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頭皮が脂っぽく、べたつく原因と対策
洗いすぎが頭皮べたつきの原因に?今日から変える正しい洗い方とリセット術
Is it true that excessive washing caused the stickiness of the scalp?
「洗いすぎ」でなぜべたつく?
頭皮は皮脂と汗が混ざった皮脂膜で守られています。
ところが洗いすぎると、この膜を取りすぎて乾燥が進みます。
乾燥した頭皮は外的刺激に敏感になり、かゆみやフケ、においなどの不快感が増えます。
不快感を隠そうとして整髪料を重ねたり、さらに強く洗ったりすると、むしろべたつき感が強まる悪循環に陥りやすいのです。
乾燥→バリア低下→不快感増大のメカニズム
皮脂膜が薄くなるとバリア機能が低下し、角層の水分が逃げやすくなります。
角層が乱れると細かなフケが出やすくなり、汗や皮脂、整髪料と混ざって重さやにおいを感じやすくなります。
この状態で高温シャワーや強い摩擦を続けると、さらに刺激が積み重なり、日中の不快感が増幅します。
“皮脂が増える”は本当?よくある誤解の整理
「洗いすぎると皮脂が余計に出る」という言い回しは、しばしば“産生量が恒常的に上がる”かのように受け取られます。
実際には、取りすぎによる表面の補充や、乾燥で敏感になった状態が“べたつきを強く感じさせる”ことが多いのです。
つまり原因は“量そのもの”だけでなく、“バリア低下に伴う感じ方や混ざり方”にもあります。
誤解を解くと、必要以上に強く洗う発想から卒業しやすくなります。
今日から変える洗い方・すすぎ・乾かし方
合言葉は「やさしく落として、残さず、乾かしきる」です。
明日からではなく、今日のバスタイムから変えていきましょう。
予洗い1〜2分→泡立て→指の腹→3分すすぎ
予洗いはぬるま湯で1〜2分、指を通しながら地肌までしっかり濡らします。
シャンプーは手で十分に泡立て、指の腹で小刻みに“地肌”を洗います。
爪は立てず、ゴシゴシこすらないのがポイントです。
すすぎは3分を目安に、泡がゼロになるまで丁寧に行います。
耳後ろや襟足、後頭部は泡やすすぎ水が滞留しやすいので、角度を変えて流しましょう。
温度は約38℃/すすぎにくい部位の攻略
お湯は約38℃のぬるま湯が目安です。
熱すぎると皮脂膜を過剰に奪い、乾燥を招きます。
後頭部〜襟足、耳後ろは同じ体勢だと流し残しやすい部位です。
首を少し傾けたり手で髪をかき分けたりして、地肌にお湯を通しましょう。
仕上げのドライ&冷風で日中の崩れを抑える
タオルで押さえるように水分を取り、ドライヤーは根元から乾かします。
地肌が生乾きだと、汗や皮脂、残留物が混ざりやすく、翌日のべたつきやにおいの原因になります。
全体が乾いたら最後に冷風を数十秒。
キューティクルが整い、日中の崩れが穏やかになります。
整髪料・スキンケア由来の“残り”対策
コンディショナーやトリートメントは“耳から下の毛”に限定し、地肌には付けません。
オイルやワックスは毛先中心に“最小量”を守ります。
額のスキンケアが重すぎると前髪に移りやすいので、朝は軽めに調整しましょう。
洗い上がりにすっきりしない日は、すすぎ時間と付ける量を見直すのが先です。
いきなり強洗浄へ切り替えるのは避けましょう。
それでも気になる時のリカバリー
洗いすぎをやめても、数日は感覚が安定しないことがあります。
そんな時は“足し算”ではなく“やさしい引き算”で整えます。
外出先の応急処置(1分/3分)
【1分】前髪の根元をティッシュやあぶらとり紙で軽く押さえ、こすらず皮脂だけをオフします。
指先に少量のフェイスパウダーを取り、生え際と分け目にポンポンとのせてなじませます。
【3分】無香のドライシャンプーを地肌から15〜20cm離して小刻みに当て、1分置いて指の腹でなじませます。
タオルで軽く押さえて余分を取り、コームで整え、必要なら短時間の冷風で根元を持ち上げます。
NG行動と受診の目安
1日に何度も洗う、40℃超の熱いシャワー、強い力でこする行為は、乾燥と不快感の悪循環を招きます。
整髪料を重ねて誤魔化す、コンディショナーを地肌につけるのもNGです。
赤み・しみる痛み・強いかゆみ・黄色っぽいフケが続く、においが急に強くなったなどのときは、自己判断を中止して皮膚科を受診しましょう。
FAQ
Q: 1日に何回まで洗っていい?
基本は1日1回で十分です。
汗やスタイリングが気になる日は、夜をメインにして朝はぬるま湯の予洗いだけでもOKです。
Q: お湯の温度はどれくらい?
約38℃のぬるま湯が目安です。
熱いお湯は皮脂膜を取りすぎやすく、乾燥を招きます。
Q: 洗いすぎた日のリセット方法は?
その日の整髪料は最小限にし、夜はやさしく洗って3分すすぎ、地肌を完全に乾かします。
翌朝は予洗いだけにとどめ、日中はティッシュと少量のパウダーで対処しましょう。
Q: 「洗いすぎると皮脂が増える」って本当?
“産生が恒常的に増える”とは限りません。
取りすぎによる表面補充や、乾燥で敏感になった状態が“増えたように感じさせる”ことがあります。
まずは取りすぎをやめ、やさしい手順へ切り替えるのが近道です。
まとめ
べたつきが気になるほど強く洗いたくなりますが、その発想が悪循環の入り口です。
皮脂膜を守る温度と手順、十分なすすぎ、根元からのドライという基本を丁寧にそろえれば、日中の不快感は着実に軽くなります。
焦らず1〜2週間、やさしい洗い方を続けてみましょう。
あなたの頭皮は、きっと静かに落ち着きを取り戻します。
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