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頭皮のにおい発生の原因と対策
ユーカリエキスで頭皮の臭い対策!エキスと精油の違い・安全な使い方までやさしく解説
Suppress the smell of scalp in eucalyptus extract!
ユーカリエキスは頭皮の臭いケアに使える?
ユーカリ由来成分は、抗菌や収れんといった働きが知られ、頭皮環境をすっきり保つサポートが期待できます。
ただし「ユーカリエキス」と「ユーカリ精油」は性質が異なり、使い方や安全性のポイントも変わります。
最初に違いを理解し、目的に合わせて選ぶことが、臭いケアを失敗しない近道ですよ。
頭皮の臭いの正体
頭皮の臭いは、皮脂や汗そのものというより、汗と皮脂が頭皮常在菌に分解されて生じる揮発性物質が主な原因です。
においが強くなるのは、皮脂の酸化、ムレやすい環境、洗浄不足やすすぎ残し、スタイリング剤の蓄積など、いくつもの要因が重なるからです。
だからこそ、菌の増えすぎを抑える衛生管理と、皮脂バランスやうるおいを整えるスカルプケアの両輪が大事になります。
ユーカリエキスとユーカリ精油の違い
ユーカリエキスは、ユーカリの葉を水やBGなどで抽出した水溶性の植物エキスで、化粧水や頭皮用ローションに配合されます。
さっぱりと引き締める使い心地や、においケア用途の製品に採用されやすいのが特徴です。
ユーカリ精油は、葉や枝から水蒸気蒸留した揮発性の香料成分で、1,8-シネオールなどのモノテルペン類を多く含みます。
精油は原液が非常に濃縮されているため、必ずキャリアオイル等で希釈して用いるのが鉄則です。
1,8-シネオールのはたらき
1,8-シネオールはユーカリ特有のスッとした香りの主成分で、抗菌や抗炎症の作用が報告されています。
臭いの元に関わる菌の増殖バランスを整えることが、結果として不快臭の軽減につながる可能性があります。
ただし、人で「頭皮の臭いが必ず減る」と断定できるほどの臨床データは多くありません。
期待できる作用と限界を理解したうえで、日々のケアに取り入れていきましょう。
臭いを抑える具体的な使い方(目的別)
ここでは「やってみやすい」「安全第一」を最優先に、ユーカリエキス/ユーカリ精油の実践的な使い方をご紹介します。
肌が敏感な方は、使用前に二の腕の内側などでパッチテストを行いましょう。
1. すすぎを工夫する:清涼感+におい戻り抑制をねらう
シャンプー後のすすぎ用の洗面器に、ユーカリ精油をごく微量だけ垂らし、髪と頭皮にいきわたらせてから通常どおりしっかり流します。
目安は精油の総量が極薄になるようにすること、顔にかからないよう注意することです。
精油は原液のまま頭皮に触れさせず、すすぎ終えたらタオルドライへ進みましょう。
刺激を感じたらすぐ中止してください。
2. 頭皮ローションで日中のムレ対策:水溶性“ユーカリエキス”を選ぶ
外出時のムレや汗戻りが気になる方は、アルコール低めの頭皮用ローションを選び、成分欄に「ユーカリ葉エキス」などの表示がある製品を活用しましょう。
潤いを補いながら引き締める心地よさがあり、においの原因に間接的にアプローチできます。
使い方は、頭頂・後頭・生え際などムレやすいエリアに、タッピングでなじませるだけでOKです。
洗い流し不要のため、忙しい日でも続けやすいですよ。
3. 週末のスカルプマッサージ:キャリアオイルで“低濃度ブレンド”
ホホバオイルなどにユーカリ精油を**低濃度**で加え、こめかみから頭頂へ向けてやさしく円を描くようにマッサージします。
オイルはシャンプー前に使い、ぬるま湯とシャンプーでしっかり洗い流すのがコツです。
敏感肌は濃度をさらに下げるか、精油不使用のプレーンオイルから始めて様子を見ましょう。
使うときの注意点(必読)
精油は必ず希釈し、**ボディは1%以下、顔や敏感部位は0.5%以下**を目安にしましょう。
子ども、妊娠中、ぜんそく・てんかんの既往がある方、持病や投薬中の方は使用を避けるか、医師・薬剤師へ相談してください。
目や粘膜に触れないようにし、使用直後は手を洗います。
赤み・かゆみ・しみる感覚が出たらすぐ洗い流し、中止してください。
アレルギー体質の方は、エキス製品でもパッチテストを忘れずに行いましょう。
他の有効成分・ケアとの使い分け
フケやかゆみが目立つ脂性系のトラブルには、ティーツリーなど抗真菌エビデンスのある精油系を検討するのも一案です。
一方で乾燥由来の刺激が強いタイプは、ユーカリエキスや有機酸などの保湿・角質ケア成分で土台から整えると、におい戻りが落ち着くケースがあります。
定期的な頭皮クレンジングや、汗をかいた日の早めの洗髪も、臭い対策では頼れる基本ケアです。
よくある質問(FAQ)
Q: 香りが好きなら、香りだけで臭いは抑えられますか?
香りの上書きだけでは一時的です。
汗や皮脂、菌のバランスに向き合うケアと組み合わせることで、におい戻りを抑えやすくなります。
Q: どのくらいの頻度で使えばいい?
ローションは毎日、オイルマッサージは週1回程度が目安です。
刺激を感じやすい方は間隔を空けて様子を見ましょう。
Q: 市販と手作りはどちらが良い?
初めてなら、市販の頭皮用ローションやシャンプーなど**使用部位に適した濃度**で設計された製品が安心です。
手作りする場合は、濃度と衛生管理に細心の注意を払いましょう。
Q: 子どもにも使える?
基本的に子どもへの精油使用は推奨しません。
どうしても使う場合は必ず医療・薬事の専門家へ相談し、精油ではなくエキス配合の低刺激設計品を検討してください。
Q: それでも臭いが強いときは?
皮膚科での脂漏性皮膚炎などの評価を受けましょう。
においの背景に炎症やフケのトラブルが隠れている場合は、適切な治療や薬用シャンプーが優先です。
まとめ
ユーカリエキスは、頭皮のうるおいと引き締めを支え、ムレや皮脂酸化に傾きやすい環境をやさしく整えてくれます。
ユーカリ精油は、爽快な使い心地に加えて衛生管理の一助が期待できますが、必ず低濃度で安全第一に。
においは「香りで隠す」より「原因に近づく」視点で。
今日からできる小さな工夫を積み重ね、心地よい頭皮環境を一緒につくっていきましょう。
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