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ジアミン染料アレルギーとは?原因と対処、もう失敗しない選び方をやさしく解説!
Caution! The diamine dye allergy?
ジアミン染料アレルギーは「遅れて出るかぶれ」で、再使用は厳禁です
ヘアカラー後にかゆみや赤みが続く場合、原因の多くは酸化染毛剤に含まれる成分へのアレルギー性接触皮膚炎です。
このタイプのかぶれは遅れて出ることが多く、当日は平気でも翌日以降に悪化するのが特徴です。
一度でも症状が出た製品や成分は、その後の再使用でより強く反応しやすいため、続けるのは危険です。
安全側へ倒し、早めに使用を中止して対処しましょう。
アレルギー性と刺激性の違いを押さえましょう
刺激性は強い薬剤や摩擦が原因で誰にでも起こりうる一時的な炎症です。
一方でアレルギー性は免疫が特定成分を「敵」と記憶し、少量でも反応する体質変化です。
両者は見た目が似ていても再発リスクが大きく異なるため、経過と症状から区別し、疑わしいときは医療機関で評価しましょう。
なぜ遅れて症状が出るのか
ジアミン染料アレルギーの多くは遅延型過敏反応です。
薬剤に触れてから免疫反応が立ち上がるまで時間がかかるため、数日たってからかゆみや腫れが強くなることがあります。
当日に異常がなくても安心せず、数日は皮膚の変化を確認しましょう。
原因物質と交差反応を理解して選び方を間違えない
PPDだけではなく、PTDやp-アミノフェノールも原因になりえます
通称ジアミンは主にパラフェニレンジアミンのことを指しますが、酸化染毛剤には他にもトルエン-2,5-ジアミンやp-アミノフェノールなど複数の発色成分があります。
「PPD不使用」でも別成分で反応することがあるため、成分表示を広く確認する姿勢が大切です。
交差反応という落とし穴
PPDに感作された人は、化学構造が似たPTDなどでも反応する場合があります。
代替として成分を置き換えても、交差反応で再燃することがあるため、自己判断での乗り換えは避け、医療機関でのパッチテスト結果をもとに選択しましょう。
症状の見え方と重症化のサイン
初期症状から全身症状までを知っておく
初期は生え際や耳の後ろ、首筋にかゆみ、赤み、ヒリつきが出やすいです。
進むと顔のむくみ、まぶたの腫れ、水疱や浸出液が見られることがあります。
まれに全身にじんましんが広がる、息苦しさやめまいを伴うなどの全身症状を呈することもあります。
この場合は緊急性が高いため、直ちに洗い流して受診を検討してください。
パッチテストと受診の目安
毎回のセルフパッチテストの基本
使用前には毎回パッチテストを行い、塗布直後と48時間後の2回、塗布部を観察しましょう。
貼付部は覆わず、異常が出たらこすらず速やかに洗い流して使用を中止します。
過去に異常があった人は、セルフのパッチテストも行わず、その成分を含む製品を使用しないでください。
医療機関での検査を活用する
症状が続く、原因が分からない、別成分で代替したいといった場合は皮膚科での精査が有用です。
標準化されたアレルゲンをまとめたパッチテストパネルで、PPDなど原因候補を体系的に評価できます。
仕事で薬剤に触れる機会が多い理美容従事者も、早めの診断と記録が再発予防に役立ちます。
やってはいけないことリスト
一度でも異常が出たら再使用しない
「前回は軽かったから大丈夫」という自己判断は禁物です。
アレルギーは再使用で悪化しやすく、次は重症化するおそれがあります。
異常の経験がある人は、そのブランドや同じ成分を含む製品を含め、使用をやめましょう。
ブラックヘナなどの安易な黒色染料に注意
本来ヘナは赤褐色ですが、濃い黒色を出すためにPPDを混ぜた製品が問題となっています。
肌用の一時タトゥーとして使われるケースでも強い感作を起こしやすく、髪染め以上に危険です。
成分が不明な製品や路上施術は避けましょう。
安全に染めたい人の選択肢
ノンジアミン・酸性カラー・ヘナの使い分け
ノンジアミンや酸性カラー、カラートリートメントは酸化反応を使わないため、一般に皮膚刺激と感作リスクは相対的に低めです。
ただし地肌に付けば刺激は起こりうること、色持ちや明度調整の自由度が下がることは理解して選びましょう。
ヘナを選ぶ際は添加物の有無を確認し、地肌に直接こすり込まないなど、基本の注意を守ってください。
サロンで伝えるべき情報
過去の異常の有無、症状の内容、疑わしい成分名、使用した時期を具体的に伝えましょう。
カルテ化してもらい、塗布設計や保護剤の使用、塗布時間の短縮など、負担を最小化する方法を話し合うのが安心です。
FAQ
Q: 以前は平気だったのに突然かぶれました。なぜですか?
アレルギーはある時点で体質が切り替わり、以後は少量でも反応します。
継続使用でリスクが高まる可能性も指摘されているため、異常が出たら中止しましょう。
Q: 一度出たアレルギーは治りますか?
基本的に感作は持続しやすく、同じ成分への再使用で再燃することが多いです。
医療機関で原因を特定し、成分回避とスキンケアを徹底するのが再発予防の近道です。
Q: ノンジアミンなら完全に安心ですか?
PPDを含まない設計でも、別成分で刺激やアレルギーを起こす可能性はあります。
地肌への付着を避け、パッチテストと少量トライから始めましょう。
Q: ヘナは安全と聞きましたが本当ですか?
純粋なヘナ自体は酸化染毛剤とは異なる方式ですが、濃色化のためにPPDを混ぜた製品が問題になります。
購入先の信頼性を確かめ、安易な黒色表示に注意してください。
Q: 正しいパッチテストのやり方は?
実際に使う薬剤を少量混合し、指示に従って塗布した後、直後と48時間後に観察します。
異常が出たらすぐに洗い流し、使用は中止しましょう。
過去に異常がある人はパッチテスト自体を行わないでください。
Q: 眉やまつ毛は染めても大丈夫ですか?
目の周囲は皮膚が薄く、重大なトラブルにつながるおそれがあります。
製品の使用目的以外の使い方は避けましょう。
Q: 妊娠・授乳中はどうすればいいですか?
体調や皮膚の反応が変化しやすい時期です。
医師と相談し、安全側で判断しましょう。
まとめ
ジアミン染料アレルギーは、当日は平気でも後から強く出ることがあり、再使用で悪化しやすいのが最大のリスクです。
原因成分はPPDだけでなく複数あり、交差反応という落とし穴もあるため、成分の読み解きと医療での検査が安心につながります。
毎回のパッチテストと、異常が出たら使わないという鉄則を守るだけでも、トラブルの再発を大きく減らせます。
あなたの頭皮を守る最短ルートは、無理をしない選択と、早めの受診です。
ノンジアミンのヘアカラー かの子のハーバルヘナ35番
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