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頭皮の赤みの原因と対策
頭皮が赤い…それは「紅斑」かも!原因の見分け方と今日からの対策
The causes of red spots on a scalp and countermeasures for them.
頭皮の紅斑とは
頭皮の一部が赤く見える状態を、一般に「紅斑(こうはん)」と呼びます。
指で軽く押すと一時的に赤みが薄くなり、離すと戻るのが特徴です。
痛みや強いかゆみが伴わない軽い赤みから、皮膚炎に進む前段階のサインまで幅があります。
放置してよいケースばかりではなく、長引く場合は原因を切り分けながら対処していきましょう。
紅斑の主な要因
外的刺激(シャンプー・カラー・摩擦)
洗浄力が強すぎるシャンプー、ヘアカラーやパーマ薬剤、爪や硬いブラシによる摩擦は、頭皮の表面を刺激しやすい要因です。
一時的に毛細血管が拡張して赤みが透けて見えるほか、繰り返すとバリア機能が乱れやすくなります。
刺激の少ない処方へ切り替え、施術間隔を十分に空けることが基本です。
乾燥とバリア機能の低下
空調や季節要因、熱いドライヤーや長風呂などで水分が失われると、角層のうるおい保持力が下がります。
乾燥した頭皮は外的刺激に敏感になり、微弱な炎症反応が起きやすくなります。
まずは洗いすぎをやめ、やさしく洗ってからしっかり保湿する流れを整えましょう。
紫外線の影響
頭皮は髪で覆われていても、分け目や生え際は日差しの影響を受けやすい部位です。
日焼けは乾燥と炎症を同時に進めるため、季節を問わず帽子や頭皮用UVスプレーで守る工夫が大切です。
皮脂トラブルと微弱炎症(常在菌・脂肪酸)
皮脂が酸化・分解して生じる脂肪酸や、頭皮の常在菌バランスの乱れは、赤みの刺激要因になります。
皮脂量が多い・少ないのどちらでもバランスが崩れるため、洗浄と保湿の両立でコンディションを均すことが要点です。
生活習慣(睡眠・ストレス・食事)
寝不足やストレスの慢性化、偏った食事は皮脂分泌や炎症反応に影響します。
睡眠のリズム、軽い運動、たんぱく質・ビタミン・ミネラルを含む食事を整えることが、赤みの再発予防につながります。
皮膚炎・疾患が背景のケース
脂漏性皮膚炎、接触性皮膚炎、乾燥性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、日光皮膚炎などでも頭皮は赤くなります。
膿やかさぶた、強いかゆみ、しみる痛み、脱毛を伴う場合は自己判断せず皮膚科で評価を受けましょう。
まれですが、広がる紫斑様の赤みやしこりなど、通常と異なる所見は早期受診が安心です。
今日からできるセルフケア
洗髪・すすぎ・乾かし方
髪と頭皮をぬるま湯で予洗いし、シャンプーは手のひらで泡立ててから指の腹で地肌をなで洗いします。
爪は立てず、時間をかけて十分にすすぎ、トリートメントは毛先中心に。
ドライヤーは頭皮から距離を取り、中温・短時間で根元から乾かします。
濡れたまま寝ないことも重要です。
頭皮保湿と成分選び
洗後は頭皮用ローションなどで水分と油分を補い、角層のうるおいをキープします。
敏感な時期は、香料・着色・アルコールが少ない処方や、セラミド等の保湿成分を目安に選びましょう。
赤みが強い部位への刺激物(育毛剤の高濃度エタノール等)は一時的に回避し、落ち着いてから再開します。
薬用シャンプーの使い分け
脂っぽさやフケを伴う場合は、ケトコナゾール、硫化セレン、ピリチオン亜鉛など薬用成分配合のシャンプーが役立つことがあります。
週に数回を目安に取り入れ、使いすぎで乾燥を招かないよう通常の低刺激シャンプーとローテーションしましょう。
自己判断で長期連用せず、改善が乏しい・悪化する時は受診して評価を受けてください。
UV対策/ブラッシング/スタイリング見直し
外出時は帽子や日傘で分け目を直射日光から守り、屋外が長い日は頭皮用UVスプレーを併用します。
ブラシは先端が丸く柔らかいものを選び、力を入れすぎずに血行促進を意識。
スタイリング剤は頭皮に残りにくい量を心がけ、寝る前にしっかり落としましょう。
再発予防の生活習慣
睡眠は毎日同じ時刻に、画面時間を調整して入眠を助けます。
ストレス対策に軽い運動や入浴でリラックス時間を確保しましょう。
食事はたんぱく質に加え、ビタミンB群や亜鉛などを含むバランスを意識します。
受診の目安と医療での治療
受診すべきサイン
赤みが数週間続く、急速に広がる、強いかゆみ・痛み・膿・びらん・出血がある、脱毛やしこりを伴うなどは皮膚科へ。
カラー・パーマ後に長引く赤みや、自己ケアで反復するケースも受診対象です。
皮膚科で行われる代表的な治療
原因に応じて、抗真菌外用(ケトコナゾール等)、抗炎症外用(短期のステロイド)、必要に応じてタクロリムス等の免疫調整薬が選択されます。
症状や部位で適応と使い方が異なるため、医師の指示に沿って用法・期間を守ることが大切です。
難治性や広範囲例では、内服や生活指導、シャンプー療法の併用で再発を抑えます。
FAQ
Q: シャンプーは毎日が良い?
皮脂やスタイリング剤が気になるなら毎日でも構いませんが、洗浄力が強すぎると乾燥を招きます。
汗や皮脂量、季節に合わせて頻度やシャンプーの種類を微調整しましょう。
Q: トリートメントは頭皮につけても大丈夫?
基本は毛先中心に塗布し、頭皮にはつけないのが安心です。
すすぎ残しは毛穴詰まりの一因になるため、根元は特に丁寧にすすぎます。
Q: カラーやパーマはいつ再開できる?
赤みやヒリヒリ感が完全に落ち着き、皮膚科で問題ないと判断されてから再開しましょう。
刺激の少ない薬剤選びとパッチテスト、施術間隔を空けることが再発予防になります。
Q: 市販の薬用シャンプーだけで治せる?
軽い赤みやフケには役立つことがありますが、改善が乏しい、悪化する、強い症状がある場合は自己判断を避けて受診してください。
成分は週数回の使用から始め、乾燥しやすい人は保湿と併用しましょう。
Q: 赤いけどかゆくない時は様子見でOK?
数日で消える一過性なら様子見でも構いません。
ただし繰り返す、面積が広がる、紫斑様の赤みやしこりを伴うなど普段と違う場合は早めに受診してください。
まとめ
頭皮の紅斑は、外的刺激や乾燥、紫外線、皮脂バランスや生活習慣など複数の要因が重なって起こります。
今日からは「やさしく洗う・ていねいにすすぐ・しっかり乾かす・保湿とUVで守る」を徹底し、薬用成分は様子を見ながらスポットで活用しましょう。
長引く、悪化する、強い症状がある時は早めに皮膚科で評価を受けることがあなたの頭皮を守る近道です。
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