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くせ毛の原因と対策
髪が「ゆがむ」とは?原因と直し方をやさしく解説!
What does it mean to be distorted your hair?
髪が「ゆがむ」とは?
髪の「ゆがみ」とは、髪が本来のまっすぐな形から外れて、うねりやくせ、時には縮れが出ている状態を指します。
見た目はうねっていたり、広がっていたり、表面だけポコポコと波のように見えることもあります。
毎日のブローに時間がかかったり、雨の日にまとまらないなど、日常の困りごとにつながりやすいのが特徴です。
くせ・うねり・縮れの違い
「くせ」は全体に曲がりが出やすく、濡れると強まるタイプや、乾くと強まるタイプがあります。
「うねり」は大きな波打ちで、表面だけに出る場合もあれば、内側の毛にだけ出る場合もあります。
「縮れ」は細かいカールやジリつきで、部分的に混ざることもあります。
どれも広い意味での「ゆがみ」であり、原因や対処は重なる部分が多いですよ。
先天性と後天性のゆがみ
生まれつきの髪質として、うねりやカールが出やすい人がいます。
一方で、年齢変化や生活習慣、湿気やダメージなどの影響で、後からゆがみが強くなるケースも少なくありません。
子どもの頃は直毛だったのに、大人になってからうねりが気になるようになるのは、この後天的な変化が関わっていることが多いです。
なぜ髪はゆがむのか
髪がゆがむ理由はひとつではありません。
毛穴や毛包の形、髪内部のタンパク質や水分のバランス、頭皮環境、外部ダメージや湿気などが重なって起こります。
毛穴(毛包)形状と断面の関係
髪は毛包というトンネルのような器官から生えてきます。
この毛包の形がまっすぐだと髪もまっすぐ育ち、曲がっていたりゆがんでいたりすると、髪の断面が楕円に近づいてうねりが出やすくなります。
断面が真円に近いほど直毛、楕円に近いほどくせが出やすいという傾向は、髪の基礎研究でも示されています。
ただし、断面だけで全てが決まるわけではなく、毛包の向きやカーブ、髪内部の構造も関わります。
先天的なくせに加えて、年齢変化などで毛包の状態が変わると、後天的なゆがみが目立つこともあります。
ダメージと水分の偏り・湿気の影響
キューティクルが傷むと、髪は水分を抱え込みやすくなります。
濡れると部分的にふくらみ、乾くと縮む場所がバラバラになって、うねりや広がりが出やすくなります。
梅雨時や雨の日は空気中の水分が多く、髪の弱い部分だけが余分に水を吸って形が崩れます。
ブリーチや高温アイロンの繰り返しでも、内部のタンパク質の偏りや空洞化が進み、ゆがみが固定化しやすくなります。
「濡らして自然乾燥」がクセを強める人も多いので、乾かし方はとても重要です。
頭皮と生活習慣の影響
皮脂やスタイリング剤の洗い残し、花粉やほこりが蓄積すると、毛穴が詰まりやすくなります。
慢性的なこわばりや血行不良、睡眠不足やストレス、食事の乱れも、頭皮環境を不安定にしてゆがみを助長します。
また、強く髪を結ぶ習慣や、濡れたまま寝るといった日常動作も、小さなダメージの積み重ねになります。
セルフでできる改善ステップ
毎日のルーティンを少し変えるだけで、ゆがみは扱いやすくなります。
すぐに始められる順序で紹介します。
今日からの洗い方・乾かし方
シャンプー前に髪と頭皮をしっかりぬるま湯で予洗いして、汚れの大半を落としておきます。
シャンプーは指の腹で頭皮を優しく動かし、爪は立てないようにします。
毛先は泡で包むだけにして、こすりすぎを避けましょう。
コンディショナーは中間から毛先中心に。
地肌につけすぎないよう注意します。
タオルドライは押し当てるだけにして、水分をはさみ取ります。
ドライヤーは根元から先に乾かし、分け目や表面を軽く引き上げながら、風を上から下へ当ててキューティクルを整えます。
最後は冷風で表面を締めると、浮きや広がりが落ち着きます。
頭皮ケアとマッサージ
週に数回は、頭皮用の軽いクレンジングやブラシでのやさしいブラッシングを取り入れます。
入浴後は化粧水系の頭皮用ローションで保湿し、硬さや乾燥をためないようにします。
