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カラーリングやパーマ
「マニパニは落ちにくい」はどこまで本当?持ち・落とし方・NG対応をプロ目線で解説
Manipani is not really easy to fall colors?
結論:「落ちにくい」は本当?どこまで本当?
マニパニは半永久染毛料に分類される直染料で、色持ちの目安は数週間です。
ただし濃色や寒色系は残りやすく、ブリーチ歴や髪質、ケア次第で体感が大きく変わります。
「いつまでも落ちない」と感じるのは、色相と髪のコンディションが重なっていることが多いですよ。
マニパニの基本(直染料・色持ちの目安)
マニパニは酸化反応で発色させるヘアカラーではなく、色素を直接まとわせるタイプです。
ベースの明るさが高いほど発色は鮮やかになり、色持ちはおおよそ数週間を目安に考えましょう。
濃く入れた色やアンプリファイドといった高濃度処方は、一般処方より長く残る傾向があります。
ヘアマニキュアとの本当の違い
ヘアマニキュアも直染料が主体で、髪の表層〜外層へイオン的・物理的に染着します。
「マニキュアは表面だけ、マニパニは深部まで」と単純に線引きするより、処方や色素、髪の状態で染まり方が変わると理解すると納得度が上がります。
つまり“落ちにくさ”は製品名よりも、色相・濃度・毛髪の多孔質化に左右されやすいのです。
落ちにくく感じる理由
色相・分子サイズ・髪質の影響
青や緑、紫などの寒色系は視覚的にも残留が目立ちやすく、薄くなっても色が居座るように感じます。
色素の種類や分子サイズ、髪の電荷バランスも相まって、表層に薄く残って見えることがあります。
同じ色でも人によって落ち方が違うのは、この相互作用のためです。
ブリーチ履歴とポーラス化
ブリーチを重ねた髪はキューティクルが傷み、色素がからみつきやすい多孔質毛になりがちです。
特に毛先や内側の乾燥部は色素がとどまりやすく、ムラ残りの原因になります。
均一なベース作りと、塗布量・放置時間の管理が仕上がりとフェードの差を大きく縮めます。
色落ちをコントロールする方法
長持ちさせるケア
洗浄力が穏やかなシャンプーを選び、熱すぎる湯温と長風呂は控えめにします。
濡れたまま寝ない、紫外線や塩素を避ける、摩擦を減らすなどの基本が色持ちの土台です。
退色が気になってきたら、同系色のカラーマスクや微量の補色で“薄化粧”を重ねるのも現実的ですよ。
早く落とす・色を薄めるときの手順
段階的に「高洗浄シャンプー→ビタミンCや重曹の併用→クリア処方で希釈→プロの直染料リムーバー」と階段を上がるのが安全側です。
ドライ塗布のシャンプーで短時間加温してから流す、というテクニックは色を動かす助けになります。
強い処置へ一気に飛ばず、小さく試してから範囲を広げるのが髪を守る近道です。
やってはいけない除去法
酸化染毛剤用リムーバーの誤用
酸化染毛剤の色だけを外すタイプのリムーバーは、直染料には基本的に効きません。
誤用すると「落ちないのにダメージだけ増える」事態になりがちです。
直染料専用のDDLなど、目的に合った処方を選ぶことが重要です。
無理なブリーチの連発
残留が気になるとブリーチで一気に抜きたくなりますが、変色やムラ、断毛リスクが跳ね上がります。
“今日はここまで”とラインを引き、間隔を空けてケアを挟む計画が結局は最短コースです。
硬く残る寒色は、淡いウォーム系トナーで一時的に目立ちを抑える工夫も有効ですよ。
色を楽しむ現実解(設計のコツ)
濃色は毛先ほど残りやすいので、根元は薄め、毛先は短時間でコントロールすると後のフェードが楽になります。
初めての色は**テストパネル**で“入り方”と“落ち方”を確認すると失敗が減ります。
イベント前は深い色を選び、普段は補色でニュアンスを寄せる“二段構え”もおすすめです。
よくある質問
Q: マニパニは本当に落ちにくい?
濃色・寒色や多孔質毛では落ちにくく感じやすいですが、色とケア次第で数週間でフェードします。
長持ちさせる/早く薄めるのどちらも、設計次第で調整できます。
Q: 早く落とすには何から始める?
まずは高洗浄シャンプーやビタミンCの併用など負担の小さい方法から。
難しければプロの直染料リムーバーを検討しましょう。
Q: カラーリムーバーなら何でも効く?
酸化染毛剤用リムーバーは直染料に基本的に無効です。
「直染料対応」の記載がある専用剤を選びましょう。
Q: 青や緑が残るのはなぜ?
色相や分子特性、髪の多孔質化が重なると残留が目立ちます。
毛先ほど残りやすいので、塗布設計とケアで差を縮めましょう。
Q: 敏感肌でも使える?パッチテストは必要?
直染料は一般に酸化染毛剤より肌刺激は少なめですが、体質によっては合わない場合もあります。
初めて使う色や製品では、狭い範囲での事前テストをおすすめします。
まとめ
「マニパニは落ちにくい」は**ケースバイケース**です。
色相・濃度・ベース・ケアの設計次第で、長持ちも早抜けもコントロールできます。
焦って誤ったリムーバーや連発ブリーチに走らず、段階的に動かす“設計思考”で、髪を守りながら鮮やかな色遊びを楽しみましょう。
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