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シャンプーについて
石鹸シャンプーでヘアカラーが落ちやすい理由と対策法
Is it easy to remove hair color with soap shampoo?
石鹸シャンプーがヘアカラーを落としやすい科学的理由
石鹸シャンプーを使うとヘアカラーが落ちやすくなるというのは本当です。
その理由を科学的に解説しましょう。
石鹸シャンプーは弱アルカリ性(pH8~10程度)の性質を持っています。
一方、健康な髪は本来弱酸性(pH4.5~5.5)に保たれているのです。
この pH の違いが、ヘアカラーの色落ちを促進する根本的な原因となっています。
キューティクルが開く仕組み
髪の表面を覆うキューティクルは、アルカリ性の環境下で開きやすくなる性質があります。
石鹸シャンプーで洗髪すると、髪がアルカリ性に傾き、キューティクルが開いてしまうのです。
開いたキューティクルの隙間から、ヘアカラーの染料分子が流出しやすくなってしまいます。
美容師が警鐘を鳴らす理由
現場で多くのお客様を見ている美容師の間では、「ヘアカラー後の石鹸シャンプー使用はおすすめしない」というのが一般的な見解です。
特に明るめのカラーやブリーチを使用したカラーの場合、色落ちの速度が通常のシャンプーと比べて格段に早くなることが確認されています。
カラー種別による色落ちリスクの違い
すべてのヘアカラーが同じように影響を受けるわけではありません。
カラーの種類によって、石鹸シャンプーの影響度は大きく異なります。
最も影響を受けやすいカラー
ブリーチを使用した明るいカラーは、最も色落ちリスクが高いカテゴリーです。
アッシュ系やシルバー系などの寒色系カラーも、色素が抜けやすい傾向があります。
これらのカラーは、石鹸シャンプーを使用すると数回の洗髪で明らかな色落ちを実感してしまうでしょう。
比較的影響を受けにくいカラー
濃いブラウンやブラック系のカラーは、相対的に色落ちの影響を受けにくいと言えます。
ただし、それでも通常のシャンプーと比較すると色持ちは悪くなってしまいます。
白髪染めの場合も、染料の定着具合によって影響度が変わってきますよ。
パーマへの影響も見逃せない
石鹸シャンプーの影響を受けるのはヘアカラーだけではありません。
パーマのカールも同様に落ちやすくなってしまいます。
パーマが落ちる理由
パーマは髪の内部構造を化学的に変化させることでカールを形成しています。
石鹸シャンプーのアルカリ性がパーマの結合を不安定にし、カールが緩みやすくなるのです。
特にデジタルパーマや縮毛矯正などの施術を受けた髪は、より慎重なケアが必要になります。
石鹸シャンプーとヘアカラーを両立させる対策法
それでも石鹸シャンプーを使い続けたいという方のために、両立させるための具体的な対策をお教えしましょう。
施術直後は絶対に避ける
ヘアカラーやパーマの直後は、薬剤が髪に定着するまで数日かかります。
この期間は石鹸シャンプーの使用を避け、お湯のみでの洗髪にとどめることをおすすめします。
最低でも3~4日、できれば1週間程度は控えめにしましょう。
使用頻度を調整する
毎日の使用ではなく、週に1~2回程度に頻度を抑えることで色落ちリスクを軽減できます。
石鹸シャンプーを使わない日は、アミノ酸系やベタイン系の穏やかなシャンプーを使用しましょう。
この交互使用により、頭皮環境を保ちながら色持ちも改善できますよ。
酸性リンスでの中和を徹底する
石鹸シャンプー使用後は、必ずクエン酸リンスなどの酸性リンスで髪のpHを中和させることが重要です。
洗面器にお湯を張り、クエン酸小さじ半分程度を溶かしたリンス液を髪全体になじませましょう。
この工程により、開いたキューティクルを引き締めることができます。
短時間での洗髪を心がける
石鹸シャンプーとの接触時間を最小限に抑えることで、ダメージを軽減できます。
泡立てから洗い流しまでを2~3分以内に完了させることを目標にしましょう。
長時間の泡パックなどは絶対に避けてください。
石鹸シャンプー以外の選択肢
石鹸シャンプーにこだわりがある理由が「肌への優しさ」や「環境への配慮」であれば、他にも選択肢があります。
弱酸性石鹸シャンプー
最近では、弱酸性に調整された石鹸シャンプーも販売されています。
これらの製品であれば、ヘアカラーへの影響を大幅に軽減できるでしょう。
ただし、製品数が限られているため、選択肢は多くありません。
アミノ酸系シャンプー
天然由来の洗浄成分で、頭皮に優しく、ヘアカラーの色持ちも良好です。
石鹸シャンプーほどの洗浄力はありませんが、日常使いには十分な効果を期待できます。
価格は石鹸シャンプーより高めですが、カラーの持ちを考えれば結果的に経済的と言えるでしょう。
ベタイン系シャンプー
植物由来の洗浄成分で、マイルドな洗い上がりが特徴です。
敏感肌の方でも使いやすく、カラーヘアとの相性も良好です。
泡立ちは控えめですが、汚れはしっかりと落としてくれますよ。
よくある質問と回答
石鹸シャンプーとヘアカラーに関して、よく寄せられる質問にお答えしましょう。
どの程度色落ちが早くなるのですか?
個人差はありますが、通常のシャンプーと比較して1.5~2倍程度色落ちが早くなると考えてください。
明るいカラーの場合、1週間程度で明らかな変化を実感することが多いでしょう。
白髪染めにも影響しますか?
白髪染めも同様に影響を受けます。
ただし、白髪染めは比較的濃い色味のことが多いため、影響は多少マイルドになる傾向があります。
一度使ってしまった場合の対処法はありますか?
すぐに酸性リンスで中和し、その後トリートメントで髪をいたわってください。
ダメージが気になる場合は、美容院でプロによるケアを受けることをおすすめします。
美容師からのアドバイス
現場で多くの髪を見てきた美容師として、いくつかのアドバイスをさせていただきます。
カラー直後の1週間が勝負
ヘアカラーの色持ちを左右するのは、施術後の1週間です。
この期間のケア次第で、その後の色持ちが大きく変わってきます。
石鹸シャンプーの使用は、この重要な期間は絶対に避けましょう。
髪質による個人差を理解する
ダメージが蓄積している髪ほど、石鹸シャンプーの影響を強く受けます。
健康な髪の方でも、カラーによるダメージは避けられないため、普段以上に慎重なケアが必要です。
定期的なサロンケアの重要性
石鹸シャンプーを使用している場合は、通常よりも頻繁にサロンでのメンテナンスを受けることをおすすめします。
プロによるトリートメントやカラーの補正により、美しい髪色を維持できるでしょう。
まとめ:賢い選択で美しい髪色を保ちましょう
石鹸シャンプーがヘアカラーの色落ちを促進するのは科学的事実です。
しかし、適切な知識と対策があれば、ある程度の両立は可能ですよ。
最も重要なのは、あなたの髪の状態と求める結果に合わせて、適切な選択をすることです。
ヘアカラーの美しさを長く楽しみたいなら、石鹸シャンプー以外の選択肢も検討してみてください。
どのような選択をするにしても、正しい知識に基づいた判断が、あなたの髪を美しく保つ秘訣となるでしょう。
美しいヘアカラーを長く楽しむために、今日からできることを始めてみませんか。
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