1日の正常な髪の抜け毛の量はどのくらい？ | 【頭美人】

髪の成長の仕組み

人の頭の毛は平均的には１０万本はえている、と言われています。

その髪の毛は一か月の間に１ｃｍ程度伸びていくのですが、１本１本の髪の毛がそれぞれの成長サイクルを持っているためすべての髪が全く同じ長さに伸びていく、というものでもありません。

髪の毛は皮膚の上に見えている部分のほかに、頭皮の中に毛根と呼ばれる部分があります。

この毛根部分にある毛母細胞が分裂をしていく中で、髪の毛の元となる細胞が増えて健康な髪の毛が伸びていくのです。

髪の毛は少しづつ成長をしていき、２～６年の間に成長が止まる時期を迎えます。

その後、成長が徐々に止まっていき、完全に成長が止まってから数か月の間に抜けていきます。

髪は一日にどのくらい抜けるのか

人の髪の毛は　生える→育つ→止まる→抜ける、のサイクルを繰り返しながら新しい髪の毛へと生え変わっていくのですが、一般的には一か月の間に抜ける髪の毛は５０～１００本、つまり１日に抜ける髪の毛の量は平均すると２～３本程度という事になります。

髪の毛が抜けた毛根には、すでに新しい短い髪の毛が生えているので、抜けても常に頭の上には髪の毛がたくさん生えている状態になっています。

髪の毛が生え変わる原理は解明されていますが、この髪の毛の生え変わりのサイクル自体はまだ解明されていないことが多いため、現在も薄毛治療のために研究が進められているところです。

脱毛症と正常な生え変わりの違い

頭皮は腕や足などと同じ様に夏場は日焼けをするため、髪が痛んで抜け毛が一時的に増えるという事もあります。

もし一時的に抜け毛が増えたとしても、１年を通じて髪の毛の生え変わりがしっかりと行われていれば脱毛症には当たりません。

このサイクルが、何らかの原因（例えば食生活の乱れや生活サイクルの乱れ、ストレス、ホルモンバランスの乱れなど）で毛根から新しい髪の毛が生えてこなくなって抜けていく髪ばかりになったり、生えてきたとしても髪の毛が細くなったりすぐに抜けてしまうようになると、「最近髪が減ってきたかな」と感じるようになります。

これが脱毛症です。

もしそう感じたら、病院などで相談してみましょう。

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