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頭皮ニキビの原因と対策
頭皮ニキビにスキンケア用は使っていい?成分・剤形・使い方をやさしく解説!
Can I use skin care products for acne on my scalp acne?
頭皮ニキビに顔用スキンケアは“条件付きで可”
頭皮ニキビに顔用のスキンケア製品を使うこと自体は、条件を満たせば可能です。
ポイントは「頭皮に適した剤形」「髪や頭皮に配慮した成分」「使い方の手順」の3つです。
頭皮は髪が密集し、汗と皮脂がこもりやすく、顔よりも薬液が届きにくい環境です。
そのため、ローションタイプの外用や、頭皮に残りにくい低残留処方を優先しましょう。
迷ったら頭皮専用の外用剤やシャンプー療法を基本にして、顔用は“補助的にポイント使い”が安全です。
使ってよい製品・避けたい製品の線引き
使ってよいのは、ローションタイプで無香料・低刺激・ノンコメドジェニック設計のものです。
避けたいのは、重いクリームやオイル、高濃度アルコールでしみやすいもの、強い香料が入ったものです。
広範囲に塗るときは、髪への付着やすすぎ残しが少ない処方を優先します。
生え際だけなど小範囲なら、綿棒での点塗りが失敗しにくい方法です。
顔と頭皮の違い(髪・剤形)
顔用の外用でも、頭皮では髪に阻まれて患部に届かないことがあります。
軟膏・クリームより、液状のローションやジェルタイプが扱いやすいです。
髪をかき分けて地肌に当てる、乾く前に髪へ広がらないよう最小量で塗るなど、塗布のコツが効きます。
原因と見分け方:ニキビ?毛嚢炎?脂漏性皮膚炎?
頭皮のブツブツは、必ずしもすべて「ニキビ」とは限りません。
毛嚢炎は細菌感染で、痛みを伴う膿疱が多発しやすい特徴があります。
脂漏性皮膚炎は赤みやフケ、かゆみを伴い、マラセチアという真菌が関わります。
にきび様の丘疹でも、持続する痛みや膿、範囲拡大、フケの増加があれば自己判断をやめ、皮膚科を受診しましょう。
症状の違いとセルフチェック
押すと痛い膿疱が点在するなら毛嚢炎の可能性があります。
赤み・かゆみ・フケが目立ち輪郭広く広がるなら脂漏性皮膚炎の可能性があります。
生え際や後頭部の繰り返す小さなブツブツは、整髪料や洗い残し、ヘルメットや帽子の蒸れが誘因になることがあります。
強い痛み、しこり化、発熱、脱毛斑の出現は早めの受診サインです。
受診の目安とNG行為
数日〜1週間で引かない、悪化を繰り返す、膿が増える、赤みが広がる、かゆみとフケを伴う場合は受診しましょう。
自己判断でステロイド外用を長期連用するのは避けます。
無理につぶす、硬いブラシでこする、アルコール強めの製品を繰り返し塗る行為は悪化につながります。
成分・剤形で選ぶ:頭皮に使える“根拠ある”ケア
治療の基本は、原因に合わせた成分と、頭皮に届く剤形を選ぶことです。
顔用の外用を使うときも、まずは小範囲から慎重に試しましょう。
ニキビ向け成分(BPO・アダパレン・抗菌薬)
過酸化ベンゾイル(BPO)は角層剥離と抗菌の両面で標準治療に位置づく成分です。
頭皮に使う場合は、髪や衣類の漂白を避けるため極少量を患部だけに塗り、乾くまで髪に触れないようにします。
アダパレンは毛穴詰まりの是正に有用ですが、刺激が出やすいため生え際など小面積から始めるのが無難です。
外用抗菌薬(例:クリンダマイシン、オゼノキサシンなど)は炎症性病変に短期で用いられます。
フケ・かゆみ併発時(抗真菌・角質ケア)
フケやかゆみが強い場合は、マラセチア対策としてケトコナゾール、ピロクトンオラミン、ジンクピリチオン、硫化セレンなどを含むシャンプー療法が役立ちます。
角質肥厚が目立つときはサリチル酸や尿素などの角質ケア成分が補助になります。
症状が強い、長引く場合は医師の診断のもとで治療を進めましょう。
化粧水・保湿は「ローション型・無香料・低刺激」を基本
洗髪後の乾燥を放置すると皮脂リバウンドや刺激感が増し、ブツブツが悪化しやすくなります。
頭皮に使う化粧水は、ローションタイプで無香料・低刺激・頭皮につけてもベタつきにくいものを選びます。
スプレーやノズルで根元に届く設計だと、ムラなく少量で行き渡ります。
BPOの漂白注意・使い方のコツ
BPOは髪や衣類に付着すると色落ちし得ます。
就寝前は枕カバーを暗色に替える、塗布後は完全乾燥を待つ、髪に触れさせないなどの対策を取りましょう。
日中に使う場合は汗で流れて髪に触れやすいため、夜間のスポット塗布が安全です。
正しい手順:シャンプー療法→ポイント外用→乾燥ケア
工程をそろえると、少量の外用でも効果を実感しやすくなります。
毎回の手順を一定にしましょう。
洗い方・すすぎ・乾かし方
予洗いは1〜2分、指の腹で地肌をマッサージするように泡を行き渡らせます。
生え際・後頭部・耳後ろは洗い残しやすいので意識してすすぎます。
ドライヤーは根元から素早く、最後は冷風で地肌を乾かし切ります。
外用の塗布順・タイミング
洗髪後、しっかり乾かしてから患部にポイント塗布します。
生え際は綿棒で最小量、髪に触れない塗布角度を意識します。
保湿ローションは外用剤が乾いてから少量を地肌に置くようになじませます。
悪化させない生活Tips
ヘルメットや帽子の内側は清潔に保ち、長時間の蒸れを避けます。
整髪料は頭皮につけず、寝る前にしっかり落とします。
枕カバーは高頻度で交換し、ブラシやカーラーは定期的に洗浄しましょう。
FAQ
Q: 顔用のニキビ薬は頭皮に使ってもいい?
ローションやジェルなど髪に絡みにくい剤形で、刺激が少ない処方なら小範囲での使用が可能です。
ただし長引く、広がる、膿む場合は自己判断をやめて受診しましょう。
Q: BPOで髪が脱色するって本当?
はい、付着すると色落ちの可能性があります。
塗布量を最小にし、完全乾燥を待つ、就寝時は濃色の寝具を使うなどで対策しましょう。
Q: 化粧水を頭皮に使うのは効果ある?
乾燥を和らげる目的では有効です。
無香料・低刺激のローション型を少量、地肌に届くように使いましょう。
Q: 市販で様子見できるのはどこまで?
軽症で限定的なブツブツなら、シャンプー療法とポイント外用で1〜2週間の改善を目安にします。
悪化や再燃を繰り返す場合は早めに受診してください。
Q: 何日治らなければ受診する?
1〜2週間で改善が乏しい、痛み・膿・範囲拡大、フケやかゆみの強い併発があるときは受診しましょう。
まとめ
頭皮ニキビに顔用スキンケアを使うのは“条件付きで可”です。
髪に阻まれないローション型を基本に、シャンプー療法で土台を整え、患部は少量のポイント外用にとどめましょう。
BPOの漂白など頭皮特有の注意点を押さえ、改善が乏しいときや赤み・膿・フケを伴うときは早めに皮膚科へ。
今日から正しい手順で、ブツブツの再発を減らしていきましょう。
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