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抜け毛・薄毛の原因と対策
更年期と髪のほんとうの関係をやさしく解説!抜け毛・細毛・白髪の不安に今すぐできる対処
The relationship of menopause and hair
更年期と髪に何が起こる?
エストロゲンがゆるやかに減る時期になると、髪の成長期が短くなりやすくなります。
その結果、髪が太く長く育つ前に入れ替わってしまい、全体のボリュームが落ちたように感じるのです。
分け目が以前より透けて見える、ハリやコシが弱くなるといった変化は、多くの人に共通して起こります。
ただし進み方や感じ方には個人差が大きく、年齢だけで決まるものではありません。
季節や体調、ストレスの波、睡眠の質などの影響で、日によって調子が変わることも珍しくありません。
見た目の変化は気持ちに影響しやすいため、無理に隠そうと頑張りすぎず、原因を丁寧に切り分けていきましょう。
エストロゲン低下とヘアサイクルの変化
髪は「成長期→退行期→休止期」という流れをくり返しています。
エストロゲンには成長期の髪を支える働きがあり、量が減ると成長期が短くなりやすいのです。
成長期が短くなると、太く長い毛が育ちにくくなり、細い毛や短い毛が増えて密度が下がったように見えます。
退行期や休止期の割合が相対的に増えると、抜け毛の本数が増えたように感じることもあります。
これはからだの自然な移行の一部ですが、生活習慣の乱れやストレスで強く出る場合があります。
ヘアサイクルは髪ごとに時間差があるため、「昨日は気にならなかったのに今日は気になる」という揺らぎが起きやすいのも特徴です。
びまん性脱毛症(FPHL/FAGA)の特徴
女性に多いのは、頭頂部を中心に全体が少しずつ薄くなる「びまん性」のタイプです。
生え際が一気に後退するのではなく、分け目が広がる、トップのボリュームが出にくい、地肌が全体に透けるといった見え方が特徴です。
頭皮に強い炎症やフケがなくても、密度の低下だけが静かに進むことがあります。
鏡で分け目の幅や前髪の量、トップの立ち上がりを月に数回チェックして、変化に気づける習慣を持ちましょう。
写真で同じ角度から記録しておくと、自分では気づきにくい小さな変化も追いやすくなります。
増える抜け毛・細毛・白髪の理由
更年期には髪の“質感の変化”も同時に起こりやすくなります。
いつものヘアケアでまとまりにくい、うねりや広がりが増えた、ツヤが出にくいと感じる人もいます。
白髪が増えて見えるのは、色素の働きが弱まる影響に加え、コシの低下で光を反射しやすくなることも関係します。
乾燥やかゆみ、頭皮の赤みが出やすい時期でもあるため、刺激を減らす方向に切り替えることが大切です。
ストレスと自律神経・血流の関係
ストレスが続くと自律神経が乱れ、頭皮の血流が落ちやすくなります。
血の巡りが悪いと、毛根へ運ばれる酸素や栄養が不足しやすく、細毛や抜け毛を助長します。
「最近よく眠れない」「肩や首がこっている」「食欲が安定しない」といったサインも、頭皮環境の乱れと関係しやすいです。
さらに不安や焦りが強くなると、ついブラッシングや洗髪が強くなり、摩擦や刺激が増える悪循環に入りがちです。
深呼吸や休息の時間を意識的に確保し、からだのブレーキを踏む習慣をつくりましょう。
年齢による頭皮環境の変化
皮脂分泌のバランスやバリア機能が変わり、乾燥やかゆみが起きやすくなることがあります。
乾燥しているのに洗浄力の強いシャンプーを続けると、フケや赤み、ヒリつきにつながることもあります。
逆にベタつきが気になって何度も洗うと、必要なうるおいまで落としてしまい、敏感さが増すことがあります。
季節や体調によって状態は変わるため、固定のやり方にこだわらず、その日の頭皮に合わせて調整する柔らかさが大切です。
今日からできる基本ケア
むずかしいことを増やすより、毎日の“当たり前”をやさしくするのがコツです。
いきなり多くの新製品を試すより、手順と力加減を整える方が実感につながりやすいですよ。
洗う・乾かす・守るをやさしく見直す
シャンプーはぬるめの温度で、しっかり予洗いをしてから泡で包み込むように洗いましょう。
指の腹で頭皮をこすりすぎないようにし、爪は立てないのが基本です。
