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抜け毛・薄毛の原因と対策
歯ぐきケアで“抜けやすさ”は変わる?歯槽膿漏×薄毛の最新解説と受診の目安!
Pyorrhea is the cause of thinning hair?
歯槽膿漏と薄毛は関係ある?「関連」は示されるが、原因と断定はできない
歯槽膿漏は、一般に歯周病と呼ばれる慢性炎症です。
最近の研究では、歯周病のある人は円形脱毛症などの脱毛が起こりやすい可能性が示されています。
一方で、「歯周病が薄毛の直接の原因だ」と結論づけるには、まだ十分な証拠がそろっていません。
つまり、関係はありそうだけれど因果は未確定。
この前提を押さえたうえで、私たちが今日からできることに落とし込むのが現実的ですよ。
考えられるメカニズム(なぜ口の炎症が髪に響くの?)
1) 慢性炎症によるサイトカインの増加
歯周病では、IL-6やTNF-αなどの炎症性サイトカインが増えやすくなります。
これらは体内を巡り、毛包の環境にも影響します。
炎症が強いほど、髪は成長期を保ちにくく、休止期に移行しやすくなると考えられます。
2) 血流と血管のコンディション
歯ぐきで続く炎症や細菌由来の成分は、血管の内皮機能にも悪影響を及ぼします。
頭皮の微小循環が落ちると、毛母細胞への栄養や酸素が届きにくくなり、ハリやコシの低下、抜けやすさにつながります。
3) 糖代謝の乱れを介した間接影響
歯周病と糖尿病は相互に悪化させ合う関係にあります。
インスリン抵抗性が高まると全身の炎症がさらに強まり、頭皮の環境も不安定になります。
甘いものが多い、夜遅くに食べる、といった習慣がある人は、口と髪の両方に配慮した食生活を意識してみましょう。
4) 免疫の揺らぎ(自己免疫との接点)
円形脱毛症は自己免疫が関わる病気です。
歯周病でも免疫が慢性的に刺激されるため、体質やタイミングによっては、髪に影響が現れる人がいます。
体調やストレスで悪化と改善をくり返すなら、免疫の視点も意識しておくと安心です。
口と髪を一緒に整える「二刀流プラン」
1) 歯科で現状チェックと初期治療
歯周ポケット測定、出血の有無、レントゲンで骨の状態を確認します。
必要に応じてスケーリング(歯石取り)やルートプレーニングで、炎症の火元を小さくします。
喫煙や全身疾患、内服薬も伝えておくと、ケア計画が立てやすくなります。
2) 家庭でのプラークコントロール
歯磨きは1日2回、1回あたり3分以上を目安にします。
歯と歯ぐきの境目に毛先を45度で当て、小刻みにやさしく動かします。
フロスや歯間ブラシは毎日。
フロスは歯面に沿わせて上下に動かし、歯間ブラシは無理のないサイズを選びます。
仕上げに低刺激の洗口液を使うと、清潔が長持ちします。
3) ヘアケアの基本を“丁寧に”
予洗いで皮脂と汚れを浮かせ、指の腹でやさしく洗います。
すすぎは念入りに、濡れたまま寝ないこと。
食事ではたんぱく質、鉄、亜鉛、ビタミンB群をしっかり取り、睡眠は時間とリズムを一定にします。
必要に応じて育毛外用(例:ミノキシジルなど)を併用し、数ヶ月単位で経過を見ます。
セルフチェック:こんなサインは見逃さない
歯ぐきが赤い、歯みがきで血が出る、朝起きると口がねばつく。
口臭が強い、歯が浮く感じがある。
頭皮では、かゆみや赤み、フケが続く、短く細い毛の抜けが急に増えた。
こうしたサインが重なるなら、歯科と皮膚科のダブル相談を検討しましょう。
受診の目安(歯科と皮膚科、どう使い分ける?)
歯ぐきの出血や腫れが2週間以上続く、歯がグラつく感じがあるなら歯科へ。
抜け毛が明らかに増えた状態が数ヶ月続く、円形の脱毛が出た、地肌が急に目立つなら皮膚科へ。
自己判断で強いケアを重ねるより、専門家の評価で遠回りを減らしましょう。
FAQ
Q: 歯周治療だけで髪は増えますか?
歯周治療は直接の発毛治療ではありません。
ただし、慢性炎症が和らぐことで、髪の土台が整いやすくなる可能性はあります。
歯科ケアとヘアケアを併走させ、数ヶ月単位で判断しましょう。
Q: どのくらいで変化を見ればいいですか?
口腔は数週間で出血のしにくさなどの変化が出やすい一方、髪はサイクルが長いので、3〜6ヶ月のスパンで写真や抜け毛量の記録をつけて評価します。
Q: 円形脱毛症と歯周病の関係は?
研究では関連が示唆されていますが、誰にでも当てはまるとは限りません。
再発をくり返す人は、歯科での炎症管理も並行すると安心です。
Q: AGA(男性型脱毛症)とも関係しますか?
関連を示唆する報告は出ていますが、規模はまだ限定的です。
生活習慣と頭皮の基本ケア、必要に応じて標準治療を優先しましょう。
Q: 口腔ケアの優先順位は?
毎日のプラークコントロール、歯間清掃の習慣化、定期検診・歯石取りが土台です。
痛みがなくても、定期的に状態を見てもらうと悪化を防げます。
まとめ
歯槽膿漏と薄毛には「関連」が示されつつありますが、原因と断定はできません。
だからこそ、口腔と頭皮の土台づくりを同時に整えるのが近道です。
歯科で炎症の火元を小さくし、家庭では毎日のプラークコントロールを継続。
ヘアケアは基本を丁寧に、必要なら皮膚科の治療も取り入れます。
焦らず積み重ねる行動が、抜けにくいコンディションを育てます。
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