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頭皮の痛みの原因と対策
頭皮に「痛いできもの」…原因の見分け方と絶対にやってはいけない対処
The sore scalp "blotch" cause?
「痛いできもの」を正しく読む
頭皮にズキッとするできものが触れると、不安になりますよね。
痛みを伴うできものは、細菌や真菌などの感染、粉瘤のような嚢腫、湿疹・皮膚炎、帯状疱疹など複数の可能性があります。
見た目が似ていても対処が異なるため、「原因を切り分ける」視点がいちばんの近道です。
まず疑う代表原因(毛包炎/粉瘤/にきび/湿疹)
毛穴に一致した赤いブツブツや膿を伴い、押すと痛い場合は毛包炎やにきびの悪化が候補です。
中央に黒い点を伴う丸いしこりなら粉瘤の可能性があり、炎症を起こすとズキズキ痛みます。
かゆみ主体の赤みやフケを伴うなら、脂漏性皮膚炎や接触皮膚炎が背景かもしれません。
まずは落ち着いて、次の「原因別チェック」と「受診目安」を確認しましょう。
原因別チェックと受診の目安
細菌性:毛包炎〜膿瘍・蜂窩織炎
毛穴の周りが赤く腫れ、膿をもつ小さなできものは毛包炎の典型です。
数が増える、しこり化して強く痛む、発熱やだるさを伴う場合は膿瘍や蜂窩織炎へ進んでいる可能性があり、医療の出番です。
自己処置で針を刺す、強くしぼると奥へ感染を押し込みやすく、悪化の原因になります。
嚢腫性:粉瘤・外毛根鞘囊腫
粉瘤や外毛根鞘囊腫は、皮膚の下に袋ができて老廃物がたまる良性のしこりです。
普段は無痛でも、細菌が入り込むと赤く腫れて拍動痛が出ます。
中身だけ出しても袋が残ると再発するため、炎症が落ち着いた段階での摘出が根治に近づく道です。
炎症・湿疹:脂漏性皮膚炎・接触皮膚炎など
白黄色のフケやべたつき、かゆみが中心なら脂漏性皮膚炎の可能性があります。
新しい整髪料・カラー・シャンプー後のヒリつきやぶつぶつは、接触皮膚炎が関与していることもあります。
掻き壊しや二次感染で「痛み」に変わる前に、刺激を避けて落ち着かせましょう。
ウイルス:帯状疱疹
片側だけのピリピリした痛みが先行し、のちに水ぶくれが帯状に出るのが特徴です。
頭皮は髪で隠れて発疹に気づきにくいこともあります。
疑ったら早期に受診し、抗ウイルス薬を適切なタイミングで使うことが後遺痛の予防につながります。
真菌:頭部白癬(ケルスス禿瘡)
ブヨブヨと盛り上がり、触れると痛い、膿やかさぶた、脱毛を伴う場合は、炎症型の頭部白癬が候補です。
抗真菌薬が基本で、自己判断のステロイド外用のみは悪化の引き金になりえます。
早期診断で瘢痕性脱毛を防ぎましょう。
自分でできること・やってはいけないこと
洗い方・乾かし方・製品見直し
予洗いはぬるま湯で十分に、シャンプーは手で泡立ててから指の腹でやさしく。
すすぎは長めに行い、地肌に整髪料を残さないようにします。
乾かすときは根元から中温で、濡れたまま就寝しない習慣をつけましょう。
新製品を使い始めて違和感が出たら、一旦中止し経過をみます。
「つぶす・刺す」は厳禁
痛いからといって押し出す、針で開ける、爪でこするのは厳禁です。
感染が深く広がり、膿瘍や蜂窩織炎、瘢痕の原因になります。
温かい清潔なタオルで軽く温める程度にとどめ、悪化や長引きは受診へ切り替えましょう。
皮膚科で行われる主な治療
細菌性(毛包炎〜膿瘍・蜂窩織炎)
消毒や外用・内服の抗菌薬、膿がたまった場合は切開排膿が行われます。
再発例では、生活や接触刺激の見直しも併用します。
嚢腫性(粉瘤・外毛根鞘囊腫)
炎症が強い時期はまず腫れを抑え、落ち着いたら袋ごと摘出します。
自己圧出では再発や感染が増え、治療が難しくなるため避けましょう。
炎症・湿疹(脂漏性/接触性)
原因に応じて、低刺激ケアの徹底、短期の抗炎症外用、抗真菌シャンプーの併用などが選択されます。
成分の切り分けや再開タイミングは、医師の指示に沿いましょう。
ウイルス(帯状疱疹)
早期の抗ウイルス薬が要点です。
痛みが強い場合は鎮痛やペインクリニック併診が検討されます。
真菌(頭部白癬)
抗真菌薬の外用や内服を、指示通りの期間続けます。
培養や顕微鏡検査での確認が役立つことがあります。
FAQ
Q: 痛いできもの、つぶしても大丈夫?
だめです。
感染が深部へ広がり、膿瘍や瘢痕のリスクが上がります。
自己処置は避け、悪化や長引きは受診しましょう。
Q: 何科に行けばいい?
基本は皮膚科です。
拍動する強い痛みや発熱、急速に広がる赤み、帯状に片側へ出る水ぶくれなどは早めの受診を。
Q: シャンプーは毎日でいい?
汗や皮脂が多い日は毎日でもかまいませんが、こすり過ぎや熱風は避け、すすぎと乾かしを丁寧に行いましょう。
Q: 市販薬で様子見してよいのはどんな時?
小さな赤みや軽い痛みで、数日で引く場合に限り様子見も選択肢です。
膿、拍動痛、熱感、広がる赤み、繰り返す発疹は自己判断せず受診しましょう。
Q: 抜け毛や跡が残るのが不安…
炎症が強いタイプや真菌性では、放置で瘢痕性脱毛のリスクがあります。
早期診断と適切な治療で、後悔を減らしましょう。
まとめ
頭皮の「痛いできもの」は、毛包炎や粉瘤、湿疹、帯状疱疹、真菌感染など原因が多岐にわたります。
共通のNGは「つぶす・刺す」。
セルフケアはやさしい洗浄と乾かし、刺激源の中止にとどめ、赤旗サインがあれば早めに皮膚科で評価を受けましょう。
原因を見極めて適切な治療につなげることが、痛みの早期解決と再発予防の最短ルートですよ。
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