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パサパサ髪の原因と対策
髪の絡まりは傷みのサイン!原因と正しいほどき方・予防術
Hair of the tangle of pain sign?
絡まりはなぜ「傷みのサイン」なのか
絡まりは髪の表面で摩擦が増えている合図です。
健康な髪の最表面には18-MEAという脂質のベールがあり、これが潤滑と撥水を助けています。
カラーや紫外線、日々のこすれで18-MEAが減ると、表面がざらつき、水を含みやすく、髪同士が引っかかりやすくなります。
さらにキューティクルの端が欠けたり段差ができると、摩擦が増え、絡まりが起きやすくなります。
この「潤滑の低下」と「段差による引っかかり」が、絡まり=ダメージサインと言われる理由です。
絡まり方で分かる危険度
軽度:手ぐしで時々ひっかかる
表面の乾燥や軽い段差が中心です。
アウトバスで潤滑を足し、ドライの仕上げを見直すと改善しやすい段階です。
中度:コームやブラシが通りにくい
キューティクルの段差が増えて摩擦が高い状態です。
コンディショナーやトリートメントで下地の滑りを作ってから、道具と手順でほどきましょう。
重度:毛先の玉結び・ビビリ毛がある
一本の髪が結び目を作る玉結びや、チリつくビビリ毛が出ています。
無理にほどかず、保護しつつ少しずつ取り除き、必要ならサロンでカットする判断が安全です。
正しい「ほどき方」3ステップ
1.滑りを用意する
乾いたまま引っ張ると切れやすいです。
少量のオイルやミストで軽く湿らせるか、シャワー中にコンディショナーをしっかりなじませ、指の腹で面を整えます。
2.毛先から少しずつ
目の粗いコームで毛先のいちばん軽い引っかかりから解きます。
一度に根元まで通さず、少しずつ上に進むのがコツです。
3.仕上げの面ならし
ほどけたら、冷風を当てながら手ぐしで表面をなで、最後に少量のミルクやオイルで面を固定します。
濡れた髪は弱いので、強いテンションやブラッシングは避け、潤滑と道具選びで力を減らしましょう。
絡まりにくい毎日のルーティン
タオルドライは「挟む」
こすらずタオルで挟んで水気を抜きます。
摩擦を増やさないのが目的です。
ドライは根元から温→冷
根元を先に乾かし、最後に冷風で表面をなでて面を整えます。
乾き際のブラシは優しく短時間にします。
アウトバスは量より薄さ
ミルクやオイルを手のひらでよく広げ、毛先→表面の順にごく薄く。
べたつくほど付けないことが継続のコツです。
18-MEAケアの発想
18-MEA様成分や表面を均しやすい処方のトリートメントを取り入れると、潤滑と毛流れが安定しやすくなります。
シーン別の応急処置
シャワー中
コンディショナーをなじませ、指の腹で絡みをほどきつつ、目の粗いコームで毛先から通します。
無理に引っ張らないことが鉄則です。
起床時
寝返りの摩擦で表面が乱れています。
ミストを1〜2プッシュで面を整え、オイルを一滴だけ薄く重ね、冷風で仕上げます。
外出先
手のひらにオイルを米粒大、歯ブラシに少量つけて浮き毛だけ点で抑えます。
全体を濡らすより、必要な場所だけに“薄く”が時短で安全です。
やりがちNGと置き換え
濡れ髪を力任せにブラッシングするのはNGです。
正解はコンディショナーやミストで滑らせ、粗いコームで毛先からです。
自然乾燥に任せるのはNGです。
正解は根元から短時間で乾かし、冷風で面を整えます。
玉結びを引きちぎるのはNGです。
正解はオイルで湿らせてから少しずつ解き、無理ならカットを選びます。
よくある質問
Q: ほどくのは濡れと乾き、どちらが安全?
潤滑がある状態が安全です。
乾いたまま強く引くより、コンディショナー下や軽く湿らせてから毛先起点で進めると負担を減らせます。
Q: コームとブラシはどちらが良い?
ほどきは目の粗いコームが基本です。
仕上げの面ならしに柔らかいブラシを短時間使うと整いやすいです。
Q: 子どもの絡まりには?
ミルクか軽いオイルを少量だけ。
痛みが出やすいので、毛先から声かけしながらゆっくり進めましょう。
Q: 玉結びは切るべき?
無理に解くと周囲まで傷みます。
オイルで試して難しければ、枝先だけカットが安全です。
Q: シリコンは避けるべき?
潤滑と絡まり防止に役立つ場面があります。
べたつかない量と落としやすい洗い方を守れば、日常使いしやすい選択肢です。
まとめ
絡まりは表面の潤滑低下と段差が生んだ「摩擦の増加」の合図です。
ほどくときは滑りを作り、毛先から少しずつ。
日々はタオルで挟み、根元から短時間で乾かし、薄いアウトバスで面を整える。
この積み重ねで、絡まりにくい手触りに近づけます。
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