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食生活について
胃もたれは髪に影響する?原因と仕組み・今日からできる対策を専門家がやさしく解説!
Is a heavy stomach bad for your hair? What are the recommended measures?
胃もたれと髪はどう関係する?結論は「間接的につながる」です
胃もたれ自体が髪を直接傷めるわけではありませんが、繰り返す胃もたれや強い食後不快感は「食べ方が乱れる」「消化吸収が落ちる」ことで、髪づくりの材料不足を招きます。
その結果、毛根の細胞が休みやすくなり、一時的に抜け毛が増える「休止期脱毛」が起こる可能性があります。
髪は体の末端で“余裕がある時に供給される組織”なので、栄養やエネルギーが不足すると優先順位が下がりやすいのです。
毛周期の基礎:なぜ栄養のブレが抜け毛に出るの?
髪は「成長期→退行期→休止期」を繰り返し、通常は成長期が長く続きます。
ところが体へのストレスや栄養不足が続くと、成長期の毛が早めに休止期へ移行し、数週間〜数か月の時間差で抜け毛が増えやすくなります。
つまり「最近胃もたれが続いた」後に、少し遅れて抜け毛が増えるのは不思議ではありません。
要注意シナリオ①:無理なダイエットや食事量の激減
急なカロリー制限や短期間での体重減少は、髪の材料であるタンパク質や鉄、亜鉛、ビタミン群の供給を一時的に削ります。
とくに体重が大きく落ちた時期の2〜3か月後に抜け毛が増える“時間差現象”はよくみられます。
減量は「ゆっくり」「足りない栄養を足しながら」を合言葉にしましょう。
要注意シナリオ②:長引く胃腸トラブルや脂肪便
胃もたれが何週間も続く、油っぽい便が浮く、体重が勝手に減るといった症状は、消化酵素の不足や吸収不良が背景にあるサインのことがあります。
この状態では食べても栄養を取り込みにくく、髪への供給が落ちるため、早めの受診が安全です。
便がギラつく、臭いが強い、トイレに付着して流れにくい等も手がかりになります。
要注意シナリオ③:胃酸を抑える薬(PPIなど)を長期で使用中
胃酸抑制薬は症状緩和に有用ですが、長期ではビタミンB12など一部栄養素の吸収低下が報告されています。
自己判断で中止せず、処方医と相談しながら、食事での補給や必要に応じて採血で不足を確認しましょう。
薬歴と髪の変化をメモしておくと、医療者との情報共有がスムーズです。
今日からできる胃もたれ予防「食べ方」ルール
Q1. 食べ過ぎ・脂ものをどう減らす?
最初の3口はよく噛める副菜(温野菜や具沢山スープ)にして、胃への刺激を和らげましょう。
主菜は脂身の少ない鶏むね・白身魚・大豆製品を中心にして、揚げ物は週2回までに。
外食は「小サイズ+サラダ」「丼ならご飯少なめ+味噌汁」を選ぶと負担が軽くなります。
Q2. 食後はどう過ごす?
