富士額だとハゲるの？ | 【頭美人】

富士額とは、前髪の生え際の中央部分がやや下がっており、左右の生え際がやや上がっている形の前髪の生え際を指します。

この前髪の生え際の形が富士山を逆にしたように見えるため、このような呼び名がつきました。

富士額はやや古めかしい言い方ですが、一昔前までは日本的な美人の特徴でもありました。

富士額は男女問わず存在しますが、富士額と似た形状にM字ハゲがあります。

富士額とM字ハゲは混同されがちですが、実際には別物です。

富士額とM字ハゲの違い

M字ハゲは前髪の左右が薄毛で後退してしまうことで、結果として生え際がM字になってしまう状態ですが、富士額は元々の生え際の形状のため若い世代でも珍しくありません。

M字ハゲはAGA（男性型脱毛症）の典型

M字ハゲは、薄毛によって前髪が後退することで形成される前髪の生え際の形です。

髪の生え際や頭頂部が薄毛になってしまうのは、AGAの典型的な特徴です。

AGAとは男性特有の薄毛症状で、男性ホルモンのテストステロンが過剰分泌されることで起こります。

テストステロンは、頭皮の毛乳頭の中に存在する5α-還元酵素と結びつき、DHT（ジヒドロテストロン）に合成されます。
このDHTが抜け毛を増やすAGAの原因となります。

5α-還元酵素は、前髪の生え際や頭頂部の毛乳頭に多く存在するため、AGAは前髪か頭頂部が薄くなることが多くなります。

AGAが原因で結果として前髪が薄くなり、生え際の左右が後退しM字になってしまうのがいわゆるM字ハゲです。

生まれつきの富士額はハゲとは無関係

富士額は元々の前髪の生え方のため、薄毛とは関係ありません。

髪の生え際の形状は基本的に生まれた時から変わらないため、子供の頃から富士額の場合はハゲとは無関係と考えていいでしょう。

上記で紹介したAGAは、男性ホルモンのテストステロンが過剰分泌することで起こる男性特有の薄毛症状です。

女性は、AGA特有のM字ハゲになることは基本的にありません。
そのため女性の富士額は、薄毛とは無関係です。

もしも男性で、成人後に富士額のような形状が形成された場合は、それは富士額ではなくAGAかもしれません。
しっかり見極めましょう。

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