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抜け毛・薄毛の原因と対策
髪が長いと抜け毛が増えるって本当?見た目の錯覚と本当に増やす習慣を専門家目線で解説
Hair is long and the hair loss increases? !
「髪が長い=抜け毛が増える」は本当?
結論から言うと、髪が長いだけで抜け毛の本数が増えるわけではありません。
私たちの髪は成長と休止をくり返すサイクルで入れ替わり、毎日ある程度は自然に抜けます。
ロングだと一本一本が長く太く見えるため、同じ本数でも印象が強くなり「増えた」と感じやすいのです。
さらに、洗わない日が続くと日々の抜け毛がたまって、洗う日にまとめて落ちます。
この“見え方のトリック”を知っておくと、むやみに不安にならずに済みますよ。
見た目が増える3つの理由(長さ・蓄積・コントラスト)
髪が長いほど一本の存在感が大きく、排水口やブラシに残る量が多く見えます。
洗髪の間隔が空くと、普段落ちていたはずの毛がまとまって落ちるため、体感が跳ね上がります。
暗い髪色だと白い洗面台や床とのコントラストで余計に目立ちます。
数字では変わらなくても、見え方は大きく変わるのです。
本当に抜け毛を増やす要因は「長さ」ではなく「習慣」
抜け毛を実際に増やすのは、長さそのものよりも日々の習慣です。
最も注意したいのは、強く結ぶヘアスタイルや長時間の固定による牽引です。
こめかみや生え際に負担が集中しやすく、痛みや赤みを伴うこともあります。
また、頭皮に炎症や強いかゆみがあると、掻くことで毛が抜けやすくなったり、一時的に抜け毛が増えることがあります。
髪のダメージが進むと切れ毛が増え、抜け毛と混ざって多く見える点にも気をつけましょう。
牽引性を防ぐ結び方・控えたい習慣
結ぶ強さは最小限にし、同じ位置のポニーテールは避けて高さや方向をローテーションしましょう。
お団子や三つ編みなどテンションがかかる日は、帰宅後すぐほどく、就寝時はゆるいシルクゴムに替えるのが安心です。
エクステや重いアクセの常用は、休みの日をつくって頭皮をリセットしましょう。
痛みや赤み、細い短い毛が目立つなどのサインが出たら、早めにスタイルを見直してください。
ロングでも抜け毛を増やさない洗い方・乾かし方
まずは予洗いをしっかり行い、髪と頭皮をぬらして汚れを浮かせます。
シャンプーは手で軽く泡立ててから頭皮に乗せ、指の腹で小さく動かしながらやさしく洗います。
髪の長さがあるほど泡が毛先に持っていかれやすいので、頭皮→中間→毛先の順に泡を移動させるイメージがコツです。
すすぎは耳の後ろやえり足、生え際に残りやすいので、手ぐしで地肌に水流を通します。
トリートメントは中間〜毛先中心に付け、地肌には直接付けないようにしましょう。
洗う頻度の目安と「洗う日に多く見える」理由
汗や皮脂が多い日はその日のうちに洗い、乾燥しやすい人でも数日に一度は地肌をリフレッシュしましょう。
洗わない日があると、日々自然に抜ける毛が髪の中に留まりやすく、次の洗髪時にまとめて落ちます。
そのため「今日はごっそり抜けた」と感じても、数日分が一度に見えただけというケースが少なくありません。
自分の生活や髪質に合う頻度を決め、一定のリズムで続けると体感の波が小さくなります。
切れ毛と抜け毛は別物。見分けて対処を変える
根元の白い球(毛根鞘)の有無を確認すると、切れ毛か抜け毛かの見分けに役立ちます。
熱ダメージや摩擦でできる切れ毛は、ヘアケアとスタイリングの改善でコントロールしやすい悩みです。
ドライヤーは髪から適度に離し、先に根元を乾かしてから毛先に短時間で熱を当てます。
タオルでこすらず、タオルターバンで水分を吸わせると摩擦が減らせます。
絡まりやすいロングは、目の粗いコームで毛先から少しずつほどくのが基本です。
ロングのための“抜け毛が増えて見えない”スタイリング
トップを根元から立ち上げ過ぎると分け目がくっきり出て地肌が目立ちます。
分け目をジグザグにしたり、日替わりで少しずらしたりして直線の帯をつくらないようにしましょう。
仕上げのコテやアイロンは温度を上げ過ぎず、同じ束に繰り返し熱を当てないのがポイントです。
スプレーは最後に表面へ薄く、固め過ぎずにブラッシングで落としやすい量にとどめます。
頭皮トラブルがある時の注意点
フケやかゆみ、赤みが強いときは、自己流のオイルパックや硬いブラシでの擦り洗いは避けましょう。
炎症がある頭皮は刺激に弱く、掻くほどに一時的な脱毛が増える場合があります。
薬用シャンプーや外用薬が必要なこともあるので、症状が続く場合は皮膚科で相談してください。
受診の目安(“本当に増えている”を疑うサイン)
短期間で分け目の地肌が広がった、生え際が後退した、丸い脱毛斑が出たなど、見た目の変化が明らかなときは受診しましょう。
排水口やブラシの量ではなく、同条件の写真で経過を見ると判断しやすくなります。
慢性的なかゆみやフケ、痛み、湿疹が続く場合も医療の出番です。
よくある質問
Q: 髪を短くすれば抜け毛は減りますか?
短くすると“少なく見える”効果はありますが、本数自体が減るわけではありません。
見た目の安心感が欲しい人には有効ですが、抜け毛の原因対策は別軸で行いましょう。
Q: 洗うたびにごっそり抜けます。どう見極めればいい?
洗髪間隔が空いていると複数日分が一度に落ちます。
同じ頻度・同じ手順で数週間ほど観察し、それでも明らかに増えるなら皮膚科で相談しましょう。
Q: 結ぶと楽ですが、どの程度なら大丈夫?
痛みや張り感が出る強さは避け、位置や向きをローテーションしましょう。
就寝時はゆるいゴムやナイトキャップに切り替えると安心です。
Q: フケやかゆみが強い時はどうする?
薬用シャンプーで炎症を抑え、刺激の強い整髪料は一旦お休みします。
良くならない場合は外用薬が必要なこともあるため、皮膚科に相談してください。
Q: 受診するなら何科?
まずは皮膚科が基本です。
円形や急激な薄毛、強い炎症などがあれば早めに受診しましょう。
まとめ
ロングだから抜け毛が増えるわけではなく、増えて見えるだけのことが多いです。
本当に増やすのは、強い結びや長時間の固定、炎症の放置、過度な熱や摩擦といった習慣です。
洗髪のリズムを整え、やさしく洗ってしっかり乾かす、結び方を工夫する、刺激を減らす。
今日からできる小さな見直しを積み重ねれば、ロングでも健やかなボリュームは十分に守れますよ。
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