幹細胞って何？幹細胞の種類と髪や頭皮への効果とは | 【頭美人】

私たちの体の中にある幹細胞。最近、これが寿命や若さと大きく関わりがあると言われ、再生医療とともに研究が進み、注目されるようになりました。

幹細胞の性質や種類をご紹介しながら、髪や頭皮との関係も見ていきましょう。

幹細胞って何？

あらゆる体の臓器、組織は細胞からできていますが、寿命があり新しい細胞に生まれ変わっていきます。その細胞の生まれ変わりに大きな力を発揮するのが幹細胞です。

幹細胞は生きていくうえでかけがえのないものです。生命の始まりである受精卵も幹細胞です。

また、幹細胞は生まれた時に持っている数より、一生涯を通して増えることはありません。

成長につれて幹細胞は使われて減っていくものなのですが、病気や怪我などを繰り返していると、その減少が速くなります。

そのことで若さを保つことが難しくなったり、寿命に違いが出てしまいます。

幹細胞にはどんな種類がある？

幹細胞とは、それ自身と同じ機能を持った細胞に分かれて複製する力（自己複製能）と体を作る筋肉、肌、血液など異なる系列のいろいろな細胞を作り出す力（分化能）の二つの能力を持つ細胞のことです。

幹細胞にはヒト由来、動物由来、植物由来の三つがあります。

ヒト由来の幹細胞は、ヒトの皮下脂肪から採った脂肪由来の幹細胞で、医療や美容によく使われます。

動物由来の幹細胞はヒツジ、ブタ、ウマなどの動物の胎盤から採取されることが多い幹細胞で、皮膚に塗ると細胞が活性化されると言われていますが、安全性が確保されていません。

植物由来の幹細胞は、種子や胚など成長に重要な部分にあって細胞に分化させる能力を持っています。

効果は限定的ですが、抗酸化作用や保湿力があります。

幹細胞の髪や頭皮への効果とは

体脂肪に含まれる幹細胞は、毛髪のもとになる細胞に分化します。

お腹やお尻などの皮下脂肪の中にある脂肪幹細胞を頭皮に注入し、毛包幹細胞を活性化して発毛を促進させることができます。

ヒト幹細胞が分泌する細胞の機能回復や活性化を促す生理活性物質が含まれたヒト細胞培養液は、髪にも良い影響を与えます。

ヒト細胞培養液がシャンプーやトリートメント、化粧品にも使われています。

最近の研究で、ヒト幹細胞シャンプーには幹細胞の働きを繁栄して、頭皮を保湿したり、ダメージを受けた髪を修復する効果があると言われています。

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