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フケが発生する原因と対策
頭皮が乾燥するときのオイルクレンジング入門!やり方と失敗しないコツ
Effective oil cleansing to improve the drying of the scalp?
頭皮が乾燥すると何が起こる?見分け方とセルフチェック
乾燥した頭皮は皮脂膜が薄くなり、刺激や摩擦に弱くなります。
その結果、かゆみや細かなフケが出やすくなり、掻くほどにバリアがさらに崩れて悪循環に陥ります。
鏡で見える粉ふきや、黒い服に落ちる細かな白い粉が続くなら乾性フケのサインです。
一方でベタつきや大きめの湿ったフケが混じるなら、皮脂が多い状態や別の炎症が絡む可能性もあります。
まずは「乾燥が主か、脂っぽさが混じるか」を見分けることがケアの第一歩ですよ。
乾性フケと脂性フケの違い
乾性フケは小さくサラサラ落ちやすく、洗いすぎや空調、熱いシャワーなどで悪化しやすいのが特徴です。
脂性フケはやや大きく湿り気があり、ベタつきやニオイを伴うことがあります。
脂っぽさが強いときは、オイルの使い方をより慎重にし、悪化サインがあれば中止しましょう。
オイルが合うケース・合わないケース
乾燥が主体で、シャンプーしても頭皮が突っ張る感じが残る人には、スペシャルケアとしてのオイルクレンジングが役立ちます。
反対に、赤みやジュクつき、ニキビのようなブツブツがある時、フケが大きく湿っている時は見合わせましょう。
こうした時期はオイルが刺激や悪化因子になり得るため、まず炎症の沈静や受診を優先してください。
頭皮の「オイルクレンジング」はなぜ効く?
皮脂やスタイリング剤などの油性汚れは、水や一般的な洗浄成分だけでは落ち切らないことがあります。
油は油に溶けやすい性質があるため、適切なオイルで浮かせてから洗い流すと、落とし過ぎずに整えやすくなります。
また、指の腹でやさしくほぐすことで、硬くなりがちな頭皮を柔らげ、血行をサポートする効果も期待できます。
油は油に溶ける:皮脂よごれの原理
皮脂そのものは悪者ではなく、頭皮表面のうるおいを守る大事な膜です。
必要以上に取り去ると、かえって乾燥を感じたり、皮脂のリバウンド分泌を招くことがあります。
だからこそ、やさしく浮かせて落とすアプローチが大切なのです。
頻度は週1が目安、やりすぎNG
スペシャルケアは「足りないくらい」がちょうど良いです。
乾燥が強い人でも多くて週1回。
日常は低刺激のシャンプーと保湿で整え、オイルはポイントで取り入れましょう。
失敗しないオイルの選び方
頭皮が乾燥している時は、刺激の少なさと扱いやすさを優先します。
精製度が高く酸化しにくいもの、香料や着色が強すぎないものを選ぶと安心です。
おすすめ成分(ホホバ/スクワラン/MCTなど)
ホホバオイルは皮脂に近いワックスエステル主体で、軽い質感ながら馴染みやすいのが魅力です。
スクワランは酸化に強く、伸びが良いので初心者にも扱いやすいでしょう。
MCTオイル(中鎖脂肪酸油)や精製椿油、アルガンなども選択肢になります。
いずれもパッチテストを行い、香りや感触が負担にならない範囲で試してみてください。
避けたい選び方(洗浄力強すぎ/香料強め/未精製)
濃いメイクも落とす高洗浄の顔用クレンジングオイルは、頭皮には強すぎる場合があります。
未精製で不純物の多いオイルや、香料が強く刺激となる可能性があるものは避けるのが無難です。
食用油や髪用スタイリングオイルの流用も仕上がりや肌刺激の面で相性が良くありません。
正しい手順:乾燥頭皮のオイルクレンジング
最初は少量から試し、様子を見ながら微調整しましょう。
途中でヒリつきや赤みが出たら中止してください。
