遺伝が原因で白髪に？ | 【頭美人】

白髪は遺伝するのでしょうか？？

35歳頃を境に白髪が生え始め、悩み始める方は少なくありません。

よく考えてみると親も白髪質。これは遺伝だから仕方がないと納得してしまうこともありますね。

遺伝ももちろん影響する白髪ですが、今回はその他の白髪原因にも注目しながら対処法もお伝えします。

白髪の原因は全て遺伝？

よく言われるのは「親に白髪が多いと、子も白髪が生えるのが早い」というものがあります。

白髪家系という言葉もあるように、白髪は遺伝的なものであることは否定できません。

しかし親が白髪だからといって、子供も必ず白髪とは言い切れません。

一方親が黒々した髪をしていても、自分は白髪だという方も多々いらっしゃいます。

白髪は遺伝的要因が強いと言われてはいるものの、全てが遺伝とは言い切れないことが分かります。

また、よく「遺伝だ」というように言われますが、現在の医学では「白髪」と「遺伝」を結び付ける根拠は発見されていません。

しかし、体内の「色素」に関しては遺伝すると言われています。

これは、親の肌の色が白かったり、黒かったりとする場合に、子供にも遺伝するためです。

ということは、髪の色も色素が関係しているので、親から子へと遺伝してもおかしくはないと思われます。

「若白髪」という言葉がありますが、親が若いころから白髪が多いという場合だと、子も若白髪になるという可能性が高くなっているようです。

遺伝以外の白髪の原因は？

先天的と言われる「遺伝性白髪」以外にも、後天的と言われる白髪の原因があります。

先天性な白髪と後天性の白髪の共通点は、「メラニンの欠乏」です。

メラニンとは

・髪や肌の色を決定づけるもの（髪色が黒くなる）

・毛髪内の「メラノサイト」で生成される

・量が多いと髪色も黒くなる

つまり、白髪が生えてくる＝メラニンが欠乏している　という定義が成り立ちます。

以下に詳細を見ていきます。

メラニン不足を及ぼす原因

・メラノサイトの活動休停止→メラニン生成不可

・チロシン（アミノ酸の1種でメラニン原料）不足→メラニン生成不可

・正常指令機能の停止→メラノサイトとチロシンへの信号停止→メラニン生成不可

結果的に髪にメラニン色素を生み出さないため、白髪質になることが分かります。

その他に、

・加齢による心配機能の低下
・多忙な生活によるストレス
・過度なダイエットや食生活の乱れ　

などがあります。

遺伝による白髪の対処法

残念ながら白髪は完全に治るものではありません。

減らすことは難しいのですが、これ以上増やさないための工夫はできます。

遺伝性の白髪であっても、基本的対処は同じです。

・規則正しい生活
・充分な睡眠時間の確保
・適度な運動で血行を促す
・ミネラル・ビタミンを意識した食生活の見直し

などです。

そして、白髪を生かした素敵な髪型や染色で明るいヘアスタイルを楽しむ、ということが大事かもしれませんね。

遺伝的要素だけでなく、様々な原因で生えてくる白髪。

100％改善は難しいけれど、普段の生活の見直しをして健康を意識する。

それが髪質へもプラスに影響します。また、髪型や髪色を変えるなど、白髪を楽しむ工夫も心がけたいですね。

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