- ヘッドスパ 頭美人 TOP
- >
- ヘアケア講座
- >
- 頭皮ケア(スカルプケア)の講座
- >
- 頭皮ニキビの原因と対策
- >
- 頭皮ニキビと頭皮湿疹の違いを徹底解説!見分け方・正しいケア・受診の目安
本ページはプロモーションが含まれています
頭皮ニキビの原因と対策
頭皮ニキビと頭皮湿疹の違いを徹底解説!見分け方・正しいケア・受診の目安
What is the difference between scalp acne and scalp eczema?
頭皮ニキビと頭皮湿疹の「違い」は原因と広がりにあります
頭皮ニキビは毛穴の中で皮脂が詰まり、アクネ菌まわりの炎症が点在して起こります。
一方、頭皮湿疹は脂漏性皮膚炎や接触性皮膚炎などの皮膚炎で、赤みやフケが広い範囲に出やすく、かゆみが強く続きます。
痛みが目立つ点在のブツブツはニキビを疑い、広く赤くなってフケが増えるなら湿疹を疑うのが実践的な入り口ですよ。
症状で見分ける早見表
「点在か広がるか」。
ここが最初の見分けポイントです。
痛みを伴う小さな盛り上がりがポツポツと離れて現れるならニキビ傾向。
赤みとフケが面で広がり、かゆみが続くなら湿疹傾向。
膿を持つ黄っぽい頂点があれば炎症が強いサインです。
長く続くか、季節の変わり目に繰り返すかも手がかりになります。
原因の違いをやさしく解説
頭皮ニキビのメカニズム
皮脂が多い頭皮では毛穴が詰まりやすく、詰まりの中でアクネ菌まわりに炎症が起きます。
整髪料の残留や蒸れ、寝不足やストレスなど生活要因も悪化因子になりやすいですよ。
頭皮湿疹のメカニズム
脂漏性皮膚炎は、皮脂の多い環境で常在する真菌が増え、赤みとフケ・鱗屑が出やすくなる慢性的な皮膚炎です。
接触性皮膚炎はシャンプー・カラー剤・整髪料・金属などの刺激やアレルゲンに触れて起こります。
アトピー素因がある場合はバリア低下で刺激に反応しやすいこともあります。
セルフチェック:自分はどっち?
次の順番で観察してみましょう。
① 広がり方は点在か、面で広がるか。
② フケや鱗屑が増えていないか。
③ 主な不快感はかゆみか、押すと痛いか。
④ 数日〜数週間で良くなるか、季節や体調で繰り返すか。
ただし、自己判断には限界があります。
膿が増える、赤みが拡大する、発熱や強い痛みがある、長引く場合は皮膚科で診てもらいましょう。
やりがちなNG行動
爪でつぶす、引っかく、アルコールで強く拭く、熱いお湯でごしごし洗う。
こうした行為は炎症や乾燥を悪化させ、色素沈着や頭皮ダメージの原因になります。
整髪料やスプレーを重ね付けして落としきれない、帽子やヘルメットで蒸らし続ける、枕カバーを替えないのも悪化ループの代表例です。
正しいケアとアイテム選び
シャンプー成分の選び方
フケとかゆみが主体なら、抗真菌成分を含む薬用シャンプーを検討しましょう。
ピリチオン亜鉛、硫化セレン、ケトコナゾール、タール系、サリチル酸などはフケの抑制に役立ちます。
ニキビ傾向なら、低刺激でしっかり泡立ちすすぎやすい処方を選び、頭皮に残さないことを最優先に。
洗浄は「ぬるま湯予洗い→泡で包む→指腹でやさしく→十分にすすぐ→タオルで押し拭き」が基本です。
整髪料・帽子・枕周りの見直し
整髪料はつけすぎず、就寝前に必ず落とします。
帽子やヘルメットはインナーキャップを活用し、汗をかいたら早めに交換。
枕カバーは最低でも週に数回取り替え、ドライヤーで根元まで乾かしてから寝るようにしましょう。
生活習慣の整え方
睡眠不足、食事の偏り、ストレスは皮脂バランスを崩しやすく、悪化を招きます。
夜更かしを控え、脂質と糖質に偏らない食事、水分補給、軽い運動で巡りを整えましょう。
受診の目安と治療の方向性
広範囲に赤み・フケが続く、膿が増える、強い痛みや発熱、何度も再発する、自己ケアで改善しないときは皮膚科へ。
脂漏性皮膚炎では抗真菌外用やシャンプータイプの薬、必要に応じて外用ステロイドが検討されます。
ニキビや毛嚢炎では炎症度や原因菌に応じた外用・内服治療が選ばれることがあります。
薬の有無や強さは自己判断せず、医師の指示に従ってください。
よくある質問(FAQ)
Q: 洗わない日を作ると良くなりますか?
皮脂や汚れ、整髪料が残ると悪化しやすいので、基本は毎日やさしく洗い、十分にすすぎます。
乾燥しやすい方は洗い方を見直し、湯温は熱すぎないようにしましょう。
Q: カラーやパーマの後に赤みと強いかゆみが出ました
接触性皮膚炎の可能性があるため、自己判断で市販薬を重ねず、いったん使用を中止し受診を検討しましょう。
施術前にパッチテストの有無を確認するのも安心材料です。
Q: 帽子・ヘルメットで悪化しますか?
蒸れと摩擦は悪化要因です。
吸汗性のあるインナーやこまめな洗濯、着用後の頭皮の速乾を心がけましょう。
Q: 頭皮ニキビは薄毛の原因になりますか?
一時的に抜け毛が増えることはありますが、多くは炎症が落ち着けば髪も戻ります。
痛みや膿が続く、範囲が広がる場合は早めに受診してください。
まとめ
「点在で痛いブツブツ」はニキビ寄り、「広く赤くフケ+かゆみ」は湿疹寄り。
この違いをつかめば、むやみに刺激せず、洗髪と生活を整える第一歩が踏み出せます。
つらい症状や長引くときは皮膚科に相談し、あなたの頭皮に合った治療とケアで健やかさを取り戻しましょう。
おすすめのアイテム [医薬部外品] カダソン薬用スカルプシャンプー

記事が気に入ったら「いいね!」お願いします。
頭美人では、髪や頭についての気になる記事をご紹介!
頭皮ケア(スカルプケア)の講座
頭皮ケア(スカルプケア)の講座