1:乾いた頭皮に塗布(パッチテスト推奨)
清潔な手にオイルを数滴取り、乾いた頭皮へ。
分け目ごとに指の腹でスタンプするように薄く広げます。
はじめは合計で小さじ約0.5程度を目安にすると失敗しにくいですよ。
2:指の腹でやさしく揉みほぐす
頭皮全体を持ち上げるイメージで、爪は立てずに円を描くように。
側頭部から頭頂、前髪生え際から後頭部へと“広い面→細かい面”の順にほぐすとムラになりにくいです。
強い圧や長時間の揉み込みは乾燥や炎症の原因になるため避けます。
3:ぬるま湯乳化→やさしくシャンプー
ぬるま湯を手ですくい、オイルとなじませて乳化させます。
その後、アミノ酸系などマイルドなシャンプーで頭皮を中心にやさしく洗います。
指の腹で“泡を転がす”感覚で、1回で落ち切らなければ少量の追い泡で。
4:クレンジング直後の保湿(ローション)
タオルドライ後すぐに、頭皮用ローションで水分を補います。
セラミド機能成分やヘパリン類似物質など“水分を抱え込むタイプ”を選ぶと、乾燥の戻りを防ぎやすいです。
ローションを地肌に行き渡らせたら、必要に応じて軽いオイルや乳液で薄くフタをします。
乾燥を繰り返さないためのアフターケア
毎日のルーティンが整うと、スペシャルケアの回数に頼らず安定していきます。
ドライヤーは温風を頭皮から20cm以上離し、同じ場所に当て続けないよう小刻みに動かしましょう。
シャワー温度は熱すぎると乾燥を助長するので、ぬるめを心がけると良いですよ。
保湿ローション・医薬部外品の使い分け
かゆみが気になる日は、肌あれ防止成分配合の頭皮ローションが頼りになります。
乾燥がピークの季節は、1日1〜2回の保湿を短時間で習慣化すると戻り乾燥を抑えやすいです。
朝は軽め、夜はしっかりといった強弱をつけるのも続けやすいコツです。
症状が強い/長引くときの受診目安
赤みや痛み、黄色っぽい大きなフケ、ニキビ様のブツブツが続く場合は自己流を中止しましょう。
脂漏性皮膚炎などの可能性があり、抗真菌薬ローションなど医師の治療が有効なケースがあります。
強い炎症期は、オイルクレンジングを無理に続けず、まずは診断と炎症コントロールを優先してください。
よくある質問
Q: 顔用クレンジングオイルは頭皮に使える?
洗浄力が高いタイプは乾燥や刺激の原因になりやすいため推奨しません。
頭皮には低刺激で扱いやすいオイルを少量、週1回目安で取り入れましょう。
Q: ベビーオイルや食用油でも代用できる?
粘度や精製度、添加物の違いから、頭皮用途では使い勝手や肌負担の面で不向きです。
頭皮ケア向けの精製オイルを選ぶと安心ですよ。
Q: オイルクレンジング後に余計に乾燥するのはなぜ?
落とす工程だけで止めると、水分が不足したままになりやすいからです。
直後のローション保湿を「必ず」セットにしましょう。
Q: 抜け毛が増えるって本当?
強い摩擦や長時間の放置、すすぎ不足があると抜け毛が増えたように感じることがあります。
手順を見直し、異常が続くなら受診を検討してください。
Q: カラーやパーマ直後は避けるべき?
施術直後は頭皮が敏感になりがちです。
数日は刺激の少ないケアに切り替え、落ち着いてから必要に応じて再開しましょう。
まとめ
乾燥で揺らぐ頭皮は「落とす」と「与える」のバランスが要です。
週1回のやさしいオイルクレンジングで汚れを浮かせ、すぐに頭皮ローションで水分を補えば、カサつきとベタつきの同時悩みも少しずつ整います。
ただし赤みや湿った大きなフケが続く時は、無理をせず医療の力を頼りましょう。
あなたの頭皮がほっと息をつける最小限で最適なケアから、今日始めてみてください。
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