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ポニーテールは頭皮に良くない?牽引性脱毛症の仕組みと今すぐできる“減圧テク”!
Is it true that too much a ponytail is not good for the scalp?
ポニーテールはなぜ頭皮に負担?牽引性脱毛症の仕組み
ポニーテールをきつく結ぶと、髪の根元が毎日少しずつ引っ張られます。
この「引っ張り(牽引)」が続くと毛包まわりに炎症が起こりやすくなり、生え際やこめかみの髪が細くなったり、抜けやすくなったりします。
これが牽引性脱毛症と呼ばれる状態です。
早い段階なら結ぶ習慣をやめるだけで改善しやすい一方、長い期間つづくと毛根の周囲が硬くなり、戻りにくくなることがあります。
「かわいく結ぶ」こと自体が悪いのではなく、「強すぎるテンションを毎日くり返す」ことが問題なのです。
こういう人は注意:セルフチェック
結んでいる最中や外したあとに頭皮が痛む、ズキズキする。
生え際やこめかみに短い切れ毛が増え、細い毛だけが“ふさ”のように残る。
結んだ跡の周囲に赤みやかゆみ、小さなブツブツが出やすい。
前髪やもみあげの密度が数ヶ月かけて目立たなくなってきた。
ヘルメットやターバン、きついカチューシャを長時間つけることが多い。
どれかに当てはまるなら、テンションの強い結び方を続けるのは控えめにしましょう。
今日からできる結び方の見直し
1) まず「強さ」をゆるめる
頭皮が動かないほどのギュッとした結びは避け、軽く触れて動く程度のフィットに抑えます。
痛みや頭痛が出たら、そのスタイルは強すぎるサインです。
外して休ませましょう。
2) 位置をローテーションする
毎日同じ高さ・同じ分け目で結ぶと、同じ毛根に負担が集中します。
高い位置・低い位置・横結びなど、日替わりで位置を変えて負担を分散しましょう。
3) 太めで引っかからないヘアゴムに替える
金具付きや細いゴムは局所的に力がかかりやすいもの。
太めでシリコンレス、布で覆われたタイプやシュシュなど「面」で支えるものに替えると、テンションがやわらぎます。
4) 濡れ髪では結ばない
髪が濡れているとキューティクルが開いていて切れやすく、結びグセもつきやすくなります。
根元までしっかり乾かしてから結ぶだけで、ダメージはぐっと減らせます。
5) 就寝時はほどく、休日は“休髪デー”に
寝返りの摩擦と結びの引っ張りが重なると、夜のあいだも負担が続きます。
寝る前は必ずほどき、休日は髪を下ろして過ごす日を作りましょう。
それでも結びたい日の“減圧テク”
高さは「やや低め」が基本です。
後頭部のカーブに沿わせて結ぶと、引っ張りが一点に集中しにくくなります。
前髪やサイドを少し下ろして“抜け感”を作ると、こめかみ周囲の張力が下がります。
まとめ髪の前に軽くコンディショナーやアウトバスをなじませ、乾燥による引っかかりを減らすのも有効です。
運動や仕事でキュッとまとめる必要がある日は、終わったら早めに外して頭皮をそっとほぐしましょう。
頭皮の炎症サインが出たらどうする?
赤み、かゆみ、小さなブツブツ、フケが増えるなどのサインは、「今の強さは強すぎる」という合図です。
まずは結ぶ強さを下げ、数日〜数週間は負担の少ないスタイルに切り替えます。
清潔と保湿を心がけ、爪を立てずにやさしく洗いましょう。
症状が強い、痛みが続く、膿をもつブツブツが出るときは自己判断でケアを重ねず、皮膚科へ相談してください。
いつ医療相談すべき?
生え際が月単位で後退している、分け目が広がる、触れると痛い・熱い感じが続く。
外しても頭痛や違和感が取れない、写真で見て明らかに薄くなっている。
こうした場合は牽引性脱毛症が進行している可能性があります。
早期は戻りやすい一方、長期化すると瘢痕が残って戻りにくくなることがあるため、早めの受診が安心です。
ポニーテール以外で気をつけたいこと
長時間のエクステや重いヘアピース、きついカチューシャやターバン、サイズの合わないヘルメットも、引っ張りや圧迫の原因になります。
熱や薬剤ダメージが重なると切れ毛が増え、結ぶたびにさらに絡みやすくなります。
スタイリング剤や熱は必要最小限にし、髪が引っかからない環境を整えることも大切ですよ。
FAQ
Q: 毎日どのくらいなら結んでも大丈夫?
「痛くない強さ」「位置を日替わりで変える」「就寝時はほどく」を守れば、負担は大きく減らせます。
同じ強さと位置で毎日長時間は避けましょう。
Q: 濡れた髪で結ぶのは良くない?
はい。
濡れ髪は切れやすく、ゴムの摩擦で傷みが進みやすいです。
根元まで乾かしてからゆるめに結びましょう。
Q: エクステやヘルメットはどうすれば?
長時間の牽引や圧迫は悪化因子になります。
装着時間を短くし、痛みや違和感が出たらすぐに調整しましょう。
Q: 元に戻りますか?
早期に負担をやめれば戻る可能性がありますが、長く続いた場合は戻りにくくなることがあります。
不安が続くときは早めに皮膚科へ。
まとめ
ポニーテールそのものが悪いのではなく、「強すぎる結びを、同じ場所で、長時間くり返す」ことが問題です。
痛みや赤みは、頭皮からの大切なサインです。
ゆるめる、位置を変える、濡れ髪で結ばない、寝る前はほどく。
小さな工夫の積み重ねが、生え際とこめかみを守ります。
不安や変化が続くなら、無理をせず専門家に相談しましょう。
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