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頭のツボについて
セサミオイルで頭皮ケア!放置時間・量・落とし方までプロが徹底ガイド
Trying to scalp care in the difficult to oxidize sesame oil
セサミオイルが頭皮ケアで語られる理由
セサミオイルは、ごま由来の植物オイルで、主にオレイン酸やリノール酸などの脂肪酸とリグナン類を含みます。
酸化しにくく匂いが控えめな性質から、頭皮マッサージやボディケアに使われてきました。
保湿により乾燥由来のかゆみやフケを抑えることが期待でき、マッサージによるリラックスも得られます。
ただし、発毛や白髪改善を直接断言できる十分な臨床データはまだ限られます。
期待と限界を知り、正しく使うことが大切ですよ。
成分と働きの基本
セサミオイルの主成分はオレイン酸とリノール酸で、皮膚をやわらげて水分の蒸散を防ぐ働きがあります。
また、セサミンやセサモリンといったリグナン類は酸化を受けにくい性質を支えています。
そのため、スキンケア用途で扱いやすいオイルとして知られています。
言い切れないことも正直に
頭皮の血行促進や発毛効果を断定する科学的根拠は十分とはいえません。
あくまで保湿と摩擦の少ないマッサージによる間接的なコンディション改善が中心と考えましょう。
皮膚炎や強い赤みがある場合は自己判断で続けず、皮膚科で相談してください。
種類の違いと選び方
セサミオイルには食用と化粧品用があり、さらに太白ごま油と焙煎ごま油で香りや色が異なります。
頭皮ケアでは、香りが穏やかで色の薄い太白系や、化粧品表示で「セサミ油/Sesamum Indicum (Sesame) Seed Oil」と記載された製品が扱いやすいですよ。
精製は不純物が少なく刺激を感じにくいことが多く、敏感肌は精製タイプから始めるのが無難です。
未精製は成分が豊富な一方で香りや色が残りやすいので、仕上がりの好みで選びましょう。
太白ごま油と焙煎ごま油の違い
太白ごま油は焙煎していないため香りが弱く、スキンケア向きです。
焙煎ごま油は香ばしい香りと色があり、料理向きです。
頭皮に使うなら太白や化粧品用を選ぶとベタつきや匂いの残りが少なく扱いやすいですよ。
食用と化粧品用の選び分け
食用でも肌に使う人はいますが、品質管理や酸化安定の観点では化粧品用が安心です。
どうしても食用を使う場合は新鮮な小容量を選び、開封後は早めに使い切りましょう。
正しい使い方(プレシャンプーの基本)
セサミオイルは「シャンプー前」に薄くなじませるとベタつきにくく、洗い上がりも軽く仕上がります。
以下の目安で試してみましょう。
量・放置時間・頻度の目安
量はショートで小さじ1、ミディアムで小さじ1.5、ロングで小さじ2が目安です。
放置時間は20〜30分で十分です。
頻度は乾燥肌で週1〜2回、脂性肌は2週に1回から様子見で。
細毛や軟毛は量を3割ほど減らして軽さを優先しましょう。
ベタつかせない3つのコツ
1つ目は「分け目ごとに少量ずつ塗る」ことです。
頭頂から放射状に3〜5本のラインを作り、指腹で頭皮だけになじませます。
2つ目は「乳化して落とす」ことです。
すすぎ前にぬるま湯を少量ずつ加え、指腹でやさしく馴染ませて白っぽくなったらシャンプーします。
3つ目は「2度洗い」です。
1回目でオイルを落とし、2回目で地肌を軽く洗います。
乾かす前は根元優先で風を当て、完全に乾かしましょう。
ホットオイル頭皮マッサージ手順
セサミオイルを人肌(約37℃)程度に温めると伸びが良く、負担が少ないですよ。
直火は避け、湯せんで容器ごと温めるのが基本です。
ステップ
1. 乾いた髪の分け目を作り、スポイトやノズルで少量ずつ頭皮にのせます。
2. 両手の指の腹で円を描くように、前→側頭→後頭へ移動しながら1〜2分ずつ揉みほぐします。
3. こめかみ、耳上、後頭部の付け根などコリやすいポイントをやさしく圧迫します。
4. 20〜30分放置します。
5. ぬるま湯を少量ずつ加えて乳化させ、2度洗いで洗い流します。
6. タオルドライ後、毛先だけに1〜2滴をなじませ、ドライヤーで根元から乾かします。
失敗しがちなNGとトラブル回避
つけ過ぎはベタつきや毛穴詰まりの原因になります。
放置し過ぎや塗ったまま就寝も、枕や皮膚に不快が残るので避けましょう。
オイルが残るとニオイ・かゆみの原因になるため、乳化と2度洗いを徹底します。
炎症や傷がある部位、脂漏性皮膚炎が疑われるときは自己ケアを中止し、皮膚科へ。
パッチテストのすすめ
初めて使うときは、腕の内側に米粒大を塗り、48時間内の赤み・かゆみ・腫れを確認します。
ごまは主要アレルゲンに含まれるため、異常があれば使用を中止してください。
目的別アレンジと他オイル比較
乾燥が気になる人は、仕上げに毛先へ1〜2滴のリーブインを。
脂性肌の人はプレシャンプーのみで、流さない使用は控えめに。
細毛・軟毛はホホバやスクワランなど軽いオイルと1:1でブレンドすると重さを抑えられます。
他オイルとの違い
ホホバは皮脂組成に近く軽い仕上がりで、脂性肌や細毛に好相性です。
アルガンは多価不飽和脂肪酸を含み、毛先のパサつきケアに向きます。
セサミは酸化に比較的強く、頭皮マッサージでの扱いやすさが魅力です。
よくある質問(FAQ)
Q: 食用の太白ごま油は頭皮に使っていい?
新鮮な太白ごま油でも使えますが、品質や酸化管理の面では化粧品用が安心です。
使うなら小容量を選び、開封後は早めに使い切りましょう。
Q: 何分置けばいい?週に何回が最適?
放置は20〜30分が目安です。
乾燥肌は週1〜2回、脂性肌は2週に1回から始めて様子を見ましょう。
Q: ベタつきやニオイが残るときの対処は?
塗布量を3割減らす、塗布は分け目ライン中心、すすぎ前の乳化、2度洗いを徹底します。
枕カバーはタオルでカバーし、日中のベタ塗りは避けましょう。
Q: カラーやパーマに影響はある?
一般的なホームケアの範囲では大きな影響は出にくいですが、施術直後はサロンの指示を優先してください。
心配な場合は施術前に担当者へ伝え、前日からのオイル使用は控えましょう。
Q: アレルギーや敏感肌でも使える?
ごま由来のアレルギーがある人は使用を避けます。
敏感肌は精製タイプ・香料なし・パッチテストを守り、異常があれば中止して受診しましょう。
まとめ
セサミオイルは「酸化しにくく扱いやすい」「頭皮をやさしく保湿できる」ことが魅力です。
一方で、劇的な発毛などを断言できるほどの根拠は限定的なので、保湿とケアの一つとして取り入れるのが現実的です。
量・放置・落とし方を正しく守れば、ベタつかず快適に続けられます。
まずは少量・短時間から試し、あなたの頭皮タイプに合う最適解を見つけていきましょう。
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