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パサパサ髪の原因と対策
傷んだ髪は元に戻らない?いいえ、見映えは変えられます!
Do not return damaged hair?
なぜ「傷んだ髪は元に戻らない」のか
髪の見えている部分(毛幹)は生きた細胞ではなく角化したたんぱくの集合体です。
自己修復の仕組みを持たないため一度できた傷や欠けは元に戻りません。
表面のキューティクルも鱗のように重なった層で死んだ扁平細胞です。
欠けたりはがれたりするとつぎはぎには戻らず引っかかりやすさやツヤ低下につながります。
だから「再生」ではなく「補修」と「予防」に軸足を置くのが現実的です。
補修は何をしている?──見映えが良くなる理由
多くのトリートメントはダメージホールや表面の凹凸に成分を留めてなめらかな面を作ります。
この被膜と潤滑で光の反射が整い指通りが良くなります。
毛髪内部やキューティクルのすき間をつなぐCMC(細胞膜複合体)や表面の18-MEAなどの脂質が失われると水を含みやすく絡みやすい状態になります。
補修成分はここを一時的に補い毛流れを整える役目を果たします。
またシャンプー後のpHを整えたりヒートプロテクトで熱摩擦を減らすことも手触りを底上げしてくれます。
ただしいずれも「元どおり」ではなく見映えと扱いやすさを向上させるアプローチです。
ダメージを最小化する毎日の正解ルーティン
タオルドライはこすらず挟んで水分を抜きます。
濡れ時間が長いほどキューティクルは擦れに弱く内部から成分が流出しやすくなります。
アウトバス(ミルクやオイル)を毛先中心に薄く。
ドライヤーは根元から温風で一気に乾かし仕上げは冷風で面を整えます。
熱は近づけすぎずブラシや手ぐしは引っ張らないのがコツです。
紫外線の強い日は帽子やUV対応のヘアミストで暴露を減らしましょう。
プールや海では予洗いとキャップで塩素や塩分の影響を減らしておくと安心です。
枝毛・切れ毛への正しい対応
枝毛や切れ毛は物理的に裂けたり断たれた状態です。
接着することはできないのでサロンで数ミリ単位のマイクロカットを定期的に行い広がりを防ぎます。
ホームケアでは洗浄力が強すぎないシャンプーとコンディショナーで潤滑を保ち引っかかりを減らしましょう。
見つけた枝毛を手でちぎるのは厳禁です。
割れ目がさらに上へ進行しやすくなります。
よくあるダメージ要因と置き換えアイデア
高温アイロンの長時間当てっぱなしは危険です。
温度はできるだけ低く短時間で。
同じ場所に何度もはさまないようにします。
濡れたまま寝るのは摩擦と長時間の膨潤でダメージを招きます。
必ず乾かしてから就寝しましょう。
カラーやパーマ後はアルカリ残留と乾燥で脆くなっています。
当日は激しいブラッシングを避けアウトバスとやさしいドライで過ごしてください。
話題の「酸熱」「結合系」トリートメントはどこまで味方?
酸と熱を使う酸熱トリートメントや結合系ケアはダメージホールを埋めたり毛流れを整えて見映えを大きく改善させます。
ただし毛幹の再生ではなく補強です。
薬剤選定や熱操作を誤ると硬化やパサつきが出ることもあるため相性や履歴を見極めて施術しましょう。
クセ伸ばしの力は縮毛矯正ほどではないので目的を「扱いやすさ向上」と捉えると失敗が少ないです。
髪質別・季節別のコツ
細い髪は重さが出やすいのでミルク中心にしてオイルは一滴から。
硬毛や多毛はバームや重めのオイルを毛先に薄く重ねると収まりが続きます。
梅雨は耐湿処方のスタイリングを薄く。
冬は静電気対策として加湿と摩擦の少ない素材のマフラー・枕カバーが効きます。
ホームケア製品の選び方ミニガイド
シャンプーは“すっきりしすぎない”ものを基準に頭皮を中心に洗い髪の長さは泡を通すだけに。
コンディショナーやマスクは毛先集中で数分置きすすぎすぎに注意します。
アウトバスはヒートプロテクト機能のある軽めから始め必要に応じて重ねます。
仕上げに冷風と目の粗いコームで面を整えるとツヤが出ます。
よくある質問
Q: 市販やサロンの“修復”ってウソ?
完全に元へ戻す再生はできませんが見映えと手触りの改善はできます。
被膜や潤滑で凹凸を埋め毛流れを整えるのが実際の働きです。
Q: 枝毛は切らずに直せますか?
直せません。
広がる前にサロンで数ミリだけ整えるマイクロカットを。
その後は潤滑を保って再発を防ぎます。
Q: 酸熱トリートメントはダメージゼロ?
ゼロではありません。
相性と前処理後処理が要。
目的は見映え改善と扱いやすさの向上と考えましょう。
Q: 濡れたまま放置すると何が起きる?
キューティクルが柔らかく擦れに弱い時間が長くなり内部からの流出も進みやすくなります。
濡れ時間は短くして早めに乾かすのが鉄則です。
Q: 細い髪でも重くならない補修のコツは?
量を最小限にし毛先のみから。
ミルク→一滴のオイルの順で薄く重ねていきましょう。
まとめ
傷んだ髪は元に戻りません。
けれど補修と予防で見映えと扱いやすさは確実に変えられます。
濡れ時間を短くし熱と摩擦を減らす。
枝毛は切り新しく生える部分を守る。
必要なら結合系や酸熱を“補強”として上手に使う。
今日のケアが明日の手触りをつくります。
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