食後すぐ横になると逆流やもたれが出やすいので、30〜60分は座位で過ごし、軽い散歩やストレッチで血流を促しましょう。
就寝2〜3時間前の重い食事は控えるのが基本です。
Q3. 1週間の食べ方ルール
「少量高たんぱく」を合言葉に、主食は適量、主菜は手のひら1枚分、野菜は両手山盛りを毎食の目安に。
週に2回は青魚、毎日乳製品か大豆、海藻や貝類でミネラルを補いましょう。
飲酒は控えめにし、睡眠・ストレスケアも同時に整えると胃も髪も安定します。
髪のための栄養設計:まずは「タンパク質+鉄+亜鉛+ビタミンB群」
タンパク質:髪の材料の“土台”
鶏むね・卵・豆腐・納豆・ギリシャヨーグルト・ツナ水煮など“脂質が控えめで消化しやすい筋”。
目安は体重×1.0g/日を最低ラインに、胃の調子が悪い日は少量を数回に分けましょう。
具沢山スープや茶碗蒸し、豆腐丼など“噛まなくても入りやすい形”が◎です。
鉄:女性はとくに不足しやすい
赤身肉・レバーが難しい日は、あさり缶や小松菜+豆腐の味噌汁、鰹のたたきなどを活用。
ビタミンC(ブロッコリーや柑橘)を一緒に摂ると吸収が上がります。
フェリチンが低いタイプの抜け毛もあるため、気になる場合は血液検査で確認を。
亜鉛:毛の合成を助けるミネラル
牡蠣・豚赤身・チーズ・納豆・卵などに含まれます。
過不足の自己判断は難しいので、サプリは“医療者と相談の上、期間と量を決める”のが安心です。
不足サインは味覚の鈍さ、皮膚炎、爪の異常など全身に出ます。
ビタミンB群・B12:エネルギー代謝と細胞分裂の潤滑油
胚芽米・全粒パン・豚肉・卵・乳製品・魚。
PPIなどを長期で使っている人はB12の低下に注意し、食事+必要なら採血で確認を。
栄養は“食事が主、サプリは補助”が原則です。
簡単メニュー例(消化にやさしく高たんぱく)
朝:温奴+卵かけごはん少量+しらすと小松菜の味噌汁。
昼:鶏むねの蒸し焼きと根菜スープ+全粒パン小。
夜:白身魚の湯煮レモン塩+あさりと豆腐の澄まし汁+トマト。
間食:無糖ヨーグルトにきな粉、バナナ半分、豆乳。
セルフケアの限界と受診の目安
次のいずれかに当てはまる場合は、自己流対応を続けずに受診しましょう。
「胃もたれが3週間以上続く」「急な体重減少」「脂肪便が続く」「毎日100本超の抜け毛が3か月以上」「頭皮の痛み・強いかゆみ・円形の脱毛」。
受診先は、胃もたれは消化器内科、抜け毛は皮膚科(必要に応じて血算・鉄・フェリチン・B12・亜鉛などを相談)。
ヘアケアの地盤づくり:外からのサポートも並走で
洗髪は“ぬるま湯予洗い→指の腹でやさしく→十分にすすぐ→タオルで押し拭き→低温ドライ”。
スタイリング剤は頭皮に残さない、就寝前に落とすが基本です。
外用薬(例:ミノキシジル)は生活改善と併用で効果が出やすく、自己判断ではなく用量・期間は専門家の指示に従いましょう。
よくある質問
Q: 胃もたれが一度あっただけで抜け毛は増えますか?
一過性の胃もたれだけで即座に抜け毛が増える可能性は低く、繰り返しや長期化、減量や薬など複合要因が重なるとリスクが上がります。
Q: 抜け毛が増えるまでどのくらい時間差がありますか?
体への負担や栄養不足の発生から、数週間〜数か月後に増えることが多いです。
Q: まず優先する栄養素は?
タンパク質を土台に、鉄・亜鉛・ビタミンB群をバランスよく補うのが基本です。
Q: サプリは必要?
食事で足りていれば不要です。
不足が疑われる場合は採血で確認し、期間と容量を決めて使いましょう。
Q: どの診療科に行けばいい?
胃もたれが主なら消化器内科、抜け毛が主なら皮膚科へ。
両方が気になる場合は順に受診し、検査結果を共有しましょう。
Q: PPIを飲んでいます。髪に悪いですか?
目的に対して必要なら続けつつ、食事管理と定期的な採血で不足がないかを確認しましょう。
勝手な中止は禁物です。
まとめ
胃もたれと髪の関係は“直結”ではなく、“放置で栄養経路が削られて髪に回らなくなる”という間接ルートが本質です。
食べ方の小さな改善と必要十分な栄養設計、そして長引く時は医療へ、の三本柱で髪を守りましょう。
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