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頭皮のかゆみの原因と対策
かゆい頭皮に負けない!掻かないための具体策と原因の見極め完全ガイド
Adverse effects caused by scratching the scalp
頭皮をかくと何が起きる?医学的メカニズム
かゆいとつい指が動きますが、掻く行為そのものが頭皮に小さな傷を作り、さらにかゆみを招く悪循環を生みます。
これを「かゆみ—掻く」のサイクルと言い、放置すると皮膚が厚く硬くなる変化(苔癬化)や、表面のひっかき傷が増えやすくなります。
髪の方にも影響が及び、擦れと摩擦で切れ毛が増え、局所的にボリュームダウンして見えることがあります。
持続的な抜け毛の多くは別の病気が背景にあるので、症状が続くときは原因の見極めが大切ですよ。
苔癬化と切れ毛:皮膚・髪へのダメージ
繰り返しの掻破は、皮膚のキメを強調させるように厚く硬くし、色むらやゴワつきを残しやすくします。
頭皮ではブラシが引っかかりやすくなり、髪の根元付近での摩擦が増えるため、切れ毛や一時的な薄さにつながることがあります。
この段階では、正しいケアで十分に戻せます。
早めの対処が要です。
掻き壊しは感染の入口に
皮膚表面にできた細かな傷は、常在菌や外部の細菌が入り込むきっかけになります。
黄色いかさぶたやジュクジュクが出る、触れると痛い、急に広がるといったサインは、自己判断をやめて受診しましょう。
湿疹や虫刺されでも、掻き壊しを重ねるほど感染のリスクは上がります。
Koebner現象:刺激が病変を呼ぶことも
乾癬など一部の皮膚疾患は、こすれや傷といった刺激をきっかけに新しい皮疹が出ることがあります。
痛みがなくても、反復する物理刺激は悪化の呼び水になりやすいのです。
「かかない環境づくり」が予防の第一歩ですよ。
「かかない」を実現する具体策
根性論では止められません。
小さな工夫を積み上げ、かかずに済む仕組みを作りましょう。
今すぐできる対症(冷却・分散行動)
かゆみが湧いたら、まずは冷たくしたタオルを生え際に軽く当てて鎮めます。
指先は頭皮から離し、耳たぶを軽く引っぱる、肩を回す、深呼吸するなど「別の行動」に置き換えます。
外出時は携帯ミストや保湿ローションを少量だけ生え際になじませ、乾燥の引き金を減らしましょう。
夜間対策(手袋・テープ・寝具)
就寝前にハンドクリームを塗って薄手の綿手袋をはめると、無意識の掻破が和らぎます。
指先に医療用テープを一巻きしておくのも一案です。
枕カバーは清潔な綿素材にし、週にこまめに交換しましょう。
エアコンの乾燥が強い部屋では、加湿器や就寝前の軽い保湿を取り入れてください。
洗い方・保湿・爪管理のルーティン
ぬるま湯で予洗いを長めに行い、シャンプーは手のひらで泡立ててから頭皮へ乗せます。
指の腹で小刻みに動かし、爪は立てません。
耳の後ろやえり足はすすぎ残しが多いので意識して流しましょう。
洗後はタオルで押さえて水気を取り、ドライヤーで根元から素早く乾かします。
乾いたら、かゆみが出やすい生え際や首すじにローションや軽い保湿剤を薄くなじませます。
爪は短く丸く整え、角を残さないのが鉄則です。
まず疑うべき原因と受診の目安
頭皮のかゆみの背景には、脂漏性皮膚炎、接触皮膚炎、乾癬、アトピー素因などが潜んでいることが少なくありません。
同じ場所に赤みとフケが続く、整髪料や新しいシャンプーで悪化する、家族に似た症状がある、などは手がかりになります。
次のサインがあれば早めに皮膚科へ相談しましょう。
脂漏性皮膚炎・乾癬・接触皮膚炎のシグナル
皮脂の多い部位に黄色っぽいフケと赤みが反復する。
シャンプーやカラーの後に悪化する。
厚い銀白色の鱗屑がこびりつく、肘や膝にも似た斑がある。
これらは自己流では長引きやすく、外用や生活調整を併用すると早く楽になります。
二次感染が疑われるサイン
黄色いかさぶた、ジュクジュク、急な痛み、発熱、周囲に次々伝播する。
子どもに多いですが大人でも起こります。
プールや共同生活では周囲へ広がりやすいため、入浴や運動は医師の指示が出るまで控えましょう。
FAQ
Q: かくと本当に薄毛になりますか?
強い掻破は切れ毛や一時的なボリューム低下の原因になり得ます。
ただし持続する脱毛は他の病気が関わることが多いので、長引くときは受診して原因を特定しましょう。
Q: 夜中に無意識でかいてしまいます
就寝前の保湿、綿手袋、指先テーピング、枕カバーの清潔化で「物理的に掻きにくい」環境を作りましょう。
眠りを妨げる強いかゆみは外用や内服で和らげられることがあります。
Q: 掻いた跡が黒ずみます
掻破後は色素沈着が残りやすいですが、多くは時間とともに薄くなります。
日常で掻かない工夫と保湿、必要に応じて医師の外用治療を併用しましょう。
Q: シャンプーは増やすべき?減らすべき?
皮脂やスタイリング剤が多い日は丁寧に一度洗い、すすぎを長めにしましょう。
乾燥が強い日は洗浄力の穏やかな処方に切り替え、こすらず泡で包むように洗います。
Q: どのタイミングで皮膚科に行く?
かゆみと赤みが数週間続く、厚いフケや痛みがある、ジュクジュクや黄色いかさぶたが出る、家族へ広がる。
これらは受診のサインです。
早めに相談し、原因に合わせた治療を受けましょう。
まとめ
頭皮をかくほどかゆみは増し、皮膚は厚く硬くなり、切れ毛や感染のリスクが高まります。
我慢ではなく、冷却と分散行動、夜間対策、正しい洗い方と保湿、爪管理で「かかない仕組み」を整えることが近道です。
長引く、広がる、痛むときは自己流をやめ、皮膚科で原因を見極めてケアを最短距離にしましょう。
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