こめかみから頭頂に円を描くようなマッサージで、血行を促しましょう。
強い力でこする必要はなく、心地よい圧で十分です。
スタイリング(ブロー/アイロン)
ブローは根元の向きを整えるのが第一です。
丸いブラシで引き出しながら、根元に風を当て、毛先は引っ張りすぎないようにします。
アイロンは低〜中温の設定から始め、同じ場所に何度も長く当てないようにします。
必ず耐熱のスタイリング剤を使い、週の使用回数を決めてオーバーケアを防ぎます。
朝だけうねる人は、寝る前の完全ドライと、前髪や表面の根元リセットだけでも大きく変わります。
湿気・季節対策
外出前は、表面だけ軽いオイルやミルクで薄い膜を作り、局所的な吸水を抑えます。
雨の日は、トップがぺたんとしやすい人はミストで根元をふわっと起こしてから、表面を薄く保湿する二段構えが有効です。
梅雨どきは、週に一度の集中トリートメントで、ダメージ部の吸水差を埋める意識を持ちましょう。
サロンで相談したい選択肢
サロン施術は、ホームケアでコントロールが難しい強いゆがみや、部分的なジリつきが気になる人に向きます。
ただし、いずれも髪に負担がゼロではありません。
メリットとリスクを理解して選びましょう。
縮毛矯正・酸性ストレートの違いと注意
縮毛矯正は薬剤と高温アイロンで形を固定するため、仕上がりの持続が高い一方、熱・薬剤ダメージの管理が重要です。
酸性ストレートはアルカリ膨潤を抑えて繊細に整える設計が多く、相性が合う髪ではダメージを感じにくいこともあります。
いずれも履歴やダメージレベルの見極めが必須なので、初回は必ずカウンセリング時間を十分に取りましょう。
ブリーチ履歴がある場合は、無理に一度で真っすぐを狙わず、段階的な設計がおすすめです。
髪質改善系メニューの理解
トリートメント主体で表面と内部を整え、うねりの出方を扱いやすくするメニューもあります。
“まっすぐにする”というより“まとまりやすくする”方向の選択肢として考えましょう。
効果の持続や内容はお店ごとに違うため、事前に施術の目的と期待値を合わせておくと安心です。
よくある疑問(FAQ)
Q: 片側だけはねるのは毛穴のゆがみが原因ですか?
片側の寝ぐせや、乾かす時の向きの癖が重なって、片側だけがふくらんでいる場合が多いです。
根元の方向づけを先に行い、左右で同じ工程を意識すると改善しやすいですよ。
Q: 朝だけうねるのは乾かし方が悪いからですか?
寝る前の半乾きや、根元が湿ったまま寝ることが原因になりやすいです。
完全ドライと、翌朝は根元の霧吹きリセット→冷風で固定までを習慣にしましょう。
Q: 産後に急にくせが強くなったのは戻りますか?
ホルモンや生活リズムの変化で一時的にうねりが強まることがあります。
多くは時間とともに落ち着きますが、頭皮ケアと乾かし方の見直しで過ごしやすくなります。
Q: 濡らして寝るとゆがみは悪化しますか?
濡れた髪は形がつきやすく、枕との摩擦でゆがみやダメージの原因になります。
必ず乾かしてから就寝しましょう。
Q: 縮毛矯正と髪質改善はどちらが安全ですか?
目的が違います。
強いくせをまっすぐにするなら縮毛矯正、扱いやすさを高めるなら髪質改善のような選択です。
どちらも髪の状態により負担があるため、履歴を正直に伝えて担当者と設計しましょう。
Q: 湿気の強い日に広がらないコツは?
出かける前に根元のボリュームを先に作り、表面は薄く保湿膜を作ります。
外では手ぐしで触りすぎないこともポイントです。
Q: アイロンは毎日使っても大丈夫ですか?
耐熱ケアと温度管理、回数制限が守れるならダメージを抑えられます。
休ませる日を作り、ブローで根元を整える日を混ぜると安心です。
まとめ
髪の「ゆがみ」は、毛包の形や髪内部の偏り、頭皮環境や湿気、日々の扱いの小さなクセが重なって起きます。
完璧にゼロにするよりも、原因を見分けて「整える工程」を積み重ねることが近道です。
今日からの洗い方と乾かし方、頭皮ケア、季節対策をセットで続けてみましょう。
必要に応じてサロンの力も借りながら、あなたの髪が一番ごきげんに見える形を一緒に作っていきましょう。
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