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頭皮のかゆみの原因と対策
頭皮のカビは“常在”が当たり前!増殖を抑える予防・対策と受診の目安
Scalp to mold breeding! ?
頭皮の「カビ」を正しく理解する
頭皮のカビと聞くと不潔な印象を持ちがちですが、実はマラセチアという酵母は誰の皮膚にも普通に存在しています。
普段は悪さをしませんが、汗や皮脂、蒸れなどの条件が重なって増えすぎると、フケやかゆみ、赤みといったトラブルが現れます。
この状態がいわゆる脂漏性皮膚炎で、強いこすり洗いで乾燥させたり、逆に洗い残しで蒸れさせたりすると悪循環になります。
大切なのは「清潔にしつつ、やり過ぎない」バランスです。
マラセチアと白癬は別物:見分けのポイント
同じ「カビ」でも、マラセチアが関わる脂漏性皮膚炎と、白癬菌が原因の頭部白癬は別の病気です。
脂漏性皮膚炎はフケとかゆみが中心で、斑状の脱毛は目立ちません。
一方、頭部白癬は斑状の抜け毛や黒点状の折れ毛、強い炎症で腫れて膿むケルスス禿瘡に進むことがあり、放置は禁物です。
疑わしいときは早めに受診し、適切な治療につなげましょう。
こんな時は白癬を疑う(チェックリスト)
円形に髪が抜ける、または折れ毛が増えた。
触ると柔らかく腫れた痛みのあるしこりがある、黄色いかさぶたが目立つ。
家族やペットに白癬がある、共有ブラシや帽子で思い当たる接触がある。
これらが当てはまる場合は、自己判断の外用は控え、皮膚科で真菌検査を受けましょう。
今日からできる予防とセルフケア
毎日の小さな積み重ねが、マラセチアの増えにくい環境づくりにつながります。
「洗う」「乾かす」「蒸れを抑える」の3本柱で整えましょう。
洗い方・乾かし方の基本
ぬるま湯で1分以上の予洗いをして、皮脂やスタイリング剤をふやかします。
シャンプーは手のひらで泡立て、指の腹で小刻みに動かして頭皮にやさしくなじませます。
爪は立てず、こすらず、泡を置いてから動かすイメージで。
生え際、耳の後ろ、えり足は泡が残りやすいので、すすぎはいつもより長めに。
タオルはこすらず押さえて水気を取り、ドライヤーで根元から素早く乾かします。
濡れたままの放置は、かゆみとにおいの温床になります。
蒸れ・皮脂対策と生活の整え
帽子やヘルメットはこまめに内側を拭き、長時間かぶる日は途中で外して頭皮を休ませましょう。
運動や残業で汗をかいた日は、帰宅後できるだけ早く洗い流します。
睡眠不足やストレスは皮脂バランスに影響するため、就寝時間を一定にし、揚げ物や甘いものが続いた翌日の頭皮の変化をメモしてみましょう。
枕カバーは高頻度で交換し、整髪料は頭皮につけないのが鉄則です。
治療とプロダクトの使い分け
状態に合わせて、薬用シャンプーや医療用の外用で炎症と真菌をコントロールします。
自己流で刺激の強い製品を多用するより、狙いを定めて最小限でいきましょう。
抗真菌シャンプーの選び方・使い方
成分はケトコナゾール、シクロピロックス、ピリチオン亜鉛、セレン化合物などが代表的です。
使い方は、髪と頭皮を予洗い→適量を泡立てて頭皮全体へ→2〜3分置いてから丁寧にすすぐ、を週2〜3回から。
刺激を感じやすい日は頻度を落とし、普段は低刺激のシャンプーとローテーションすると無理がありません。
数週間でフケやかゆみの変化が乏しい場合は、医療機関で外用薬の併用や別疾患の鑑別を受けましょう。
再発を防ぐ間欠ケア
いったん落ち着いても再発しやすいのが脂漏性皮膚炎の特徴です。
症状がない時期も、週1回などの間欠で抗真菌シャンプーを続けると落ち着きを保ちやすくなります。
季節の変わり目や多忙期だけ頻度を上げる、といった柔軟な調整も有効です。
受診の目安
数週間続く強いかゆみや赤み、大量のフケで仕事や学業に支障が出る。
斑状の脱毛、柔らかく腫れた痛みのあるしこり、黄色いかさぶたがある。
市販対策で改善しない、悪化と改善を繰り返す、家族にも同様の症状が出ている。
ひとつでも当てはまるなら、皮膚科で評価を受け、必要に応じて真菌検査や外用・内服の治療を検討しましょう。
FAQ
Q: 市販では何成分を選べばいい?
抗真菌目的ならケトコナゾール、シクロピロックス、ピリチオン亜鉛、セレン化合物が目安です。
頭皮が敏感な日は、低刺激のベースシャンプーとローテーションしてください。
Q: どのくらいで変化が分かる?
個人差はありますが、2〜4週間でフケやかゆみの軽減を感じる人が多いです。
変化が乏しい、悪化する場合は他疾患の可能性もあるため受診しましょう。
Q: 白癬との見分けは?
斑状の脱毛や黒点状の折れ毛、腫れて痛いしこり(ケルスス禿瘡)があれば白癬を強く疑います。
早期に医療機関で検査と治療を受けてください。
Q: カラーやパーマは中止すべき?
炎症が強い時期は刺激を避けるため、いったんお休みを。
落ち着いてから担当者に頭皮の状態を伝え、低刺激な施術や保護を相談しましょう。
Q: 子どものフケ・かゆみは同じ対応でいい?
基本の洗い方は同じですが、斑状脱毛や痛みを伴う腫れがある場合は頭部白癬の頻度が高いため、早めに受診してください。
自己判断の強い外用は避けましょう。
まとめ
頭皮の「カビ」は常在で、増えすぎた時に症状が出ます。
やさしく洗う・しっかり乾かす・蒸れを抑える土台に、抗真菌シャンプーを賢く取り入れてコントロールしましょう。
脱毛や腫れがある時は白癬の可能性があるため、一人で悩まず受診を。
毎日の小さな工夫で、再発しにくい頭皮環境は必ず作れます。
フケにおすすめのシャンプー KADASON (カダソン) スカルプシャンプー

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