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食生活について
糖質過多は髪とホルモンにどう響く?インスリン・IGF-1・アンドロゲンをやさしく整理
Do extra carbohydrates reduce hormones required for hair? !
糖質過多は髪とホルモンにどう影響する?
「甘い物が好き=髪に悪い」と単純化するのは早計です。
けれども、糖質の“質と量”がホルモン環境を揺らし、結果として髪に不利に働くルートは確かに存在します。
ポイントは、インスリン、IGF-1、SHBG、アンドロゲンという4つのキープレイヤーです。
インスリン・IGF-1・SHBG・アンドロゲンの関係をやさしく整理
糖質を多く摂ると、血糖を下げるためにインスリンがたくさん分泌されます。
この状態が続くと“インスリン抵抗性”に傾き、肝臓で作られるSHBG(性ホルモン結合グロブリン)が下がりやすくなります。
SHBGが下がると、血中の遊離アンドロゲン(結合していない活性型)が増えやすくなり、男性型や女性のびまん性の薄毛に不利な環境が生まれます。
一方で、IGF-1は毛包の成長に関与する“味方ホルモン”でもあります。
ただし、高GI/GLの食事でIGF-1が上がりやすいからといって、糖質を増やせば髪が増える、とは言えません。
インスリン抵抗性や皮脂分泌、炎症の悪化など副作用的な変化も同時に動くため、総合点では“適量×低GL”の設計が現実解です。
AGEs(糖化)が頭皮の“土台”に与える影響
糖質過多や高温調理食品の多食は、体内や皮膚でAGEs(加齢糖化産物)を蓄積させます。
AGEsはコラーゲンを硬くもろくし、真皮の弾力を落とします。
頭皮の“地盤”が固く薄くなると、毛包が育ちにくい土壌になってしまいます。
髪そのものに直接糖が付くというより、頭皮の基礎体力をじわじわ削るイメージです。
良くないのは“ゼロ or 過多”の極端さ
糖質は身体の主要エネルギー源です。
完全にゼロに寄せると、たんぱく質がエネルギー化されやすく、髪の材料が不足します。
逆に、甘味中心で過多になると、インスリン・皮脂・炎症の面で不利になり、ホルモンのバランスも崩れます。
“中庸”を、科学的な目安から作っていきましょう。
過度な糖質制限が招く抜け毛リスク
急な糖質オフは総エネルギー不足を招き、休止期脱毛を引き起こすことがあります。
さらに、疲労や睡眠の質低下はストレスホルモンに影響し、ヘアサイクルの乱れにつながります。
ダイエットをするなら、たんぱく質・ビタミン・ミネラルを確保しつつ、糖質は“質と量”を整える方針が安心です。
WHOの自由糖目安から“適量”を設計
自由糖(加糖や蜂蜜・果汁由来の糖)は、総エネルギーの10%未満、可能なら5%未満が目安です。
これは人によって枠が違う、という意味でもあります。
まずはあなたの1日の総エネルギーをざっくり想定し、その中でスイーツ・砂糖飲料・ソース類の“配分”を決めましょう。
自由糖を抑えながら、主食の量や種類は活動量に合わせて調整するのが、髪にも体調にもやさしいやり方です。
今日からできる:ホルモンにやさしい糖の摂り方
コツは「低GLに寄せる」「たんぱく質と食物繊維で血糖の山を小さく」「時間帯と順番を整える」の3点です。
無理のない範囲で始めて、続けるほどに頭皮のコンディションは落ち着いていきます。
高GI→低GLへの置き換えと食べ合わせ
白パンより全粒粉パン、白米だけより雑穀や豆の混ぜご飯、甘い菓子パンよりナッツ入りの無糖ヨーグルト。
主食は“量を機械的に減らす”のではなく、**食物繊維と脂質・たんぱく質**で吸収速度をならすのがポイントです。
同じ糖量でも、食物繊維が多い献立や、主菜のたんぱく質と一緒に食べるだけで、血糖の急上昇は抑えやすくなります。
時間帯・順番・スイーツの工夫
甘い物は、空腹時の単独よりも食後に“少量”が無難です。
朝〜昼の活動時間帯に回し、就寝前の砂糖飲料やデザートは避けましょう。
どうしても食べたい日は、量を定めた“ご褒美デー”にして、翌日は果物・ナッツ・高カカオなどに置き換えると続けやすいですよ。
よくある質問(FAQ)
Q: 甘い物をやめれば髪は増える?
“やめる”より“適量に整える”が正解です。
糖質ゼロは材料不足を招き、過多はインスリン抵抗性や皮脂・炎症を助長します。
まずは自由糖を枠内に収め、低GLの食べ方に寄せましょう。
Q: 低糖質ダイエットで抜け毛が増えた。戻せる?
急な減量や栄養不足が原因の休止期脱毛は、食事を整えると数か月で改善することが多いです。
主菜のたんぱく質を手のひら1枚分は確保し、主食は活動量に合わせて調整してみてください。
Q: どのくらいまでが“適量”?
人によって違いますが、自由糖は総エネルギーの10%未満、可能なら5%未満が目安です。
砂糖飲料・お菓子・ソース類の合計でこの枠を意識すると管理しやすくなります。
Q: 女性ホルモンと髪、糖質の関係は?
女性では、インスリン抵抗性に伴うSHBG低下が遊離アンドロゲンを高め、びまん性の薄毛を助長することがあります。
月経不順や多毛、にきびを伴う場合はPCOSの評価も選択肢です。
Q: 間食はやめるべき?
空腹で甘い物に走るくらいなら、**たんぱく質+食物繊維**の軽食に置き換えるのがおすすめです。
ギリシャヨーグルト+ナッツ、チーズ+全粒クラッカー、無糖カフェオレ+ゆで卵などにするだけで血糖の山が小さくなります。
まとめ
糖質は“敵”ではなく、扱い方しだいで“味方”にも“敵”にもなります。
髪にとっては、インスリン抵抗性を避け、SHBGとアンドロゲンのバランスを乱さず、頭皮の糖化を抑えることが鍵です。
ゼロや過多の極端を避け、**低GL×自由糖の枠内×十分なたんぱく質**という3点セットを、今日から実践していきましょう。
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