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ドライヤーについて
ダメージを与えない!正しいブローの仕方を美容師目線で徹底解説
Blow manner that does not damage the hair
ブローで髪が傷むメカニズム
髪のダメージは主に「熱」「摩擦」「乾燥」の三要素で進みます。
キューティクルは根元から毛先へ鱗状に重なり、外側の盾として髪内部を守っています。
ここが高温や強い摩擦で荒れると、内部の水分が抜けやすくなり、パサつきや枝毛につながります。
だからこそ、ブローは「温度を上げすぎない」「こすらない」「乾かし過ぎない」が合言葉です。
ブロー前の下準備
工程に入る前のひと手間で、ダメージも時間も大きく減らせます。
お風呂から出たら、まずは下準備を整えましょう。
高吸水タオルで水分を抜く
髪の水滴が落ちない程度までタオルドライすると、ドライヤー時間が短縮されます。
こすらず、根元はタオルで押さえる、毛先は挟んでやさしく水分を吸わせるが基本です。
体拭き用と髪用のタオルを分けると清潔で、吸水効率も上がります。
洗い流さないトリートメントで熱から守る
ドライ前にアウトバスを中間〜毛先へ薄くなじませます。
霧状のブローミストやミルク、軽いオイルなど、髪質に合わせて選びましょう。
「つけすぎ」は乾きにくさの原因になるため、最初は少量からが安心です。
ブラシとノズルの準備
面を整えるならクッションブラシ、毛流れを作るならロールブラシが便利です。
ドライヤーは集中的に風を当てられるノズルを装着しておきます。
フィルターにほこりが詰まっていないかも、毎回軽くチェックしましょう。
基本手順:根元→中間→毛先
順序を守るだけで、仕上がりと時短が両立します。
焦らずに、でも同じ場所に留めないのがコツです。
距離と角度:15〜20cm・上から斜め45度
吹き出し口はおよそ15〜20cm離し、上から斜め45度で風を当てます。
根元に風を通しながら左右に小刻みに振り、同じ箇所に2秒以上当て続けないようにします。
手の甲で熱さをこまめに確認し、熱いと感じたら距離を取るか冷風へ切り替えましょう。
根元→中間→毛先の順に“動かしながら”乾かす
最優先は根元です。
髪を持ち上げて地肌に風の通り道を作ると、全体が早く均一に乾きます。
中間は手ぐしで広げながら、毛先は握り込まずに短時間だけ風を当てるとオーバードライを防げます。
8割乾いたらブラシで整える/最後は冷風で質感をキープ
表面が少ししっとり残る「8割乾き」になったらブラシの出番です。
引っ張りすぎず、髪に沿わせて面をなでるイメージでツヤを出します。
仕上げに冷風を全体へ当てて表面を整えると、まとまりが長持ちします。
髪質・悩み別の仕上げコツ
広がる髪は、根元を起こしすぎず、中間を“面で”なでるように乾かします。
最後に少量のミルクやオイルを毛先だけにつけると落ち着きます。
うねりが気になる髪は、分け目と前髪を最初にリセットし、ロールブラシを使うなら8割乾きから短時間で。
ぺたんこが気になる髪は、根元に対して風を下から入れて立ち上げ、仕上げは上から撫でて表面だけ整えます。
前髪は生えぐせがつきやすいので最初に左右から交互に風を当て、最後に軽く冷風で固定しましょう。
時短と安全のチェックリスト
髪を上下左右にセクショニングし、乾きにくい後頭部・耳後ろから先に攻めましょう。
ドライヤーは「強めの風+適温」で距離を保つ方が時短になり、結果的にダメージも減ります。
吸込口のほこりは週に数回取り除き、コードは本体にきつく巻き付けて保管しないようにします。
濡れた手での抜き差しや浴室内の使用は避け、異音・異臭を感じたら即中止・点検が鉄則です。
ブロー中のNG行為
濡れた状態で根元から一気にブラッシングする。
吹き出し口を近づけすぎて一点集中で乾かす。
毛先ばかり先に乾かして、根元がいつまでも湿っている。
仕上げに冷風を使わず、乾かし過ぎてパサつかせる。
フィルター清掃やコード点検を怠る。
FAQ
Q: ドライヤーは何cm離せばいい?
目安はおよそ15〜20cmです。
近づけすぎると熱がこもりやすく、オーバードライの原因になります。
Q: 冷風は本当に必要?
最後に冷風を当てると表面が整い、まとまりやツヤの維持に役立ちます。
温風で乾かし切った直後の“アツアツ状態”を落ち着かせる目的で使いましょう。
Q: 8割乾きの見極めは?
触るとほんのり湿り気を感じるが、水っぽさは無い状態です。
表面が少ししっとりしていて、分け目付近の根元が乾いていることを確認しましょう。
Q: ブラシはどれを使えばいい?
面を整えたいならクッションブラシ、毛流れや内巻きはロールブラシが便利です。
いずれも引っ張りすぎず、髪に沿わせて短時間で仕上げます。
Q: 自然乾燥は髪に良い?
濡れたままは摩擦に弱く、菌の繁殖やニオイの原因にもなります。
できるだけ早く短時間で乾かしましょう。
Q: ドライヤーのお手入れと保管は?
吸込口のほこりをこまめに取り、コードは強く巻き付けず緩く束ねて保管します。
断線や発熱などの異常があれば使用を中止してください。
まとめ
ダメージを与えないブローの鍵は「距離」「順序」「時間」の3点です。
15〜20cmを保ち、根元→中間→毛先の順で動かし続け、同じ箇所に当て続けないだけで髪はぐっと守れます。
8割乾きでブラシ、最後に冷風で整える流れを今日から習慣化しましょう。
毎日の小さな正解の積み重ねが、ツヤとまとまりを育てます。
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