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パサパサ髪の原因と対策
雨なのに髪が“乾く”のはなぜ?湿度と摩擦で起きるパサつきの真相と正しい対策
Reason why your hair dries even on rainy days with high humidity.
雨の日なのに「乾燥っぽい」と感じる本当の理由
雨の日は空気中の水分が多く髪も水分を取り込みやすくなります。
なのに手触りはゴワつきパサつきっぽく感じる人が多いですよね。
これは髪が水分を吸うと膨らみ表面のキューティクルの段差やザラつきが増えて摩擦が上がるからです。
触ったときの引っかかりや広がりで「乾いて荒れた感じ」に思えてしまうのです。
つまり数値的な水分は増えていても手触りとしては“乾燥っぽく”感じることがあるというわけです。
表面脂質とキューティクル──油分不足だと湿気に負けやすい
健康な髪の表面は18-MEAという脂質でコーティングされています。
このベールがあると水をはじきやすく表面摩擦も低く保てます。
しかしカラーや紫外線そして日々のこすれでこの脂質が減ると表面が親水的になり湿気を吸いやすくなります。
吸湿で膨らんだキューティクルは段差が大きくなり触ったときのザラつきが増え広がりやすくなります。
雨の日ほど油分の“薄さ”が露呈しやすいのはこのためです。
水は味方にも敵にもなる──濡れ時間を短くする理由
髪は濡れている間がいちばん弱くこすれにも引っ張りにも弱い状態です。
長く湿ったままにすると膨潤と収縮の繰り返しで疲れがたまり手触りが悪化します。
だからこそ「早くやさしく乾かす」ことは雨の日の基本です。
乾かし過ぎず根元から80〜90%まで温風で素早く乾かし最後は冷風で表面をなでて整えるのがコツです。
外出前の下ごしらえ(耐湿ベースづくり)
1.タオルでこすらず水気を押さえアウトバスミルクを毛先中心に薄くなじませます。
2.ヘアオイルを1〜2滴手のひらでのばし表面と毛先に薄く重ねます。
3.ドライヤーで根元から乾かし仕上げは冷風で面を整えます。
4.最後に耐湿スプレーや軽めのバームを表面にごく薄くなじませて完了です。
水分の層→油分のフタ→温冷の整えで膨潤をコントロールしましょう。
外出先(雨のなか)での応急処置
1.ハンドドライかペーパーで水滴をそっと押さえます。
2.ミストを1プッシュで面を整えたらここで終わらずオイルを米粒大だけ手に広げ残り香程度に表面をなでます。
3.手ぐしで毛流れをそろえ前髪や分け目の浮きは歯ブラシにバームを少量とって点で押さえます。
4.可能ならトイレの温風を短時間当ててから冷風で落ち着かせます。
ミストだけで終えると乾いたときに再び広がりやすいので油分のひと手間を忘れないでください。
帰宅後のいたわりルーティン
1.ぬるま湯で予洗いしてスタイリング剤と湿気をさっと流します。
2.洗浄力が強すぎないシャンプーで頭皮中心に洗い髪の長さは泡を通すだけにします。
3.トリートメントは毛先集中で数分置き粗めのコームでとかしてからすすぎます。
4.タオルで挟み拭きしてアウトバスを薄くなじませ根元から乾かし冷風で仕上げます。
濡れ時間を短くし摩擦と引っ張りを減らすことが翌日の手触りにつながります。
髪質別・雨の日のコントロール
細髪・軟毛
重さが出やすいのでミルクを主役にしてオイルは1滴から。
スプレーは軽めのものを表面に薄く。
硬毛・多毛・くせ毛
広がりやすいので重めのオイルやバームを毛先→表面の順に薄く重ねます。
耐湿スプレーは根元近くにはつけすぎないように注意します。
ブリーチ毛・高ダメージ毛
親水化しやすいのでベースに補修系ミルクを使いオイルは少量ずつ重ねます。
ドライ前のコームは目の粗いものを選び引っ張らないようにします。
やりがちNGと正解の置き換え
自然乾燥に任せるのはNGです。
正解は根元から短時間で乾かし冷風で面を整えることです。
ミストだけでなでつけるのはNGです。
正解はミスト+少量のオイルやバームで表面摩擦を下げることです。
濡れたまま強くブラッシングはNGです。
正解は粗めのコームでほどいてからやわらかいブラシに移ることです。
よくある質問
Q: 雨の日はミストだけで十分ですか?
ミストだけだと乾いたときに再び広がりやすいです。
必ず少量の油分を重ねて面を固定しましょう。
Q: 自然乾燥のほうが熱ダメージがなくて安全では?
濡れた時間が長いと膨潤と摩擦の影響を受けやすく手触りが悪化します。
低〜中温で素早く乾かし最後に冷風で仕上げるほうが安定します。
Q: くせ毛はどう対策を変えるべき?
形を崩さないために水分系は少なめにして耐湿スプレーとバームで表面を薄く固定します。
ドライは根元から拡散しながら行い最後に冷風で締めましょう。
Q: オイルとバームどちらが向いていますか?
素早く面を整えたいなら軽めのオイルが扱いやすいです。
湿気が強い日はバームを点で使うと浮き毛対策に効果的です。
まとめ
雨の日に髪が「乾いたようにゴワつく」のは水分が足りないからではなく膨潤で表面が荒れて摩擦が増えるからです。
表面脂質が薄いほど起きやすいので外出前の耐湿ベースと帰宅後の素早いドライを習慣にしましょう。
ミストだけに頼らず少量の油分と温冷の仕上げで面を整える。
この積み重ねが雨の日でも落ち着く手触りを作ります。
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