泥で髪を洗おう！ | 【頭美人】

自然派の方を中心に人気の泥（クレイ）はパックや洗顔料・入浴剤等としての利用がメジャーですが、髪を洗うことも出来ることをご存知でしょうか。

泥の成分と歴史

石けんが発明される以前の時代の人々は、泥で髪や身体を洗っていました。

泥美容の歴史は古く、古代エジプトのクレオパトラも泥パックで美を保っていたと言われています。

泥（クレイ）の原料は世界各地の粘土質の地層から採掘されます。

それらの場所では貝殻などが一緒に掘り出されることから、現在は山や砂漠などであっても数千年前には海底であったと推定されています。

そのため泥にはマグネシウムやカルシウムなどのミネラル成分が豊富に含まれています。

また、泥の主成分の二酸化ケイ素などの粒子は表面が多孔質となっているのが特徴です。

多孔質とは細かい穴が沢山開いていることで、この穴に汚れが吸着されるためさっぱりとした洗いあがりになるのです。

泥でヘアケアする方法

・ショートヘア
乾燥クレイ　12gほど
水　大さじ2杯

・ロングヘア
乾燥クレイ　24gほど
水　大さじ４杯

お皿などの容器で、水に乾燥クレイを溶かして泥を作ります。

上記の量は目安なので髪の長さやお好みの使用感で調整してください。

使用方法

まず、ブラッシングで髪のもつれをよくほぐしてから、全体にお湯をかけて付着したホコリなどをざっと洗い流します。

水に溶かしておいた泥を頭と髪全体に行き渡らせ、頭皮をやさしくマッサージをするように洗髪して、よくすすいで流します。

市販のシャンプーのように泡立たないので、慣れるまでは汚れが落ちてるのかなという違和感があるかもしれません。目の粗いクシや洗髪ブラシなどを使用すると洗いやすいです。

初めての場合には、髪の毛を一束だけ洗って使用感を試すと安心です。

乾燥やごわつきが気になる方は、ハチミツやオイルなどを少量混ぜてカスタマイズしてもいいでしょう。

この泥には保存料が入っていないため作り置きできませんので、使用の度に水に溶かすようにしてください。

泥で髪を洗って健康で美しい髪を目指しましょう。

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