泡で汚れを浮かせるイメージに切り替えると、摩擦が減りやすいです。
トリートメントは毛先中心に置き、粗めのコームで優しくなじませると均一に行き渡ります。
頭皮につける設計のアイテム以外は、地肌に残さないようにしっかりすすぎましょう。
ドライヤーは根元から先へ風を通し、同じ場所に熱を当て続けないことがポイントです。
仕上げに冷風でキューティクルを落ち着かせると、ツヤとまとまりが出やすくなります。
外出前は紫外線や乾燥から守るために、帽子や日傘、ヘアオイルの薄づけを活用しましょう。
スタイリングと摩擦・熱対策
ブラッシングは目の粗いコームで毛先のもつれをほどいてから全体へ進めましょう。
髪が濡れた状態はキューティクルが開いて傷つきやすいため、濡れ髪での強いブラッシングは避けると安心です。
高温のアイロンは短時間・低温寄りに調整し、同じ束へ何度も当てないようにしましょう。
ヒートプロテクト機能のあるスタイリング剤を併用すると、熱ダメージが抑えられます。
寝具との摩擦が気になる人は、シルキーな枕カバーやナイトキャップに替えるだけでも手触りの差を感じやすいです。
分け目は同じ位置に固定せず、時々ずらすと特定の部位への負担や日焼けを減らせます。
生活習慣の整え方
髪はからだの一部です。
土台づくりがそのまま髪の土台になります。
一気に完璧を目指すより、続けられる小さな習慣を積み重ねましょう。
睡眠・栄養(大豆・イソフラボン・エクオールの考え方)
まずは睡眠のリズムを整え、入眠前のスマホ時間を短くすることから始めましょう。
夕方以降のカフェインを控える、湯船でゆっくり温まるなどの工夫も役立ちます。
食事はたんぱく質を主役にし、色の濃い野菜や海藻、きのこ、良質な油をバランスよく取り入れましょう。
大豆やイソフラボンは、からだにやさしい選択肢のひとつですが、感じ方には個人差があります。
体内でエクオールをつくれる体質かどうかでも実感は変わるため、まずは普段の食事で無理なく続ける範囲から試してみましょう。
サプリを使う場合は、薬との飲み合わせや体質に注意し、気になるときは医師や薬剤師に相談してください。
水分が不足すると血流が滞りやすくなるため、こまめな水分補給も忘れずに習慣化しましょう。
運動・メンタルケアで血流を底上げ
散歩やストレッチのような軽い運動でも、続けるほど頭皮の血流の助けになります。
早歩きで短時間でも毎日積み上げると、睡眠の質も上がりやすくなります。
一日のどこかに“ゆっくり呼吸する時間”を持つだけでも、自律神経の切り替えに役立ちます。
日記や感謝メモ、好きな音楽や香りを取り入れるなど、自分の機嫌を整える小さな儀式を持っておきましょう。
趣味や人と話す時間を意識してつくり、ストレスの出口を用意しておくことが、髪にも良い影響を与えます。
治療や相談の選択肢
セルフケアで整えても不安が続く、抜け毛が急に増えた、赤みやかゆみが治らない。
そんなときは、早めの相談が安心です。
自己判断で強いケアを重ねるより、原因を見極める方が近道になるケースは多いですよ。
受診の目安と診療科
抜け毛の量が明らかに増えた、分け目が短期間で広がった、頭皮トラブルが長引く。
このような場合は、皮膚科や女性の薄毛を扱うクリニックに相談しましょう。
甲状腺や貧血、栄養不足、薬の影響など、別の要因が隠れていることもあります。
受診時は、開始時期や悪化した時期、使用中のヘアケア製品、服薬歴、既往歴をメモにして持参すると、診察がスムーズです。
検査や治療の必要がないと判断されれば、安心してセルフケアに集中できます。
ミノキシジル外用という選択肢
女性の薄毛に対しては、外用ミノキシジルが選択肢になります。
女性向け製品では濃度や用法が定められており、毎日決まった回数を継続することが大切です。
効果の感じ方には個人差があり、数週間で結論を出さず、数か月単位で様子を見る姿勢が必要です。
妊娠中・授乳中や持病がある場合、皮膚が敏感な場合は必ず医師や薬剤師に相談してください。
自己判断で高濃度や内服に踏み込むのは避け、安全性を優先しましょう。
外用剤の使用中は、頭皮が荒れていないか、赤みやかゆみが強くないかを定期的にチェックしましょう。
よくある疑問Q&A
Q: 更年期の抜け毛はいつまで続く?
