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パサパサ髪の原因と対策
ダメージヘアはなぜ乾きにくい?原因と今日から効く速乾ルーティン!
Damaged hair is difficult to dry? How to make beautiful hair easy to dry
ダメージヘアは本当に乾きにくいの?仕組みからやさしく解説
濡らした後になかなか乾かないと感じるなら、髪の表面や内部で水との付き合い方が変わっている可能性があります。
見た目のパサつきとは逆に、濡れているあいだは水を抱え込みやすくなっているのがダメージ毛の特徴です。
だからこそ、根本原因と正しい乾かし方を知ることが近道になります。
18-MEAが失われると髪が親水化して水を抱えやすくなる
健康な髪の表面は18-MEAという脂質でコーティングされ、ほどよく水をはじく性質を持っています。
ヘアカラーやブリーチ、熱や摩擦が重なると18-MEAが減って親水化が進み、水が素早く入り込みやすくなります。
濡れると髪は膨らみ、乾かす時に蒸発させる水の量が増えるため、結果として乾きにくく感じるのです。
内部ダメージが進むと膨潤と摩擦で乾きにくさが悪化する
ブリーチや紫外線などで内部のたんぱく質や脂質が抜けると、髪は空洞化して水の通り道が増えます。
濡れと乾きの反復で膨らむ力が大きくなり、乾かす時間が延びやすくなります。
髪同士の絡まりも増えやすく、風が通りにくいことも乾きにくさの一因になります。
乾かないを招くNG習慣をチェック
アウトバスやトリートメントのつけ過ぎは蒸発の邪魔
油分や皮膜成分が厚く残ると、表面の水が蒸発しにくくなり、ドライ時間が伸びます。
しっとり仕上げたい日はあっても、量が多いほど良いわけではありません。
毛量や長さに合わせて、手のひらで広げた時に薄くツヤが出る程度の少量から始めるのが安心です。
タオルドライ不足と根元残水が最大のブレーキ
根元は毛が密で風が通りにくく、いちばん乾きが遅い場所です。
こすらず押し当てるタオルドライで、根元→中間→毛先の順に水分を抜いておくと、ドライヤー時間が目に見えて短くなります。
バスタオルよりも吸水性の高いマイクロファイバータオルを使うと効率が上がります。
今日からできる速乾ルーティン
ステップ1:タオルで根元の水を抜く
両手で髪を少量ずつ持ち上げ、地肌にタオルを押し当てて離す動きを繰り返します。
摩擦でこすらず、面を替えながら手早く進めましょう。
ステップ2:ドライヤーは10〜15cmを保ち「根元→中間→毛先」
まずは強めの温風で根元から乾かします。
ドライヤーはおよそ10〜15cm離し、一点に熱を当て続けないよう小刻みに動かします。
全体が8割ほど乾いたら弱温風に切り替え、最後は冷風で表面を整えます。
ステップ3:アウトバスは適量で薄く、熱から守る
ミルクや軽めのオイルを少量手に広げ、耳より下の中間〜毛先に薄くなじませます。
乾かす前に熱保護タイプを使うと、風の通りが良くなり仕上がりも軽くなります。
ベタつきやすいと感じたら量を半分にして、足りなければ1プッシュずつ足しましょう。
髪質・履歴別の微調整ポイント
ブリーチ毛・ハイダメージ
吸水しやすく乾きにくいので、タオルで根元の水を徹底的に抜き、風量のあるドライヤーで短時間勝負にします。
アウトバスは軽めを少量から、冷風で表面を整えるとツヤが出やすいですよ。
カラー多用・パーマ歴あり
中間〜毛先の親水化が進みやすいので、ドライは常に根元先行で進めます。
トリートメントは放置時間を短くし、すすぎはぬめりが軽く残る程度ではなく、指通りが素直になるまで丁寧に行いましょう。
硬毛・多毛・ロング
毛量の多さ自体が乾きの遅さに直結します。
ドライ前に目の粗いコームで根元の束をほぐし、髪を数ブロックに分けて乾かすと時間短縮になります。
細毛・軟毛
重たいオイルは避け、ミルク中心で軽く仕上げます。
風は強すぎず、距離は守って一気に乾かし、最後の冷風で形を優しく固定しましょう。
Q&A よくある疑問
Q: ブリーチ後に極端に乾きにくいのはなぜ?
表面の疎水性が下がり内部も水を抱えやすくなるため、蒸発させる水の量が増えるからです。
Q: トリートメントのつけ過ぎは本当に乾きにくくなる?
はい、油分や被膜が厚いと水分の逃げ道がふさがれ、乾燥に時間がかかります。
Q: ドライヤーは何cmが目安?
およそ10〜15cmです。
近すぎると熱ダメージ、遠すぎると時間がかかるので、距離と風の動きを意識しましょう。
Q: どこから乾かすのが正解?
常に根元からです。
根元が濡れていると全体が重く、風も通りません。
Q: 冷風は必要?
仕上げの冷風は表面を整え、乾き過ぎ防止にも役立ちます。
ツヤ感も出やすくなりますよ。
まとめ
ダメージヘアが乾きにくいのは偶然ではなく、表面の親水化と内部ダメージで水を抱え込みやすくなっているからです。
「根元の水を先に抜く」「10〜15cmを保って根元から乾かす」「油分は適量で薄く」の3点を小さく積み重ねましょう。
今日からのドライ時間が短くなり、仕上がりが軽くツヤのある髪へ近づいていきます。
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