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食生活について
コラーゲンは髪に効く?エビデンスと実感アップの正解をプロが解説!
The effect of collagen gives the hair?
コラーゲンは髪に効くの?まずは「役割」を正しく整理しよう
髪の主成分はケラチンというたんぱく質です。 コラーゲンがそのまま髪になるわけではありません。
一方で、髪を育てる舞台である「頭皮」や「毛包」を支えるのがコラーゲンです。
真皮のコラーゲンが適切に保たれるほど、頭皮はハリと弾力を保ちやすく、毛根周りの環境が整い、髪の成長がスムーズに進みやすくなります。
つまり、コラーゲンは髪の材料というより「畑を耕す土」のような存在。
髪はケラチン、土台はコラーゲン。
この二層で考えると迷いにくいですよ。
エビデンスで読む「コラーゲン×髪」の現在地
ヒトを対象にした研究では、コラーゲンペプチドを含む食品を継続摂取した試験で毛髪の太さや密度の指標が改善したとする報告があります。 ただし、対象者や測定方法、配合成分の違いが大きく、すべての人に同じ効果が出ると断言できる段階ではありません。
海洋性たんぱくを含むサプリの臨床試験で髪の本数や密度の改善が見られた例もありますが、純粋な「コラーゲン単体」ではない研究も多いです。
このため、コラーゲン摂取は「髪を直接太らせる主役」ではなく、「頭皮環境を底上げする補助役」と捉えるのが現実的です。
基礎研究の世界では、毛包の加齢や幹細胞の維持にコラーゲン(特に17型など)が関わることが示されています。
ただ、経口のコラーゲン摂取で毛包内の特定コラーゲンを直接コントロールできるかは、まだ明確ではありません。
「可能性はあるが、過度に期待はしない」。
この中庸の立場が、いま時点のベストバイアスです。
なぜ「ビタミンC」や鉄とセットで語られるの?
コラーゲンは体内で絶えず合成と分解を繰り返します。 この合成反応に不可欠なのがビタミンCです。
ビタミンCは、コラーゲン特有のアミノ酸であるヒドロキシプロリンなどを作るための酵素を助けます。
不足していると、せっかく摂ったたんぱく質が「丈夫なコラーゲン」へと成熟しにくくなるのです。
鉄や亜鉛も、コラーゲンやケラチンの代謝に関与します。
コラーゲンの“効果感”を高めるには、サプリ単体に頼るより、たんぱく質+ビタミンC+鉄+亜鉛の「栄養チーム戦」を意識しましょう。
食事でできる!コラーゲンと髪のための栄養プラン
まずは一日の総たんぱく量を見直しましょう。 体重×1.0〜1.2g/日を目安に、肉・魚・卵・大豆製品・乳製品を散らして摂ると、髪の材料(ケラチン生成に必要なアミノ酸)を満たしやすくなります。
コラーゲンを含む食材は、鶏手羽・皮、すね肉、軟骨、魚の皮や骨ごと食べられる料理など。
一方で、ゼラチン質は消化でアミノ酸・ペプチドに分かれるため、「それ自体が髪に直行」するわけではありません。
脂質・塩分が過多にならない範囲で、日々の献立に少量ずつ取り入れるのがコツです。
ビタミンC源としては、いちご、キウイ、柑橘、パプリカ、ブロッコリーなどを毎食のどこかに。
鉄は赤身肉やレバー、あさり、納豆や小松菜などから。
亜鉛は牡蠣、赤身肉、卵、チーズ、ナッツ類に多く含まれます。
サプリを使うなら——選び方・続け方・注意点
選び方の目安は次の通りです。 「コラーゲンペプチド」表記(加水分解で吸収性に配慮)か、由来(魚・豚・牛)の表示が明確で、重金属やアレルゲンの管理、第三者認証の有無が確認できるものを。
続け方は「少量を毎日」。
短期で判断せず、まずは8〜12週間の連続摂取で体調や肌・頭皮の変化を記録しましょう。
実感が乏しければ中止し、別の栄養(総たんぱく、鉄、亜鉛)や生活習慣の見直しを優先するのが合理的です。
注意点として、魚・豚・牛のアレルギー、妊娠・授乳中、基礎疾患や服薬のある方は、開始前に医師へ相談を。
サプリは食品扱いで医薬品ほど厳格に規制されていないため、品質差が大きいことも覚えておきましょう。
「毎日のヘアケア」と組み合わせて相乗効果を狙う
髪と頭皮は外的ダメージの影響も大きいです。 ドライヤーは中温で根元から素早く、最後に冷風。 ブラッシングは目の粗いコームで摩擦を減らし、洗髪はぬるま湯で皮脂を落とし過ぎない。
紫外線対策(帽子・UVスプレー)や、頭皮の軽いマッサージで血行サポートも有効です。
睡眠不足や強いストレスはヘアサイクルを乱しやすいので、就寝・起床時刻を一定に保ちましょう。
「外から守る×中から満たす」の両輪で、コラーゲンの“土台づくり”を活かせます。
ケース別Q&A
Q: コラーゲンは髪を直接太くしますか?
直接の材料はケラチンです。 コラーゲンは頭皮の環境に関わる土台の役割で、個人差は大きく、効果は補助的と考えるのが現実的です。
Q: どれくらい続けると実感できますか?
まずは8〜12週間を目安に。 変化が乏しければ、総たんぱく・ビタミンC・鉄・亜鉛や生活習慣の見直しを優先しましょう。
Q: ビタミンCは一緒に飲むべき?
必ず同時でなくても構いませんが、日々の食事で十分に摂れているかは意識しましょう。 不足気味なら併用は理にかないます。
Q: 由来は魚・豚・牛どれが良い?
消化性や風味の好み、安全性管理で選びましょう。 魚由来は低分子をうたう製品が多いですが、個々の実感差が大きい領域です。
Q: 薄毛治療薬との併用は?
基本的に食品ですが、持病・服薬がある方は主治医に確認を。 治療の主役は医療、サプリは補助です。
まとめ
コラーゲンは「髪の材料」ではなく、「頭皮という畑を整える土台」。 研究は前向きな結果もありますが、誰にでも同じ効果が出ると断定できる段階ではありません。
だからこそ、総たんぱくとビタミンCを軸に食事を整え、必要に応じて品質の確かなコラーゲンペプチドを“少量を毎日・数か月”の方針で。
外的ダメージ対策や睡眠も並走させれば、コラーゲンの「環境づくり」という強みを最大限に活かせます。
過度な期待に振り回されず、あなたの生活に無理なく続く一歩から始めましょう。
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