個人差がありますが、生活習慣の見直しや頭皮ケアで落ち着く人も多いです。
季節の変わり目や体調の波で一時的に増えることはありますが、長く続く場合は受診を考えましょう。
焦って強いケアを増やすより、睡眠とストレス対策を土台に置く方が安定しやすいですよ。
Q: 何科に行けばいい?
まずは皮膚科へ相談しましょう。
女性の薄毛を扱う外来やクリニックも選択肢です。
頭皮の炎症や別の病気が関係していないか確認してもらえるため、自己判断の不安が減ります。
Q: ミノキシジルは女性でも使える?
外用で女性向け製品があります。
推奨濃度や使用方法を守り、顔や首に垂れないように塗布範囲を守ることが大切です。
刺激を感じたら中止し、症状が強い場合は受診してください。
Q: 食事やサプリはどの程度期待できる?
基本はバランスの良い食事と睡眠です。
大豆・イソフラボンは手軽な選択肢ですが、体質差があります。
サプリはあくまで補助と考え、無理のない範囲で取り入れて経過を見ましょう。
Q: カラーやパーマはやめるべき?
頭皮状態が落ち着いていれば楽しめますが、刺激や熱、摩擦を減らす工夫をしましょう。
サロンでは頭皮保護や低刺激の薬剤をお願いし、施術後は保湿とやさしい洗い方を徹底してください。
自宅でのセルフカラーは、パッチテストと塗布量、放置時間を守り、違和感があれば無理をしないことが大切です。
セルフチェックの目安
分け目の幅が以前より広がっていないか、同じ光の条件で月に数回確認しましょう。
洗髪後の排水口やブラシにつく毛量が急に増えていないか、数日単位で様子を見ましょう。
頭皮の赤みやかゆみ、フケが長引く場合は炎症のサインかもしれません。
気になる変化が重なったら、早めに専門家へ相談して安心材料を増やしましょう。
避けたいNG習慣
強い力でのゴシゴシ洗い、濡れ髪での就寝、分け目をずっと同じ位置に固定する習慣は、負担を増やします。
極端な食事制限や自己流の過度な頭皮刺激、根拠の薄い高額ケアの買い足しも、かえって遠回りになりがちです。
小さな改善を積み重ね、からだのサインを見ながら調整する姿勢を大切にしましょう。
まとめ
更年期はからだが次のステージへ移る大切な時期で、髪の変化もその一部です。
エストロゲンの変化、ストレス、血流、頭皮環境など複合要因が重なって見た目の違いが現れます。
洗い方と乾かし方をやさしく、睡眠と栄養を整え、摩擦と熱を減らす。
この小さな積み重ねが、髪の調子を底上げします。
不安が続く、急に悪化した、頭皮トラブルが長引くときは、遠慮せず専門家へ相談しましょう。
焦らなくて大丈夫です。
あなたの髪は、今日の一歩からまた育っていきます。
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