてしまった場合
色ムラは、セルフカラーで最も多い失敗です。
薬剤の塗布量が不均一だったり、放置時間がバラバラだったりすることが主な原因です。
軽度の色ムラなら、カラートリートメントを使って少しずつ色を補正していく方法があります。
重度の色ムラの場合は、無理に自分で直そうとせず、美容院で修正してもらうのが最善です。
美容師に「セルフカラーで失敗した」と正直に伝えれば、適切に対処してくれますよ。
思ったより明るくなりすぎた場合
明るくなりすぎた場合は、時間が経つにつれて色が落ち着いてくることもあります。
数日様子を見て、それでも明るすぎる場合は、1〜2週間後にワントーン暗めのカラー剤で染め直すと良いでしょう。
ただし、短期間に何度もカラーリングすると髪のダメージが大きくなるため、できれば美容院でプロに相談することをおすすめします。
思ったより暗くなりすぎた場合
暗くなりすぎた場合は、残念ながら自宅で明るくするのは非常に難しいです。
市販のヘアカラーは「明るくする力」が限られているため、一度暗く染まった髪を明るくするには、ブリーチやカラー抜きが必要になります。
これらは失敗すると髪が大きくダメージを受けるため、必ず美容院で相談してください。
暗くなりすぎた場合は、色が自然に褪色するのを待つか、美容院で適切に処理してもらうのが賢明です。
頭皮や肌に薬剤がついて染まってしまった場合
頭皮や肌についた染料は、時間が経つと自然に落ちていきます。
早く落としたい場合は、クレンジングオイルやメイク落としを染まった部分に塗り、優しくマッサージしてから洗い流すと効果的です。
専用のカラーリムーバーや、重曹を使う方法もありますが、肌が敏感な方は刺激になることもあるので注意しましょう。
自宅ヘアカラーに関するよくある質問
ここでは、自宅でヘアカラーをする際によく寄せられる質問にお答えします。
1箱でどのくらいの長さまで染められますか
市販のヘアカラー1箱で染められる範囲は、髪の長さと量によって変わります。
ショートヘアや肩にかかるくらいのボブなら1箱で十分ですが、セミロング以上の長さになると1箱では足りないことが多いです。
胸くらいの長さのロングヘアなら、ムラを防ぐためにも2箱用意するのがおすすめです。
また、髪の量が多い方や太い方も、薬剤を多めに用意しておくと安心ですよ。
市販のヘアカラーで白髪も染まりますか
市販のヘアカラーでも白髪は十分に染められます。
ただし、白髪専用のヘアカラー剤を選ぶことが重要です。
白髪染め用の製品は色素が強く配合されており、しっかりと白髪をカバーしてくれます。
白髪染めをする際は、自分の自然な髪色に近いか少し暗めの色を選ぶと、白髪が目立ちにくくなります。
また、白髪は健康な髪よりも染まりにくい傾向があるため、薬剤をたっぷりと塗り、説明書の指定時間よりも少し長めに放置すると良い結果が得られます。
セルフカラーはどのくらいの頻度でするべきですか
髪の成長速度は個人差がありますが、一般的には1ヶ月に1〜1.5cm程度伸びます。
全体染めは2〜3ヶ月に1回程度、根元のリタッチは1〜1.5ヶ月に1回程度が目安です。
あまり頻繁にカラーリングすると髪のダメージが蓄積してしまうため、できるだけ必要最小限の頻度にとどめましょう。
リタッチで根元だけを染めることで、毛先へのダメージを抑えながら美しい髪色を維持できますよ。
パーマとヘアカラーはどちらを先にすべきですか
一般的には、パーマを先にかけてから1週間以上空けてヘアカラーをするのが理想です。
パーマとカラーを同時期に行うと、髪への負担が非常に大きくなるため、必ず間隔を空けることが大切です。
パーマ後すぐにカラーをすると、パーマが取れやすくなることもあります。
逆に、カラー後すぐにパーマをかけると、色落ちが早まる可能性があります。
両方を行いたい場合は、美容院でプロに相談して、最適なタイミングと方法を提案してもらうのがおすすめです。
前髪だけ染めることはできますか
もちろん可能です。
前髪だけ、顔周りだけ、インナーカラーとして内側だけなど、部分的なカラーリングはクリームタイプが最適です。
染めたい部分にだけ薬剤を塗り、他の部分にはアルミホイルやラップで保護すると良いでしょう。
部分染めは全体染めよりも失敗が目立ちにくいので、セルフカラー初心者の方が色々な髪色にチャレンジするのにもおすすめですよ。
自分に合った自宅ヘアカラーで理想の髪色を手に入れましょう
いかがでしたでしょうか。
自宅でできるヘアカラーは、正しい知識と手順さえ身につければ、美容院に行かなくても十分に美しい仕上がりを実現できます。
カラー剤の種類や特徴を理解し、自分の髪質や理想の色味に合った製品を選ぶこと。
そして、準備をしっかりと行い、塗布順序や放置時間を守って丁寧に染めること。
さらに、カラー後のアフターケアを怠らず、色持ちを良くする工夫をすること。
これらのポイントを押さえれば、失敗を恐れずにセルフカラーを楽しめるはずです。
金銭的にも時間的にもメリットが大きい自宅でのヘアカラーは、忙しい現代人にとって非常に便利な選択肢です。
最初は不安かもしれませんが、何度か経験を重ねるうちにコツがつかめてきて、自分だけの理想の髪色を作り出せるようになりますよ。
髪色を変えると気分も変わり、新しい自分に出会えるかもしれません。
ぜひこのガイドを参考にして、自宅でのヘアカラーにチャレンジしてみてくださいね。
あなたの髪が美しく染まり、毎日が少しでも明るく楽しくなることを願っています。
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