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トリートメントについて
外国製のトリートメントは日本人に合う?髪質の違いと正しい選び方を美容の基礎から
foreign-made treatments not to suit the Japanese scalp and hair?
外国製のトリートメントが「合わない」と感じる理由
日本人の髪は平均して太く、断面が真円に近いという特徴があります。
キューティクルは重なりが密で硬めですが、めくれが起きやすく傷みが進みやすいという性質もあります。
一方で欧米人の髪は断面が扁平なことが多く、同じダメージでも現れ方が変わります。
この構造差が、仕上がりの好みや必要な補修アプローチに影響します。
さらに研究では、日本人毛はCMC側の損傷が生じやすく、欧米人毛はエンドキューティクル側が壊れやすい傾向が示されています。
つまり「効く処方」のツボが少し違う可能性があるのです。
外国製が必ず合わないわけではありませんが、想定ユーザーと環境が違えば手応えが弱く感じることはあります。
そのズレを埋める視点を持つと、選び方がぐっと楽になります。
処方思想の違いと成分の読み解き
トリートメントは主に油分で表面を整えるタイプ、タンパク質で内部を補修するタイプ、酸性処方でキューティクルを閉じながら整えるタイプなどに分けられます。
日本人はカラーやパーマの頻度が高く、キューティクルのめくれが進みやすいため、弱酸性を保ちながら油分と保湿成分で表面をなめらかにし、必要に応じてタンパク補修を入れる設計が相性よく働きやすいです。
海外処方では、香りの強さやシリコンの質感設計がダイナミックな一方、洗浄力やpHが環境に合わせて強めになることがあります。
英語ラベルでは、水分系はAquaやGlycerin、油分はDimethiconeやArgania Spinosa Kernel Oil、タンパク質はHydrolyzed KeratinやHydrolyzed Silkなどが目印です。
酸性寄りの仕上げを狙うなら、Lactic AcidやCitric Acidなどの酸が少量入っているかを確認しましょう。
香料に敏感ならFragranceやParfumの位置やアレルゲン表記にも目を通すと安心です。
水質・環境の違いで仕上がりが変わる
日本は軟水が中心ですが、欧米の多くは硬水です。
硬水ではカルシウムやマグネシウムが髪表面に残りやすく、きしみやゴワつき、泡立ちの低下を感じやすくなります。
そのため現地の処方は、洗浄力をやや強くしたり、キレのよい感触設計を採用している場合があります。
同じ製品でも水質が違うだけで体感が変わるので、海外在住や旅行中は仕上がりのブレを想定して選ぶと失敗が減ります。
シャワーヘッドの簡易軟水フィルターや週1回のクレンジングでミネラル除去を行うのも現実的な対策です。
日本人が外国製を選ぶときのチェックリスト
1.洗浄力の強さを見極めるために界面活性剤の種類と配合位置を確認します。
アミノ酸系やベタイン系はマイルド寄りです。
硫酸系は強洗浄で併用頻度を抑える判断材料になります。
2.pHは弱酸性寄りが扱いやすいです。
アルカリ性寄りはツヤの代償としてキューティクルが開きやすく、カラーの褪色を招きます。
3.タンパク補修成分の濃度と種類を確認します。
硬さが出やすい髪はプロテイン連投でゴワつくことがあります。
4.シリコンは悪ではありません。
毛先の摩擦を減らし、ツヤを補助します。
重さが出やすい細毛は軽めのシリコンや揮発性シリコーンを選ぶと動きが残ります。
5.香料とアレルゲン表記をチェックします。
肌が敏感な人は香料少なめか無香料を選ぶと安心です。
シーン別の使い分け戦略
カラー毛やブリーチ毛には、補修系のたんぱく質と保湿を併用し、週1回は酸性寄りのリンスオフで手触りを整えます。
くせやうねりが気になる髪は、油分で表面を滑らかにし、湿気の多い日はアウトバスでコーティングを追加します。
細毛や軟毛は軽さ重視で、ヘビーなオイルや高分子を重ねすぎないことがポイントです。
硬水地域では、クレンジング剤やキレート成分入りをときどき使い、ミネラル付着をリセットします。
日本製の得意領域と外国製の良さを合わせると、質感の幅が広がります。
はじめての安全な試し方
初使用は少量から始め、2〜3回の連続使用で頭皮のかゆみや赤み、フケの増加がないか観察します。
違和感が出たらすぐに中止し、水だけで優しくすすいで様子を見ましょう。
肌が敏感な人は、腕内側でのパッチテストを行い、異常があれば使用しません。
併用は「洗浄→補修→保湿→保護」の順を守ると失敗が減ります。
週の中で外国製と日本製を使い分け、場面や季節で配分を調整すると、合わないリスクを下げながらメリットを取り入れられます。
よくある質問
Q: 外国製は刺激が強いの?
製品次第です。
洗浄力やpH、香料の強さに差があり、肌質や水質との相性で強く感じることがあります。
弱酸性で香料控えめ、補修と保湿のバランスが良いものから始めると安心です。
Q: 硬水の国で使うならどう選ぶ?
泡立ちが落ちてもきしみにくい処方、週1回のクレンジング、軽めのアウトバスを組み合わせます。
簡易の軟水フィルターも体感を助けます。
Q: 英語の成分表で見るべき単語は?
Hydrolyzed KeratinやSilkなどの補修系、Dimethiconeなどのシリコン、Lactic AcidやCitric Acidなどの酸、Fragranceの位置を確認します。
Q: プロテイン系で硬くなるのはなぜ?
タンパク質が過剰に定着すると、柔らかさより硬さが目立つことがあります。
保湿と油分を挟み、頻度を下げて様子を見ましょう。
Q: 併用の順番や頻度は?
基本は日本製を軸に週2〜3回、質感を変えたい日や湿度が高い日に外国製をポイント使い。
仕上がりが重いときはアウトバスを軽めにするなど、全体のバランスで調整します。
まとめ
外国製のトリートメントが日本人に「合わない」と感じる背景には、髪の構造やダメージの出方、水質や処方思想の違いがあります。
ただしそれは絶対的な向き不向きではなく、成分と環境を理解して選べば、外国製の良さも上手に取り入れられます。
弱酸性を基本に洗浄力と補修のバランスを見極め、少量から試して使い分ける。
それだけで、あなたの髪はもっと気持ちよく応えてくれます。
気になる一本を、まずは小さく試してみましょう。
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