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抜け毛・薄毛の原因と対策
レッドクローバーで抜け毛対策はできる?成分の働きと安全性をやさしく解説!
Hair loss measures in the red clover!
レッドクローバーが「髪」で話題になる理由
レッドクローバーはマメ科のハーブで、Biochanin Aなどのイソフラボンを多く含みます。
これらは体内でエストロゲン様のはたらきを示すことがあり、さらに頭皮では「5α還元酵素」の抑制や炎症の鎮静に関わる可能性が示されています。
5α還元酵素はテストステロンをDHTに変える酵素で、毛包のミニチュア化に関与すると考えられています。
また、頭皮用の美容液分野では、レッドクローバー抽出物とアセチルテトラペプチド-3を組み合わせた処方が知られており、毛包の周りの「支え」になる細胞外マトリックス(コラーゲンIIIやラミニン)を支援し、髪の「抜けにくさ」を後押しする狙いがあります。
ただし、これらはあくまで作用仮説や一部の検証であり、誰にでも同じ効果が出ると断定はできません。
エビデンスはどこまで?小規模臨床の読み方
レッドクローバー抽出物とアセチルテトラペプチド-3の組み合わせは、小規模ながら臨床試験が報告されています。
ランダム化プラセボ対照の研究では、4ヶ月の外用で成長期毛の割合やA/T比の改善が示されました。
また、Biochanin Aと同ペプチドに高麗人参を加えた外用液が、24週間で3%ミノキシジルと同等の有効性を示したとする報告もあります。
いずれも人数が限られ、評価期間も比較的短いため、過大評価は禁物です。
「一定の指標が改善した例がある」程度に理解し、基本ケアと併用して経過を見る姿勢が現実的ですよ。
外用と内用の違いと、期待の持ち方
頭皮に使う外用タイプは、必要な成分を毛包周囲に直接届けられるのが利点です。
Capixylなどの表示がある美容液は、毎日の清潔な頭皮に数滴ずつなじませ、8〜12週間を目安に変化を観察します。
サプリやお茶など内用は、更年期サポートの研究が多く、髪そのものへの効果は限定的なエビデンスにとどまります。
「髪に効くから飲む」ではなく、「栄養・生活リズムの補助」として位置づけるとブレにくいですよ。
体質や既往症、服薬状況で適・不適が変わるため、迷ったら医師や薬剤師に相談しましょう。
今日からできる取り入れ方(やさしいロードマップ)
1) ベースを整える(最優先)
正しい洗い方、十分なすすぎ、濡れ放置しない乾かし方を習慣化します。
睡眠と食事、ストレス対策は地味ですが、毛包の土台を支える大事な投資です。
ミノキシジルなど標準治療をすでに使っている人は、用法と回数を崩さず継続しましょう。
2) 外用で足す(頭皮美容液の活用)
Capixylなどの配合美容液は、夜の清潔な頭皮に数滴ずつ。
分け目や前頭部、頭頂部など気になるエリアを中心に、指腹でやさしくなじませます。
1日1回を目安に、まずは8〜12週間続け、写真やヘアマス指数など客観的な記録を残すと判断しやすくなります。
3) 生活に合わせて内用を検討する
更年期症状のサポートとしてレッドクローバーを検討する人もいますが、髪への直接効果ははっきりしません。
サプリは品質差が大きく、添加物や由来、第三者認証の有無を確認しましょう。
妊娠・授乳中、ホルモン感受性の疾患歴がある人、抗凝固薬を使っている人は自己判断での使用を避けます。
ミノキシジルとの関係と上手な併用
ミノキシジルは国内で発毛効果が認められた代表的な外用成分です。
レッドクローバー系の外用は、ミノキシジルの「代わり」ではなく「補助」と考えると現実的です。
たとえば、ミノキシジルを朝、レッドクローバー系美容液を夜に使うなど、刺激やベタつき、生活リズムに合わせて使い分けましょう。
頭皮が敏感な人は一度に新製品を複数導入せず、1つずつ数週間おいて変化を確かめると失敗が減ります。
安全性と注意点(ここは必ずチェック)
レッドクローバーは比較的安全とされますが、植物性エストロゲン様作用を持ちます。
妊娠・授乳中の使用は避け、ホルモン感受性のがんや子宮内膜症などがある人は、必ず主治医に相談しましょう。
抗凝固薬や抗血小板薬を使っている人は、出血傾向のリスクがあるため医療者へ相談が必要です。
皮膚に使う場合も、かゆみや赤みが出たらすぐ中止し、原因の切り分けを行いましょう。
サプリは「たくさん=早く効く」ではありません。
表示量を守り、体調の変化を記録しながら、数ヶ月単位の視点で判断していきましょう。
こんな人に向く・向かない
頭皮に赤みや強いかゆみが少なく、日々のケアを丁寧に続けられる人は、外用の補助成分として試す価値があります。
一方で、急に地肌が目立つ、丸く抜ける、数ヶ月以上の増悪など明らかな異常がある場合は、まず皮膚科で評価を受けましょう。
内用は、妊娠・授乳中、ホルモン感受性疾患の既往、抗凝固薬使用中の人には勧められません。
迷うときは、無理に続けず専門家に相談してくださいね。
FAQ
Q: どれくらいで実感できますか?
外用はまず8〜12週間を目安に記録しながら判断しましょう。
個人差が大きいため、半年程度のスパンで見直すと冷静に評価できます。
Q: サプリやお茶でも髪に効きますか?
更年期の体調サポートの研究はありますが、髪そのものへの直接的な有効性は限定的です。
まずは外用や生活リズムのてこ入れを優先し、内用は安全性と体質を最優先に検討しましょう。
Q: ミノキシジルの代わりになりますか?
いいえ。
ミノキシジルは標準的な選択肢で、代替と断定はできません。
刺激や使い心地の違いを踏まえて、補助的に取り入れるのが現実的です。
Q: 副作用はありますか?
外用では刺激や赤み、内用では相互作用やホルモン様作用に注意が必要です。
既往症や服薬がある場合は必ず医療者に相談しましょう。
まとめ
レッドクローバーは、Biochanin Aなどの成分による機序が注目され、外用では小規模ながら良い指標が報告された研究があります。
ただし、試験規模や期間には限界があり、誰にでも確実に効くとは言い切れません。
基本の頭皮ケアと生活習慣、必要に応じた標準治療を土台に、外用の補助として上手に取り入れていきましょう。
内用は安全性の確認を最優先に、体調や既往症に合わせて慎重に選ぶのが安心です。
焦らず続ける小さな一歩が、抜けにくい土台づくりにつながります。
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