頭が痛いとき、ヘッドスパは逆効果なの？ | 【頭美人】

ヘッドスパは医学的根拠があるものではない

みなさんは、ヘッドスパを受けたことがありますか？

頭の「ヘッド」と温泉を意味する「スパ」を合わせた言葉で、実は和製英語です。

簡単に言うと、頭にマッサージや温水による刺激を加えて頭皮と髪の毛をケアするともに、精神的なリラックスを得ることを目的とした行為です。

その行為の根拠となるものは、血液とリンパ液の流れの促進。

ただし、頭部と頚椎付近という人間の体の最もデリケートな部分に施すものですので、注意が必要。特に、激しい頭痛のときは気をつけなければいけません。

厳密に言うと、ヘッドスパは医学的根拠が確立している施術ではありません。

軽い頭痛であれば、受けても問題なし

さて、ここからが頭痛とヘッドスパとの関係です。

一説によると、日本人の4人に1人が頭痛持ちだと言われています。

このうち慢性的な頭痛の代表は偏頭痛でしょう。頭の片側が脈打つように痛むのが特徴で、悩んでいる人も多いのでは。

原因の一つは、何らかの刺激による血管の拡張です。

前述したように、ヘッドスパは頭皮の血行を促進するための施術ですので、もみほぐすことにより血管がより広がり、頭痛が激しくなりそうな気がしますね。

ただ、脳の中の血管に直接影響を与えるわけではありませんので、軽い頭痛の場合はヘッドスパをあえて避ける必要はありません。

リラックス効果で症状が和らぐ場合も

偏頭痛の原因にストレスや自律神経の乱れというものもあります。

ヘッドスパにはリラクゼーション効果もありますので、「なんとなく頭が重い」という程度であれば、かえって症状が和らいだという人もいるぐらいです。

偏頭痛以外にも、ストレスや睡眠不足などによって「緊張性頭痛」が生じるケースがあります。
そういった場合にも、それを引き起こしている精神的要因をヘッドスパで取り除くことが可能です。

体調と相談しながら

しかし、頭痛の中には、クモ膜下出血や眼底の異常などによって生じるものがあります。
また、めまいや吐き気が伴う症状が出ることも。

そういった場合は、ヘッドスパを受けてはダメ。

頭に刺激を与えることで、症状を重篤化させる可能性があります。ヘッドスパより病院を受診すべきなのはいうまでもありません。

いずれにしても、ヘッドスパは医学的施術ではないということをよく頭に入れ、自分の体調と相談しながら受けることをおすすめします。

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